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  • デジタルビジネスの税負担
デジタルビジネスの税負担

2021.01.14 放送分

デジタルビジネスの税負担

第11回アートリーアカデミア

THEME

デジタルビジネスの税負担

知的財産やネット配信のデータから生まれる利益に対し、検討されているデジタル税。タックスヘイブンなどを巧みに使い納税を逃れる巨大企業に対し、新しい税制を導入するために必要なこととは。アートリーアカデミアでソリューションを見出します。

TOPICS

番組紹介

佐藤
こんばんは。アートリーアカデミアの時間です。
井戸
本日のお題はこちらです。「デジタルビジネスの税負担。GAFAをとらえるデジタル税。2019年から、フランス、イギリス、イタリアなどのヨーロッパ諸国は、GAFAなどの巨大テック企業が顧客のいる国に税金を支払うべきだという考えを示し、デジタル税の導入拡大を進めています。それに対してGAFAが主要IT企業であるアメリカは、『アメリカ企業を不当に狙い撃ちしている』と声明で指摘し、制裁も辞さない姿勢を示し、争いが激化しています」

TOPICS

ニュースの話題

佐藤
「デジタルビジネスの税負担」ですが、「(原)先生の得意分野なのかな?」というイメージなのですが。
原
「そうですね」と言って良いかどうかは分かりませんが。
佐藤
そもそも、これ(デジタルビジネスにおける税負担)は「消費税」の話なの?
原
「消費税」ではなくて「法人税」になります。一言で言えば、「税率は各国でみな違う」んですよ。一時期、富裕層による「タックスヘイブン」と呼ばれる「税金の掛からない国や税率の安い国に高所得者が会社などを移して税金を回避する行為」が「結構話題になった」と思いますけど。要はそれが元で、「GAFAなどのデジタル企業は『固定の施設が不要』だから、法人税を回避しているのではないか?」という疑念が噴出してきて。その結果、「法人税を負担させるために、安価なところに移して租税回避する行為をしっかり見直そう」という動きが今回のテーマである「デジタルビジネスの税負担」に繋がるわけです。
佐藤
でも、(タックスヘイブンは)「合法」なんでしょう?
原
そうです。今のところは「合法」ですが、世界的には「おかしいんじゃないか?」となっていて。要は、アメリカと中国を除く各国が「『何で税金が来ないんだ!』という不満をやんややんやと言っている」わけです。
佐藤
でも、そこ(タックスヘイブン)も変な話かもしれないけれど、「戦略のうち」でしょう?
原
そう。
佐藤
言わば「企業を誘致している」わけだよね。だけど、そちら(タックスヘイブン)側の主張は届かないの?
原
届かない。
佐藤
やはり「声が小さい」わけ?
原
そうです。
佐藤
ちなみにどこの国が挙げられますか?
原
有名なのは「シンガポール」でしょうね。
佐藤
そうなんだ!
原
NHKかなんかで見ただけ私もよく分からないけれど、(実態としては)「郵便受けがあるだけ」みたいな感じでした。今回の話では「税金をどう回収しようか?」が論点になっていますが、デジタル業界は「固定費がかからない分、利益が出やすい」んです。だから、「今出ている案」では、「各国の収入を得てる地域で10%の利益を超えた場合は負担させるようにしよう」みたいな話になっているようです。
佐藤
それ(利益10%超え)は「売り上げベース(に基づいて)」ということ?
原
でも、結局それもまだ。今はそれこそ「(アメリカ)大統領選」などの「いろいろな要素の絡みで決められないところが多くて、「どうなっていくのか?」という懸念がありますから。一方、例えばヨーロッパ やフィリピンは「税制はこうしますよ」と先出していて。それで「G20などの全体的な場で税制の話が出たら、そこ(G20などで提示された税制)に訂正する」というやり方のようですね。
佐藤
結局、「グローバル化されていけ」ば、「この手の(税負担の)問題は起きる」よね。
原
それ(グローバルビジネスにおける税負担の問題)は「どんな業態でも出る」でしょうね。
佐藤
要は「今までは自国内だけで商売していたから、「自国内の税制の問題」だったけど、グローバルになれば、「どこに(払うの)?」だよね。
原
「広告収入」もそうでしょうけど、特に「場所を問わない業界」になれば、「知的財産に絡むもの」はそうですよね。
佐藤
だから、本来の形としては「消費がある場所で税負担を考えていくこと」が「正しい」のかもしれないよね。要は、「(本社所在地に払う)法人税」は「グローバル企業相手には成り立たない」からね。
原
そういうことです。
佐藤
そうなると、「消費税」などの「別の税金として徴収するしかない」から。だから、「デジタル税」と言われているのだろうけど。
原
だから今回の場合、「『付加価値税』と呼ばれるものとして掛けよう」という案も有力な話なんです。
佐藤
昭和で言うなら「ゴルフクラブ」などに掛けられていたあれだよね?
原
「あった」とは聞きますよね。
佐藤
「遊興ナントカ税(※「遊興飲食税」)」みたいなあれだよね? うちの古いゴルフクラブにも「払ったよ」みたいなシールが貼ってあった。(※「遊興飲食税」があったのは終戦後しばらくまでの話)
一同
へえ〜。
井戸
(その昔は)「ゴルフ税」みたいなものがあったんですね。
佐藤
国も「商売」ではないけれど、「取れるところからの徴税」はしなければならないから。
原
「税収としての確保の仕方」が、「それぞれの国によって違う」から。そこ(各国の税率の違い)を何とかして、「自分の国に都合の良いようにしたい」わけですよね。
佐藤
今回の話題はなかなかフリにくい……(笑)。
一同
(笑)。
佐藤
話題的に「少し難しい」ですけど。
原
でも、「今後いろいろな料金として関わってくるかもしれない」ですからね。
佐藤
そろそろ今回のフリップを見てみましょうか。

