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  • 【アートと経済】アートと経済の融合がもたらす企業革命!「アートと経済」総集編
【アートと経済】アートと経済の融合がもたらす企業革命!「アートと経済」総集編

2024.08.22 放送分

【アートと経済】アートと経済の融合がもたらす企業革命!「アートと経済」総集編

第197回アートリーアカデミア

THEME

【アートと経済】アートと経済の融合がもたらす企業革命!「アートと経済」総集編

ARTICLE SUMMARY

この記事でわかること

アートとビジネスの融合は、作品を販売したり企業活動を装飾したりすることだけではありません。この記事では、固定観念を知ったうえで破るアート思考、アーティストが描く長期ビジョン、創作と商業を両立する実践、企業とアーティストの協働によってコンセプトや企業価値を育てる方法を紹介します。

  • アート思考と商業思考の違い
  • 固定観念を知り、破るためのプロセス
  • 創作活動と収益を両立するアーティストの実践
  • 企業とアーティストが協働する価値

企業がアーティストへ完成した案を渡し、見た目だけを整えてもらう。それだけでは、異なる思考を迎える意味は小さくなります。番組では、アートと経済を結びつける価値を、売れる作品づくりではなく、企業の前提を揺さぶり、未来を描く視点を増やすことから考えました。

ART THINKING

期待に応える商業思考と、期待を超えるアート思考

番組では、アートはまず自分が喜ぶものを生み出し、そこに他者の喜びが加わるとビジネスになるという見方が示されました。アーティストは芸術や景色、さまざまな体験を取り込み、潜在意識からアイデアを生み出します。

一方、商品として届ける段階では、市場や顧客を捉える商業思考も必要です。VEDUTAの渡邉さんは、期待に応えるだけでなく、慣れた観客の期待を超え続ける創作側と、事業を成立させる側を分けて考えていると語りました。

UNLEARN

固定観念をなくすには、まず固定観念を知る

自由に発想しようとしても、自分が何を当たり前だと思っているか分からなければ、その外へ出ることはできません。番組で紹介されたのは、固定観念をなくすには、固定観念そのものを知る必要があるという考え方です。

既存の型や歴史を学び、そのうえで意識的に破る。アート思考は、知識を持たずに思いつくことではなく、前提を見つけ直すプロセスとして捉えられます。

VISION

不確実な時代に、遠い未来を描く視点

目の前の市場だけを見ても、変化の先にある社会を正確に予測することは困難です。番組では、アーティストが長い時間軸でビジョンを描く特性に注目し、その想像力を経済や社会へ生かせないかが議論されました。

人の心を動かす普遍的なもの、時代背景、社会へ伝えたいことを考える視点は、短期的な収益計画とは異なる角度から企業の未来を照らします。

PRACTICE

創作を続けるために、商業の基盤を分けてつくる

渡邉さんは、和服をストリートブランドとして高めるVEDUTAの活動と並行し、成長するゴルフ市場でアパレルの業務委託を受ける実践を紹介しました。需要喚起に時間がかかる大きな目標を持ちながら、生活費、制作費、プロモーション費を生む商業の仕事も行う方法です。

創作と収益を一つの商品だけで同時に成立させようとせず、役割を分けて循環させる。その設計が、長期的な表現を続ける足場になります。

COLLABORATION

アーティストに答えではなく、異なる視点を求める

企業とアーティストの協働では、企業が用意した案を形にしてもらうだけでなく、『あなたならどう考えるか』を問い、構想の段階から参画してもらうことが提案されました。目的は、成果物にアートらしさを足すことではなく、企業だけでは持ちにくい視点を入れることです。

収益という要件から一度離れると、哲学、時代背景、社会へ伝えたいことが議題に上がります。SDGs、エシカル、ESG、ウェルビーイングなど、企業が経済価値だけでは語れないテーマへ向き合う現在、アーティストとコンセプトやビジョンをつくることは、企業価値を考え直す機会になります。

