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【パーパス経営】ビジネスで重要となるパーパス経営とは?

2022.08.11 放送分

【パーパス経営】ビジネスで重要となるパーパス経営とは?

第93回アートリーアカデミア

THEME

【パーパス経営】ビジネスで重要となるパーパス経営とは?

今回のテーマは「パーパス経営」。自社の存在意義を明確化させることで、社会との強い繋がりを意識する経営方針のことだ。最近生まれた概念のため、まだまだ知られていないが、この先のニーズはどんどん増えてくるだろうと考えられている。「競合と差をつけるには?」を主題に話は展開され、アートリーアカデミアでは、どのような答えを見つけたのかをご覧ください。

TOPICS

フリップ解説

佐藤
今夜も始まりました、アートリーアカデミア。本日のテーマは、「パーパス経営で競合と差をつけるには」です。
井戸
さっそくフリップを見ていきましょう。
蒲生
「パーパス」とは、「目的」や「意図」などの意味で、「パーパス経営」とは、「自社の存在意義を明確にする」ことで、「社会との繋がりを強く意識する経営スタイル」のことです。今回のフリップでは「パーパスは経営理念と近い」とあり、あとは「企業理念」と一括りになっています。ちなみに、一般的に「企業理念」は、「社会の変動に合わせて、5〜10年単位で少しずつ変わっていくこともあるもの」のようですが、「経営理念」は、「経営者が変わらない限り維持される」ものだそうです。
佐藤
要するに、「パーパス」というのは、「経営者が掲げるイメージ」みたいなものですか?
蒲生
経営者が、「『自社が何のために存在するのか』を考えること」と言いますか……。「経営者としての舵取りの指標」が「パーパス」ですね。
佐藤
ということは、結局「パーパス」も「時代とともに変わっていく」イメージだよね?
蒲生
確かに、「企業理念は変わって」いきます。だけど、「経営理念」は「持続可能」と言いますか、「経営者が自分である限り変わらない」ことが前提になります。
佐藤
つまりは「経営者や経営陣が掲げる目標」ということだね?
蒲生
そうですね。各企業におけるパーパスの事例は、次のフリップにまとめています。
井戸
「企業が掲げるパーパスの事例」となっています。まず『ソニー』は、「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」をパーパスとして掲げています。次に、『東京海上ホールディングス』は、「お客様や地域社会の“いざ”を支え、お守りする」をパーパスとしています。最後に、『味の素』は、「アミノ酸のはたらきで食習慣や高齢化に伴う食と健康の課題を解決し、人々のウェルネスを共創します」とあります。
佐藤
何だか、「具体的なものから抽象的なものまである」ね。
蒲生
これらのパーパスは、「私たちの会社はこうした目的を達成するために存在していますよ」というメッセージ を「テキスト化させた」わけですね。それでもって、いわゆる「ステークホルダー」……、「取引先」や「投資家」、「社員」などに「共感していってもらおう」というわけです。
佐藤
確かに、こうした「企業の想いがテキスト化されたもの」があれば、「分かりやすい」よね。(原)先生はいかがですか?
原
お客さんと話をする中でも「経営理念の話」は、「よく話題に挙がり」ますけれども。この頃増えたのは、「『会社の存在意義』を取引先に打ち出していきたい」という相談なんですよ。だけど、初めは「パーパス経営」自体にピンと来ていなかったんです。とは言え、「企業価値を他社に見せたい」……。要は「取引先や売掛先に向けて、『自社の価値がどれだけあるか』を見せていきたい」わけですから。それから、「従業員に『自分たちのしている仕事に自信を持ってもらいたい」という理由で「打ち出したいのだけれど」相談を持って来る方も増えてきていて。おそらく背景には「SDGsもある」とは思いますけれど、「こうしたことを考える経営者が増えてきた」とはすごく感じていたので。だから、今回のテーマには、「すごく広がりを感じています」ね。
佐藤
ところで、「企業理念」や「経営理念」は、具体的に「どう」変わってくるんだろうね? 『ソニー』は「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」とあるけれど……。おそらく厳密には、「パーパス」と「経営理念」とは「別物」なのかもしれないよね。推測するに、「パーパス=目的」のようなイメージだろうと思うけれど……。とは言え、これ(「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」)が、「『ソニー』の企業理念」だとするなら、「1枚目のフリップ(「パーパス経営とは」)」で言うところの「ピラミッド」の……。