TOPICS

テーマ討論

井戸
「デジタルビジネスの税負担。課題:デジタル税の導入を円満に進めるには?」
佐藤
状況を整理すると「税金を払いたくない企業側」と「税金が欲しい国側」の立場があって、「これ(互いの一致しない利害)をどうすれば良いのか?」という話だけど。ところで、(七菜子は)何かGoogle検索して調べてたよね?
久田
これ(デジタル税の導入)に関しては、「原先生にお任せしよう」という結論になりました。
一同
(笑)。
井戸
それ(原先生に委ねるという決断)は、「Google検索した」結果?
佐藤
そう。「うん、分からん」みたいな(笑)。どうですか? 渡邉さんは何か意見ありますか?
渡邉
Amazonは千葉に配送センターや倉庫がありますけど、あれは「支店」と言うか「支社」だから、(法人税の支払いを)「潜り抜けられてしまう」わけですよね? ところで、「僕の話」になりますけど、ファッションブランドに「マスターマインド」さんというドクロマークのブルゾンが1着30万円や40万円するようなパリコレのブランドがありまして。僕は地元が新潟の佐渡島なんですが、同じ島で生まれた人(本間正章氏)がデザイナーを務めているんです。その人に対して「すごいな」と思ったのは、カナダやアメリカ、オーストラリア、韓国など世界中にショップを展開して、いろいろな国に支店があるのに、「本店」と言うか「本社」は実家の(ある)佐渡島にしているんですよ。
佐藤
あ、素晴らしい。
渡邉
その人(本間正章氏)の実家が僕も小さい頃に(髪を)切ってもらったことがある床屋さんで。ちなみに、その人は『ヨウジヤマモト』を着ていて。僕はそれまで「佐渡島でヨウジヤマモト着ている人を見たことがなかった」んですけど。でも、本当にすごいのが、世界規模で何億円ものアパレルブランドの売り上げが、自分が生まれ育った佐渡島に税金として積極的に収められているんですよ。だから、僕も「そうした貢献の仕方をしたいな」と思っていて。そのため、「拠点」と言うか「(本社地の)登録先」は、「(佐渡)島にしよう」と思ってます。だからと言うわけではありませんが、自分は「必要なところに(法人税を)ガンガン払っていきたい」と思います。
佐藤
それは良いことだよね。 もしかしたら、ゆくゆくは(マスターマインド自体が)「その地域特有の文化」になるかもしれないわけだから。だけど、「GAFAと繋げる」には「少なからず難しい話」ですよね。(IT企業は)「大体がシリコンバレーに集まる」から(笑)。
原
「天下のシリコンバレー」ですからね。
佐藤
ところで、「中国」はどうなんですかね?
原
「『HUAWEI』などとの兼ね合いでしょうね。だから、やはり(デジタル税には)反対でしょう。 おそらく、「自分の税収が」ではなく、「ついでに得られる情報」や「価値のあり方」が重要なのかもしれませんが。
佐藤
それはそうと、「デジタル税」は具体的には「何」を指して、「どこで」取ろうとしているのだっけ?
原
そこ(税の具体的な内容)は「まだ深くは決まっていない」です。とは言え、「徴収は各国がする」んです。ただ、徴収先が「法人所在地のある国」ではなく「消費地」になります。
井戸
要するに「顧客のいる国で(徴収される税金)」(というわけ)ですね?
原
その通りです。
佐藤
確かに、基本的なスタンスはそうかもしれないけど、実際には「細かくなっていく」よね?
原
それはあると思います。
佐藤
その場合、「現地法人を作らないと商売できなく」ならない?
一同
ん〜。
佐藤
だけど、「やり方次第」では「結局逃れられてしまう」よね。
原
あり得るでしょうね。結局、「何が(原因か)」と言いますと、例えば、製造業や建築業は、そこ(現地)に建物などが必要」ですよね? でも、「デジタル関係には不要」ですよね?
佐藤
でも、それ(デジタル系業種に現地拠点が不要かどうか)は「ケースバイケース」だよね? 我々(アートリー)も「WEBやITの業界」で10年ほどやってきて。だからこそ「参入障壁が低い」ことは知っているわけだけど。だから、「競合に対して参入障壁を高く」していったり、「独自性を作っていこう」と思うのであれば、「アナログを組み合わせなければならない」から。だから、うちも「このスタジオ作った」わけで。結局、Amazonも「配送をやらずにサイトだけで展開していた」としたら、「今ほど繁栄していない」わけで。要は「物流経路をしっかりとアナログで作ったところ」が「どうしても強い」わけだから。要は、「どう転んでもアナログは紐付いてくる」わけだから。だから、「おかしな話」をすると、「GAFAは例外中の例外」になって……。
原
そうね。「大きくなりすぎている」から。
佐藤
そもそも「独占禁止法も当てはまらない」し、「当てはめようにも競合が現れない」から。もはや「神様」だよね。『Facebook』や『Twitter』と同じように、「国の人口数よりもユーザー数が多い」わけでしょう?
原
下手をしたら、「どこの国よりも一番多く情報量を取れる」わけですからね。
佐藤
そうなると、「もはや仕方がない」から、「Google税」や「Facebook税」みたいに「例外的に作っていくしかない」気がする。
原
