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  • 課題
    • ライブコマースの事業仮説を、動くPoCで検証
  • 解決策
    • 視聴しながら購入できる、独自のライブコマース基盤を開発
    • アプリと番組を同時につくり、実際の顧客体験として検証
    • 会場へ持ち出せる配信システムで、運用場所を拡張
    • 設計・実施内容
  • 成果
    • 構想を、顧客が体験できるサービスモデルへ
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ライブコマース事業をPoCで検証。接客・番組・購入を一体化したサービスモデルを開発

決済・投げ銭機能を備えた販売基盤と、商品価値を伝えるライブ番組を同時に構築

氣凰堂グループ |
美容・コスメ|美容ビジネス

この事例から得られる学び
  • PoCは機能を見せるためでなく、接客から購入までの連続体験を確かめる
  • システム単体では、出演・配信・販売運用の詰まりは見つからない
  • PoCの成果は売上だけでなく、必要機能と事業化条件を見極めること

施策サマリー

ライブコマース企画 / Webアプリ開発 / 決済機能 / 投げ銭機能 / 特別価格ボタン / UI・UX調整 / 配信番組制作 / スタジオ配信 / 出張配信システム

課題ISSUES

  • 実店舗の接客をオンラインへ拡張するライブコマースの事業仮説を、実際に操作できる形で検証する必要があった
  • システム開発だけでなく、番組の見せ方、双方向コミュニケーション、購入までを一つの顧客体験として確かめる必要があった
  • 本格的な事業化や顧客導入の前に、必要な機能と運用体制を具体化する必要があった

ライブコマースの事業仮説を、動くPoCで検証

コロナ禍で実店舗の接客機会が減少する中、映像で商品を紹介し、質問に答え、その場で購入できる「ライブコマース」の可能性に注目しました。

本プロジェクトは、導入後の売上成果を示すクライアント事例ではなく、構想段階のサービスを実際に触れられるPoCへ変え、顧客体験と運用体制を検証した開発プロジェクトです。技術のデモで終わらせず、システム、番組、スタジオ、現場運用までを一体で試しました。

解決策SOLUTION

  • 商品紹介・チャット・購入・決済を一つにしたライブコマースのPoCを開発
  • 投げ銭・配信限定価格など、異なる収益モデルを体験できる機能を実装
  • 自社スタジオで実際の番組を制作し、アプリと配信運用を同時に検証

視聴しながら購入できる、独自のライブコマース基盤を開発

方向性が定まると、ARTORYは独自のライブコマースWebアプリを開発しました。ライブ映像とリアルタイムチャット、カートを同じ体験の中に配置し、番組を楽しみながら商品購入まで完結できる設計です。

決済機能に加えて投げ銭機能も導入し、商品販売以外のマネタイズにも対応しました。さらに、クライアントから寄せられた「配信中だけスペシャルプライスで購入できるボタンがほしい」という要望を実装。ライブを今見る理由と、その場で購入する動機を機能として組み込みました。

アプリと番組を同時につくり、実際の顧客体験として検証

プラットフォームだけを完成させても、ライブコマースは成立しません。商品の魅力を伝え、視聴者との会話を生み出す番組コンテンツが必要です。

ARTORYは自社スタジオ「ATELIER ARTORY」でデモンストレーション番組を制作し、開発したアプリ上で実演配信テストを実施しました。本番と同じ環境をつくり、出演者の進行、商品説明、チャット、購入導線が一連の体験として機能するかを確認。アプリ上での見え方も細かく調整しました。

システム開発とマルチメディア制作を一つのチームで進めることで、画面上の機能と番組進行を相互に改善できる体制を構築しました。

会場へ持ち出せる配信システムで、運用場所を拡張

スタジオ配信に加え、さまざまな会場からライブコマースを実施できるよう、モビリティの高い機材構成も設計しました。

会場には6m×2.7mの配信用ブースを設置し、カメラ3台、照明2灯、メインオペレーター1名で運用できるフレキシブルなシステムを構築。美容家による商品説明など、実演を交えた配信テストを行いました。

場所に縛られない構成にすることで、店舗、催事会場、展示会など、商品と顧客が出会うさまざまな場所をライブコマースの販売拠点へ変えられます。

会場に設置したライブコマース配信ブース
なぜこのアプローチか
項目 内容
なぜライブコマースか 商品説明と視聴者の質問対応をリアルタイムで行い、店舗接客に近い体験をオンラインでつくるため
なぜアプリを独自開発するのか 決済・投げ銭・特別価格など、事業モデルに合わせた販売機能を柔軟に組み込むため
なぜ番組も同時に制作するのか 機能だけでなく、商品の価値を伝えて購買意欲を生み出すコンテンツまで一体で検証するため
なぜ可搬型システムか スタジオだけでなく店舗やイベント会場など、顧客接点のある場所から配信できるようにするため

設計・実施内容

事業構想・DXコンサルティング / ライブコマース企画 / Webアプリケーション開発 / UI・UX設計 / カート・決済機能 / 投げ銭機能 / 特別価格ボタン / リアルタイムチャット / 配信番組企画・制作 / スタジオ配信 / デモンストレーションテスト / 出張配信システム設計 / カメラ・照明・配信オペレーション

成果RESULT

  • 視聴・双方向コミュニケーション・購入を一連で体験できるPoCを構築
  • 決済・投げ銭・配信限定価格など、複数のマネタイズ方法を検証可能に
  • 後のオンライン奉納や伝統工芸ライブコマースへつながる、開発・番組制作・運用の基盤を確立

構想を、顧客が体験できるサービスモデルへ

アプリの画面だけを開発するのではなく、実際に商品を紹介する番組を制作し、出演、撮影、コメント対応、購入操作までを一連の体験として検証しました。

このPoCで得た、番組と購入機能を一体で設計する知見は、後の豊川稲荷におけるオンライン奉納や、比叡山延暦寺から伝統工芸を発信する多言語ライブコマースへ発展しています。

ARTORYだからできたこと
  • ビジネスモデルの理解から入り、接客DXの構想をライブコマースとして具体化
  • Webアプリ開発と番組コンテンツ制作を同じチームで並行して推進
  • 決済・投げ銭・特別価格など、クライアントの販売戦略に合わせて機能を実装
  • 自社スタジオと可搬型の配信機材を活用し、開発後の実演・運用まで検証

この事例から得られる学び

  • 接客DXでは、商品を売る機能だけでなく、顧客の疑問へ応える会話設計が重要
  • ライブ限定の価格や投げ銭など、リアルタイム性を機能に反映すると視聴・購入の動機をつくれる
  • プラットフォームとコンテンツを同時に検証することで、実運用に強いサービスへ改善できる
  • 可搬性のある配信システムは、店舗・催事・展示会など販売チャネルの拡張につながる

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