井戸
差し詰め、これ(「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」)を「パーパスとする」なら、下位の「ビジョン」などは「どうなっているのか?」ですか?
佐藤
そう! 「それを言いたかった」の!
蒲生
もちろん、「『ソニー』のパーパス」は、「2行だけではなく」この後ろに、「ミッションはこうです」や「バリューはこれです」という「続きがあり」まして……。今回は、「掲載スペースの都合上、「根幹となるところだけを取り上げた」という話です。(※『ソニー』のパーパス・「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」の後ろには、「バリュー」として、「夢と好奇心:夢と好奇心から、未来を拓く。」、「多様性:多様な人、異なる視点がより良いものをつくる。」、「高潔さと誠実さ:倫理的で責任ある行動により、ソニーブランドへの信頼に応える。」、「持続可能性:規律ある事業活動で、ステークホルダーへの責任を果たす。」の4項目が続く。)
佐藤
要するに、「経営理念」と「パーパス」は「別物」ということだよね? ……「パーパス経営」という言葉には、「何となく」でも「パーパスを主体に置いた経営方針」みたいなイメージがあったけれど……。
原
おそらく、「かつては『コンセプト』みたいな表現をされていたもの」が、「『パーパス』という言葉に変わっている」ような気がします。
佐藤
「コンセプト」は、日本語で言うと、「種目」……?
原
「趣旨」や「概念」ですね。
佐藤
要は「パーパス」だから……。そう言えば、この間「パーパスとは何ぞや?」みたいな話をうち(アートリー)の社員としていたのだけれど、「直訳する言葉がない」んだよね。そうは言っても俺は「インターナショナルスクールで育ってきている」から、「小学生の頃から『この話のパーパス(目的)は何?」みたいなことは言われて育っているから。実際に、「口癖かのように」(インターナショナルスクールの)先生たちは、「何を言いたいのか分からない人」がいる時は、 例えば「what’s the purpose of the story?(この話の目的は何?)」や「what’s the purpose?(目的は何?)」みたいな感じで、「何が言いたいのか?」を問うていたから……。
原
(インターナショナルスクールでは、)そうした問いかけられ方をされるんですね?
佐藤
学校では本当にそういう感じだったよ。
久田
実に「当たり前に使うワード」なんですね!
佐藤
「極自然に」使うよ!
原
だからそれこそ私は、最近になって「そういう言葉」として「知った」わけですが、「そもそもある表現」だったわけですね? とは言え、「日本人的な考え方」からすると、「『限りなく造語に近いもの』なのかな?」と……。
佐藤
確かに、「パーパス経営」という単語を「日本語で話している」と、「何かと紐付けたがる」みたいな……。
原
「関連付けるような表現」には「どうしてもなり」ますよね。だからか、うち(原辰彦税理士事務所)の顧客である経営者層からは、「うちの会社の存在意義をきちんと示したいんだ」とはしばしば言われるんですよ。
佐藤
確か、渡邉さんのところの『VEDUTA』は、「イタリア語で【景色】という意味」だったよね?だから「パーパス」は「日本人の『和の心』の象徴である和服を日本人はもちろんのこと、『世界中の人が当たり前に着ている風景や世界』を作りたい」みたいなことだよね? だから、「そのパーパスを実現するため」に、今は「和服というアパレル」に「主軸を置いて」いて、さらに「新作を出す」ことで、「パーパスを実現させるための活動をしている」わけだよね? だから、そこを踏まえると、『ソニー』のような「コングロマリットな会社」になると、「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」と言うにしても……。……「正直なところを打ち明ける」と、実はアートリーも「少なからず似たようなことを考えていた時期がある」けれど……。だけど、これ(『ソニー』のパーパス)は、もはや「次元が違う」から。だから、この場合は、「どちらかと言えば『理念』のように感じるところもあって……。……要するに、(『ソニー』は)「コングロマリットな側面がある」から、「どこかボヤけた感じになってしまう」と言うか……。だから本当はおそらく、「企業のパーパス」や「それに基づくパーパス経営」は、「大規模な会社の場合は、細分化されるべき」なのかもしれないよね。例えば、「『ソニー』ゲーム事業部のパーパスは、『ゲームで何々をすること』です」みたいな具合に……。