それ(例外的な個別課税)しかないと思います。おそらくいずれ「宇宙ステーション」ができれば、「そこに拠点を移す」気がします。
佐藤
「それ(宇宙ステーションへの拠点移転)しかない」でしょう。
原
仮に「地上からタックスヘイブンが全て消滅した」とした場合、「次にどうするか?」となったとしたら、その手の話になるでしょう。「(宇宙ステーションどころか)月に移転します」かもしれないし。
蒲生
なるほど。
佐藤
要するに(既に)「国のキャパを超えてしまっている」わけだよね?
原
(グローバル化の)動き自体が「どうやっても枠にはまらない」ですよ?
佐藤
そうだよね。だとすると、「個別事案しか対応策がない」よね?
原
そうなるでしょうね。難しいですよね。
佐藤
どうなんですかね? 「税」というものの「そもそもの形」は「再分配」ですよね?
原
そうですね。
佐藤
「たくさん稼いでる方」と「(稼ぎの)少ない方」とのバランスをある程度保つために、一度行政が回収して、それ(徴収した税金)を「道路(の補修)などに充てたりするもの」だよね?とは言え、GAFAなどは「全く払っていないわけではない」んでしょう? ……それとも「ほぼ払っていない」の?
原
「払っていない分が多い」みたいですね。
佐藤
そうなんだ。
原
それはそうですよね。「世界を牛耳れるだけの情報量を持っている会社」の本拠地が「税金を全く払わないところにあった」としたら、「何億円」どころか「何千億円ぐらいの税金」が、どこの国も「スコーンと抜けている」わけですものね。
佐藤
そうすると、例えば先ほどの渡邉さんの願望の場合、「佐渡島にもっと道路を作った」りして、「発展に貢献できたら嬉しい」わけですよね? だから、GAFAからすれば、「それ(国や地域のインフラ整備)はそっちでやっとけよ!」みたいな話なのかな? (GAFAは)「自分たちのインフラは作っているし」と言うか「社会貢献十分している」から ……。
原
おそらくの推測ですが、「なんで税金を徴収しようとするの?」くらいの感覚なのだろうと思います。「俺らは世界を動かしているけど何か?」くらいの感覚なのでしょう。
佐藤
だけど、その場合、「また違う問題」になるでしょうね。政治の場合、「大統領や総理大臣」は「全国民や全政治家に選ばれてなるもの」だけど。一方、(企業の)上場は、(格の違いはあれど)「多くのところがしている」だけだから。もしかしたら、ITテック企業なら非上場でも「世界レベルで通用できるような会社が出てくる可能性」もあるだろうね。そうなると「独裁国家」ではないけれど「何でもOK!」にもなり得るよね?
原
この先は「情報を持っている人間の優先順位が高くなる」でしょうね。要は「何かしらの貴重な情報を持っている人が一番の富裕層になる」と言いますか。
佐藤
(今日の課題が)「(デジタル税の導入を)円満に進めるには?」だけど。もはや(グローバル企業に)「お伺いしていくようなスタンス」になるのかな?
原
そうでしょうね。それか「タックスヘイブン制度自体をなしにする」みたいな解決策しかないでしょうね。要は「無税はなし!」として。だけど、それ(タックスヘイブンの廃止)は「G20が他国に介入する話」になるので。(国際法上の観点を踏まえると)「それもどうか」と思われますね。なぜなら、「個人宅の問題に世間がイチャモンを付けてくる」わけですから。
佐藤
要するに「納得してもらえるかどうか」だよね。だけど、先生……(笑)。
原
例えが「家庭内の話」みたいになってしまったけど(笑)。
佐藤
とは言え、実際は「巨大テック(企業)」だから、「仕方がない」ですよね?
渡邉
もしくは、「もはやこのままで構わない可能性」もあり得ますよね。なぜなら、マクロの視点から見た場合、「国に税金を払う」よりも、「賢くて情報をたくさん持っている人たちが集まってるところに幸せになれるサービスを作ったほうが良いよね」という結論になりますから。
佐藤
なるほど。
渡邉
「誰がお金を使うか」なら、「優秀な企業が使ったほうが、もしかしたらメリットが最大化できるのではないか?」と言うか「国に預けるよりも自分たちで使うほうがもっと付加価値を生めるかもしれない」という話のような気がします。
佐藤
それはあり得ますよね。
渡邉
だから(GAFAは)「バカバカしくて(税金を)払わない」のかもしれないですよね。要は「国に取り立てられるよりは自分たちで有効活用するほうが絶対に良いよね」と言いますか……。
佐藤
確かに、渡邉さんの言うことは「一理ある」かもね。
渡邉
話していて、おそらく「そうしたところを考えているのではないかな?」思いました。。
佐藤
言い換えると「行政が頼りない」と言うか、「自分たちでやったほうが良いよね?」ということだよね?
渡邉
そうです。
原
「税の公平性を何に使うのか?」と言うと。会社の場合は「営利目的」ですよね? でも、国の場合は、「あくまでも公共性のバランス感覚」が問われるわけですよ。例えば仮に今後、「相応の税でどうにもできない」となった場合、おそらく「こうした問題」は起きやすくなるでしょうね。その場合、例えばGAFAに「税金を払わない代わりにこれだけのインフラ作りなさいよ」みたいなことが「世界的に起こる可能性」もあるかもしれません。
佐藤
なるほど。一旦、皆さんの声も見ていきましょうか。