番組が導き出した要点

アーティストと、企業のコンセプトビジョンをつくる。

PRACTICE

実践のための4つのステップ

  1. 自社の固定観念を言葉にする

    業界の常識、顧客像、収益条件など、無意識に置いている前提を明らかにします。

  2. 構想段階からアーティストを迎える

    完成案の装飾ではなく、問いや目的を共有し、異なる視点を求めます。

  3. 長期ビジョンと社会への意味を描く

    短期の売上だけでなく、未来に何を残し、人の心をどう動かすかを考えます。

  4. 創作と商業の持続可能な関係を設計する

    表現を続ける活動と収益を生む活動の役割を整理し、互いを支える循環をつくります。

WATCH THE PROGRAM

アートと経済が交わる瞬間を、番組本編で

アート思考、VEDUTAの実践、企業とアーティストの協働まで。具体的な経験から企業価値のつくり方へ広がる議論を、ぜひ動画でご覧ください。

番組本編を動画で見る アートリーアカデミアを見る
番組トーク全文を読む出演者による議論を、放送時の流れに沿って掲載しています。

TOPICS

テーマ討論

渡邉
アートは自分だけが喜べばよくて、で、ビジネスになるとプラス人も喜ばしたらビジネスになるわけです。 要はインプットとアウトプットが比例するっていうことなので、芸術を見たり、いろんな景色を見たり、いろんな体験をするっていうのを苦なくできる人がアーティストとして向いてると思うんですよ。
原
なるほどね。これなかなかだからみんなが学んでできることじゃないんじゃないのかなって。
佐藤
潜在意識の中から生み出てくるものを、要はアイデアとして使う。これが基本的にアート思考なんだよね。
原
うーん。
佐藤
で、ここから売れる売れないかっていうのは、その後のプロセスは多分一緒だと思っていて。
原
うんうん。
渡邉
あの期待に応えるんじゃなくて、期待を超えてくるのを求めてる人たちもいて、目がどんどん超えていくんで、VEDUTAにも慣れてきちゃうんで。 今まで通り作ってる、あ、なんか今回面白くないなって思われるの嫌なんで、そういう風にこのプロダクトアウトのところがアート思考、こっちは商業思考でやってます。 なるほどね。 とにかく固定概念がある以上はアート思考は生まれないし。
原
うんうんうん。
佐藤
アート思考をビジネスに活用するってこともできないよね。だから固定概念をなくそう。
原
なるほど。
渡邉
志村けんさんもおっしゃってたんですけど、固定観念をなくすには固定観念を知ってなきゃいけないんです。
佐藤
確かに確かに。まずは勉強して知ると。
佐藤
知って。
佐藤
そして破ってと。
佐藤
そうですね。
佐藤
じゃあまさしくそれがアート思考をビジネスで活用する手法かもね。
原
うんうん。

TOPICS

アートが経済と社会へ与える可能性

佐藤
経産省が初めてアートについて、その要はこういう研究会を実施したってことで、ちょっとまあ話題になってて、この経済や社会で、そのどういった影響を与えて、どういったポテンシャルがあるのか。 アーティストの思考って、その100年、200年とか、結構先のビジョンっていうものを予測して、要は描けるっていう特性があるらしくて。 それがまさに不確実性。 今目の前のこと見てても何があるかわからないから、だから結局向かってく先のところっていうところに対して、要はアーティストの想像力とかを、要は拝借したいっていう考え方があったりするっていうところ。
村上
どんなに世界が発展しても、もうみんなの心を動かすものっていうのはもう変わらないっていうところなんでしょうね、きっと。
佐藤
そうだと思う。
村上
だからこそ、企業と結びついて、その変わらない、これを見ると人は感動するっていう、もう変わらない普遍的なものを取り入れていこうっていう考え方なのかもわかんないですね。

TOPICS

VEDUTAが実践する創作と商業の両立

渡邉
そう、僕もそのVEDUTAという和服をストリートのブランドとして高めていく。 ただ、呉服業界っていうのはどんどん廃れていって、当然パイが小さい中で服を作っても売れないわけで、ここは消費者の需要喚起をするところから始めなきゃいけないっていうところで時間はかかると。 これは大きいゴールなんですけど、それをやるために、じゃあ日々の生活費、制作費とかプロモーション費を稼ぐために、同じデザインなんだけど、じゃあゴルフの市場が盛り上がってきた中で、じゃあゴルフアパレルの業務委託を受けて、それで商業的なところは潤して、それでVEDUTAを走らせ続けるという、分けてるんですよね。
原
うーん。
佐藤
作品を、要はで食おうという考え方になるとそうなるんだよね。
村上
確かに。

TOPICS

企業とアーティストの協働

佐藤
だから解釈の違いだけであって、イメージ的にはコラボレーションをするっていうイメージで考えていくといいのかなっていう、アーティストとしては。
原
なるほど。
佐藤
企業側からどういうふうに価値を高めれるかって話だから。
原
そうだよね。だからそれこそ企業側からは逆に案としてはどうでしょう?しか多分言えないと思うんだよね。
佐藤
いや、必ずしもアートじゃなくてよくて。
原
はい。
佐藤
なんて言うんだろうな、その、やっぱ参画してもらうのがいいのかなと思うんだよね。 渡邉さんだったらどう考えますかのところを要は求めとって、それで一緒に生まれるものが、要はプロダクトのさっきの部分になってるから。 アートのビジネスがひっつくってことは、根本的には視点が違い、視点を広げられるっていうこと。
原
そうだよね、そうだよね。
佐藤
単純に。そこはまず大きいんじゃない。
原
大きいよね。
佐藤
金にしようと思って作品作ってねえから、最初から。
原
そう。
佐藤
アーティストは。さっきも言ってたけど。だから金っていう、なんていうの、そのお金っていう、あの、用件、用件がなくなるわけよ。マネタイズするっていう用件がなくなるから。
原
そう。
佐藤
そしたら次何考えるかな、話。
渡邉
哲学。
佐藤
哲学だよね。 哲学だとか時代背景だとか、そういうこと考えていくじゃん。 社会に伝えたいことだとか。 でもこれが今、実はビジネスのシーンで求められてることじゃん。SDGsとかエシカル、ESG、ウェルビーイング、ウェルネスとか。
村上
確かに。
佐藤
全部だからこれアート思考、アートの話なの。
原
そういうことか。
佐藤
もうお金じゃないような話になってきてるんだよ。だからアーティストの話なのよ。
原
なるほどね。
佐藤
コンセプトビジョンを作ってもらうっていうのがいい。
原
なるほど。
村上
なるほどね。
佐藤
それが企業価値を高めることに繋がっていくんじゃないでしょうか。あれ、もう終わっちゃった?

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