久田
要は「部署ごとに設定すべき」ということですね?
佐藤
「音楽事業部のパーパスはこれです」みたいなね。 だから本来は「パーパスは大きなものを1つだけ」でなくて構わないと思うんだよね。例えば『VEDUTA』であれば、「服飾事業1本」だから、仮に「関連事業が生まれた」としても、「基本的に分かりやすく」できそうだよね。……何だか、「話が少なからず脱線する」かもしれないけれど、「『VEDUTA』に関連事業が生まれた」と仮定した場合、「和」と言うか、「伝統的な和のアイデンティティ」みたいなところを「理念に落とし込んでいく」ことになりそうだよね。例えば、「和服を再解釈して」や「(世界中のあらゆる人が)和服着ている景色を作りたい」みたいな感じで。だから 、仮に「理念にまで落とし込んでいく」とすると、「日本人としてのアイデンティティを広げていきたい」みたいなことになりそうだよね。だから確かに、(「パーパス」とは)「目的」なのだろうね。要は「具体性が求められる」と言いますか。だから、『東京海上(ホールディングス)』や『味の素』は「分かりやすい」よね。(『東京海上ホールディングス』は)、「(お客様や地域社会の)“いざ”を支え、お守りする」。『味の素』は「アミノ酸(のはたらき)で〜」と言っているわけだよね? だから、「切り取り方が悪かった」のかもしれないけれど、「『ソニー』のパーパス単体だけ」を見ていると、「これはパーパスなのか?」と思うところも……。
原
ちなみに、 実は『ソニー』のパーパスは、「YouTubeに動画があり」まして。だから、「プレステ」や「映像」など各部門のパーパスは、「そこ(YouTube上の動画)から見られる」仕様になっています。
佐藤
要は、「各部門1つ1つにパーパスがある」わけ?
原
そのようです。
佐藤
だから、「理想」とまでは言わないけれど、本来は「事業ごとにパーパスがあるべき」だよね。それで「パーパス経営」みたいな「造語を考える」と、「パーパスポートフォリオ戦略」のような……。
原
また「新しい言葉」が出た……。
佐藤
(原先生が「新しい言葉」だなんて言うけれど、要は)「ブランドポートフォリオ戦略」の文字りだよ? 例えば、「『LVMH』が『LOUIS VUITTON』や『DIOR』を(傘下に)持っている」みたいな「多ブランド展開」の企業では、「(ブランド)ポートフォリオ戦略」が行われているよね? だから、「パーパス」にも「ポートフォリオ戦略が導入される」ようになれば、「パーパス経営」も「さらに進化する」ようには思うけどな。要は(『ソニー』の例ではないけれど、)「上場企業やナショナルカンパニー」などの場合、「単一のパーパス」では「(パーパスそのものが)不明瞭になる」だろうから……。
久田
要するに、(『ソニー』の事例のように、パーパスそのものが)「抽象的になってしまうから」ですか?
佐藤
そうは言っても「どうしても理念化してしまう」ところは否めないよね。要は「唯一のお題目を掲げようとする」から、特に「業界が同じ」であると「どこの企業も理念が似通ってくる」わけで。だから、「他社との差別化」に焦点を当てていくのであれば、遠からず「パーパスポートフォリオ(戦略)」みたいなものも「派生してくる」ような気もするけどね。
原
しかも今は、「様々な産業の転換期」なので、「事業の転換期」でもあると思います。
佐藤
確かに、「テクノロジーが進化していることを踏まえ」て、「新しい資本主義を作る」みたいな「パーパス」を「日本政府が掲げている」わけだよね? そうは言っても、今の資本主義が「2.0」なのか「3.0」なのかまでは知らないけど。だけど、それ(日本政府が掲げる「新しい資本主義」)は「パーパス」なわけだよね?
原
(テクノロジーの発展によって、)「産業そのものが変化していく」わけですから、「これまで売っていたモノや提供してたサービスも変化していく」わけですよね? だからか、「事業体そのものを全く違うものに変えていこう」というところが、大手に限らず中小企業でも結構増えている」んです。要は「今までやっていたことをバッサリ止め」て、「次世代に向けた事業に変えていこう」という流れの中で、「パーパス」という名目で、「存在意義やその目的」、「理念の深度」を考える方が、「結構増えている」わけです。だけど、「(我々より)上の世代」の場合、「経営理念を変えない」傾向にあるんですよ。要は「今までそれでやってきたから」という理由から。だけど、世代交代を経て就任した「2代目や3代目の方」は、「自分の色を反映させていきたい」という思いがあるので、「積極的にパーパス経営を取り入れようとする」みたいです。
佐藤
……ということは、今日の俺の話は(原先生の心に)「刺さった」わけだね?
原
刺さった! すごく刺さった!
井戸
そのようですね。

TOPICS

テーマ討論

佐藤
そろそろ「課題に戻り」ましょう。「パーパス経営で競合に差をつけるには」ですが……。渡邉さんはどうですか? 「和服の再解釈」には「競合」は存在するの? 実際、「注目している企業は多い」ですよね?
渡邉
「同じ分野(日本のアパレル)ではいな」くて、もはや「パリコレに出るレベルのハイブランドしか注目していない」みたいな話にはなりますが(苦笑)。ちなみに、(『VEDUTA』の)「パーパス」は、一言で表せば、「日本人の誇りを取り戻す」なんですよ。要は「外国人にも和服を着せたい」わけではなく、「海外から認められると、逆輸入的に日本人が受け入れてくれる」みたいな傾向があるので、「あえて遠回りをして」、「パリやニューヨークなどを先に攻めている」わけです。傍から見ていると「何をまどろっこしくことを」と思われるかもしれませんが、そうした手間をかけたほうが、「日本人のショップのバイヤーさんやお客さんたち」が、「海外で受けているなら」や「評価されているのであれば」と「分かりやすく手に取って」くださるわけですよ。だから「最終目標」として「日本人の誇りを取り戻す」ことが、「『VEDUTA』という着物ブランドのパーパス」のわけです。もちろん、「パーパスがあってビジョンがある」わけですから……。……「ビジョン」については、「のちほど軽く」説明します(笑)
佐藤
七菜子は「一社員として」は「パーパス経営」に対して「どう思っている」の? もちろん、「うち(アートリー)のことでなくても構わない」から、「一般的にはどう見えているのか?」を教えてもらいたいわけだけど……。
久田
私は「どこの会社に勤めるか」は、「人生の大半」と「自分の才能」を「どこにベットする(賭ける)か」であると思っていて。要は「時間や自分の才能をどこに使っていくかを選ぶ」わけですから。だから、「パーパス経営を開示する」ことで、「うちの会社はこんな思いで(ビジネスを)やっているよ」という観点から「会社を選んでいける」わけですから。結局、今の社会では、「『お金を稼ぐために働く』みたいな人が多い」けれど、「社会と接する最初の入り口」と言うか、「会社を通して自分の才能を発揮して、自分の能力を使っていく」ために、「どの会社で自分の能力を発揮できるか」や「(自身の)能力を発揮することで社会に認められること」に対して「働くことの喜び」のようなものを「見出してもらえる」ようになれば、「さらに面白くなるのにな」と言うか、「誰もが皆輝いて働けるのに」とは、「すごく思う」ので、これ(パーパス経営)は「どんどん進めていってほしい」と思います。
佐藤
確かに「採用活動」では、「競合との差別化」は、「働く人が変わる」ことで、「全部変わってくる」わけだものね。
原
確かに、「入り口=採用」かもしれないけれど、長く働いていくことで、「ステージが変わっていく」わけですよね。要は「職位が変わる」や「携わる業務が変わる」みたいな感じで。だけど、「この会社にいることの目的は何か?」みたいな理由を「従業員一人一人が言えるようになること」は「会社としてはすごく強み」のように思います。
佐藤
それに、俺が今思ったのは、「取引先やパートナー(企業)に対してもそう」だよね。
久田
結局、「パートナー選び」ですからね。
佐藤
今まで具現化させてこなかったけれど、『アートリー』という社名はそもそも『アーティーファクトリー』であったわけで……。要は「アーティーファクト(文化財)のファクトリー(工房)」……、つまり「文化財として残るようなモノを大量に作りたい」みたいなイメージなんだよ。だから、「現代のテクノロジーやデザイン」だけでなく、「日本人に普遍的にあるアイデンティティ」などを活かした「日本人だからこそできる創作をしていきたい」という思いから、「様々なものを開発してきている」わけだから。だから、(原)先生たちのように、「賛同してくれる人たちもいる」わけで。あとは、「渡邉さんを応援したい」と思う気持ちは、単に「同い年だから」だけでなく、「和服を通じて日本人の誇りを取り戻す」というところに、俺自分も「(日本人として)そうだよな」と思ったところがあるからで。だから結局は「賛同」なんだよね。だから、今回の「延暦寺の件(※2022年10月10日開催の『伝燈LIVE』のこと)」でも、(延暦寺には)「1200年の歴史がある」ことから、「文化創生を発信していこう」と言うか 「日本の文化をもっと盛り立てていこう」と「賛同してくれる方々が協力してくれる」からできるわけで……。
佐藤
……少し前まで上がっていた「『ソニー』のパーパスにすごく噛み付きたい」わけではないけれど、「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」というのは、「『ソニーブランドを駆使して戦っていこう』ということではないの?」と言うか、「パーパス経営ではなく『ブランド経営』だよね?」と言いますか……。
原
「むしろ」ね?
佐藤
確かに、「実態はそう」かもしれないけれど、「この先の時代」を長期的に見た場合でも、他社が「『ソニー』の業績を捲っていくこと」は「なかなか大変」かもしれないよね。だけど、「本当に強力なパーパスを掲げる」のであれば……。……「共創社会」かつ「八方よし」なんて言われているご時世に、「競合が何たら」と言うのは、「少なからずおかしな話」なのかもしれないけれど、「経済上の競争はなくならない」わけだから。だから、「良質なパートナーや仲間たちを集める」ためにも「パーパスは非常に重要になる」だろうね。そのためには、「『ユニーク(唯一性)かつ本当に刺さる』ようなパーパスを作る」必要があるだろうね。
原
確かに、今の「 刺さるパーパス」を掲げられれば、「会社はそこに向かって進んでいく」という「牽引剤のようになる」でしょうね。ちなみに、今回のテーマに合わせて「パーパス」について調べていく中で、「ドリーム」と「ベネフィット」という要素が……。
佐藤
(「ドリーム(dream)」は)「夢」だとして、「ベネフィット(benefit)」は「もたらされる利益」のことかな?
原
(ベネフィットは、)「もたらされるもの」や「信頼」などですね。こうしたところが「会社の方向性としての経営理念とは違う」要素で、「『会社価値を見せるためのもの』としての意義が強くなっていくだろうな」とも思いました。
佐藤
おそらく「SDGsからの流れ」だろうとは思いますが、「考え方としては健全」のように思える」よね。要は「お金の話をする」にしても、「誰もがお金を欲しがっているわけではない」のだけど……。……確かに、「人間らしく生きていく」ためには、「お金は必要」だよ。だけど、仮に「どこに対しても使えないお金が100憶円あった」としても、「何の意味もない」わけだから……。
原
あくまでも「お金は手段でしかない」わけですからね。
佐藤
そもそも本質的に、「お金」は「何らかの体験に換えるためのもの」だよね。だから、「それを得るために働くこと」は、「偶像崇拝」ではないけれど、少なからず「お金」という「人間が作り出した文化」を体現しているよね。だから、それ(「お金」という文化)に対して抱いている感情は、「幻想」と言うか「健全ではない」よね。だけど、人間にとっては、「働かなければ報酬を得られない」わけだけど、「何のために生きて何のために働くのか?」と言う「働く上でのパーパス」には、「共感している」わけだけれど。だけど、「パーパス経営が世に浸透すれ」ば、「非常に健全な社会に向かっていける」ような気はする……。
原
おっしゃる通りだと思います。
佐藤
「何のために生きているのか」が、どこか『アンパンマンのマーチ』みたいだったけど……(苦笑)(※『アンパンマンのマーチ』には、「なんのために生まれて なにをして生きるのか」という歌詞がある)
原
少し「世知辛い話」をしますと、「生きていくためにお金稼ぐこと」は、「働く世代の方々に多い」ですが。だけど「何のために働くのか?」という「働く意義」のようなところを「しっかりとグリップできるもの」を「手段にしてしまう」と、(前提として)「揺らぐ」んですよ。
佐藤
だけど、「パーパス」が介入するようになると?
原
「揺らぎにくくなる」だろうと思います。
佐藤
そうだと思う。
原
だから(パーパスの浸透は)、「すごく大事」だろうと思います。
佐藤
そうした意味でも、「パーパスを全面的に打ち出していくこと」には「大きな意義がある」だろうね。さすがにアートリーはまだ、「大々的にパーパスを掲げて、ホームページなどに公開していく」みたいなことは「していない」のだけど。そうは言っても、「パーパス経営」というものがあることが浸透すれば、「働く人たちにも届きやすくなる」だろうね。
佐藤
(徹郎さんからは、)何かありますか?
蒲生
(私がしゃべる前に皆さんから)「いろいろと話していただけた」ので。確かに、(パーパス経営自体、)「SDGsとは色濃い繋がりはある」と思います。要は「SDGs」という名の「社会に対してどうやって貢献していくかのガイドライン」が引かれて、それを踏まえて、「何のために自社は存在しているか」と「パーパスで問いかける流れ」ですね。
久田
「今の経営者層かもう少し上の世代」は「『自分探し』などをしていた世代」ですよね? そうした世代の人たちが社会に出て「何千人と集まって、『会社の自分探しをしようぜ!』とやっている」のは、「超熱い」と言いますか、「エモい」ですよね。
佐藤
確かに、「すごい力ではある」と思うよ。「革命」や「クーデター」には「あまり良いイメージはない」から、「例えに引くのは不適切」かもしれないけど、アフリカでも「ジャスミン革命が爆発的に拡散した」わけだけど、あの手の類いは、「『革命成就』というパーパスが掲げられたところへ人が大挙して集まった」ことで「成し遂げられた」わけだよね。……「革命の例えが過激である」というのなら、「穏健な社会運動」でも(「ものの例え」は、)「成り立つ」のかな? 例えば、「憲法改正賛成/反対」のような。だから、企業においても「強いパーパス」を「1つでも」作れれば、「競合優位性」という意味でも「勝ち目が付いてくる」ような気がする……。あとは、「経営者がパーパスを率先して掲げていく」上で言えば、「本当に心中の情熱を伝えなければ意味がない」だろうね。だから、これからは「競合と戦っていくためにも、『パーパス』という1つの形が必要になる」のかもしれないね。
久田
「熱い」ですね。
佐藤
何だか「このまま終われそう」な感じだから、そろそろ「ソリューションタイム」に……。

TOPICS

ソリューション

井戸
それでは「ソリューションタイム」とまいりましょう。
佐藤
俺はこのソリューションは「結構好き」だな。……本日のソリューションはこちらです。「共感される情熱を」
久田
美しい!
井戸
すごく洗練されて良い……。
佐藤
もはや「言うことはありません」
久田
カッコ良い!
井戸
ありがとうございます。
佐藤
だけど、本当に『VEDUTA』の「和服を再解釈する」という……。確か「初めて服のことを話してもらった」時に、「服従の『服』とは……」みたいな……。
渡邉
「弱い者は強い者の服を着るしかない」わけです。
佐藤
みたいな話をしてくれたよね?
渡邉
要は「相手を征服・服従させる」には……。「服を従わせる」と書いて、「服従」ですよね? 事実、「国連のサミット」などでは、「サウジアラビアなどの産油国は服従していない」んですよ。「自分たちの白い民族衣装(「トーブ」と呼ばれるシャツワンピースのようなもの)を着て」いますよね? あれは「アメリカや中国、ロシアなどにも勝てる資本や資源があるからできる」わけですよ。だけど、日本人も「昭和初期くらい」までは「紋付袴(家紋をあしらった羽織と袴からなる男性の最も格式のある和服での正装)で海外に行ったり……。事実、「江戸時代のパリ万博(※1889年5月6日〜1889年11月6日にかけて開催された『第4回パリ万国博覧会』のこと)」に「着物で行った(※当時の江戸幕府は、江戸幕府15代将軍・徳川慶喜の弟、徳川昭武(民部公子)を筆頭とする「パリ万博使節団」を、薩摩藩は「日本薩摩琉球国太守政府」の名で、独自の使節団を派遣した)」わけですから。だけど、それ(日本使節団の和装)が「イケている」となったことで、かの『LOUIS VUITTON』も「家紋をパクって、あのモノグラムを生み出した」わけですが。要は、「僕が言いたいこと」としては、「着替える」ことは、「着る物を替える」ことで、「テンションや気持ちが変わる」わけです。だけど、今や「自分のテンションを高めたり、わくわくさせられるものは溢れている」ので。だから、「人は何を求めるか?」というと、今度は「意味を求める」ものなので。だから、「衣服の『衣』」ではなく、「意味や意義のある」……。つまりは「『意服』を僕は作りたい」んです。結局、これ(衣服への意味付け)が「なかった」ことで、ファストファッションで言えば、『FOREVER21』や『Bershka(『ZARA』の姉妹ブランド)』などは「消えていった」わけです。要は、「どこぞの人気ブランドで流行っているデザインをパクって安く作った」としても、「人間の欲求はそこでは満足しなかった」わけです。だから、「安易に流行に乗ったブランド」は「淘汰されていってしまった」し、作り手側も「すごく酷使されながら、安い賃金で疲弊していった」わけです。だから僕は、「作り手である岡山の工場の人たちには高い工賃を払いたい」と思っていて。この物価高騰の流れで、実は「糸の原価が40%も上がった」のですが、僕個人としては、「(あなたたちの工賃は)もっと払う」とは伝えていて。確かに「原価率が上がると価格上昇に繋がってしまい」ますが、「違うところで企業努力をする」ことで、なるべく「定価を抑えられるように工夫している」……。そう言えば、「『VEDUTA』のビジョンをのちほど軽く説明する」と言って、「話がそれっきり」になっていた気がするので、補足していくと(しましょう)。既に話した通り、(『VEDUTA』の)「パーパス」は「日本人の誇りを取り戻すこと」です。ちなみに、『VEDUTA』というブランド名は、『SANGO』という名古屋のクラブ(※『CULB SANGO』は名古屋市中区錦3丁目にある)で思い付いたんです。要は、そこ(『CULB SANGO』)で遊びながら、「(自分が立ち上げる)ブランド名は何としようか?」と考えていた時に、ふと「渋谷のスクランブル交差点を和服で闊歩している日本人を見たい」と思ったんです。もちろん、「そこ(渋谷のスクランブル交差点)を行く全員が」ではなく、「自分が死ぬまでの間に幾人かが」でも構わないんですが。なぜなら、今は「99.9%が洋服」なんですよ。要は、「戦後の(GHQによる)教育」の影響もあって、(日本人には)「日本人としての自信をなくした」わけですよ。だから、「アメリカへの服従の証」として「洋服を着て、似たような量産型を装って項垂れて歩く日本人」に対して、「佐渡島から東京へ出てきた僕」は、「おそらく昔はこんなではなかったよな……」と思ってしまって、なぜか「すごく悲しかった」んです。だから、それ(量産化されたような自信や誇りをなくした日本人)を「変えたい」と思い立って。さらに、実際に「イタリアへ留学した」ことで、なおのこと思いを新たにしまして。だから、(自身のブランド名には、)「イタリア語で【景色】という意味の名前を付けた」わけですよ。だから、これが「ビジョン」なんです。
佐藤
要は「情熱に共感でき」て、「『ビジョンを一緒に見てみたい』と思わせられるか」が、「本質」というか「フレームワーク」なんだろうね。だから、「型にハメていこうぜ」ではなく、「湧き出るものから生まれてくるステップ」と言うか「体験」を積み重ねていくことで、「強いパーパスが生まれてくる」のかもしれないね。おそらく、我々の情熱も(この番組を)「見てくださっている方に伝わった」ろうと思いたいです。ありがとうございました。
井戸
ありがとうございます。次回以降の放送はこちらの通りとなっています。来週も木曜日の夜10時にお会いしましょう。次回もお楽しみに。
佐藤
最後までご視聴ありがとうございました。さよなら!

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株式会社アートリー

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