TOPICS

みんなの声

井戸
『自国の企業や経済力を守るためにはいいと思う』。
原
経済発展途中の国だけでなく、先進国でもそうですが。「国の財源のあり方」は「国によって異なるので、そこでどの国も……、おそらく、「アメリカと中国以外はどこも切迫している話」でしょうね。
佐藤
おそらく、そうだろうとは思います。……少し話が逸れるけど、『ドラゴンボール』の(作者の)鳥山明さんも確か出身がこの辺※でしょう? それで、「(移動するのに)不便だから、東京にに引っ越そうか?」という話が出た時に、「鳥山明さん家の近くに専用の道路を作った※2」らしいよね。(※鳥山明氏は名古屋市出身)(※2 「鳥山明ロード」はただの都市伝説)
久田
(笑)。
井戸
「鳥山明ロード」があるんですか?
佐藤
そう。「噂の真偽は知らない」けど、そんな話を聞いたことがあって。
一同
へぇー。
佐藤
(鳥山明さんも)「それだけ(税金を)収めている」んだから。それを思うと、地方自治体も「東京に行かれるくらいなら、便利にしますけど」みたいにしても良いわけだよね。
原
むしろ「出て行かないで」とお願いするということ?
佐藤
そういうこと。要するに、「行政側ももう少し考えなければならない」よね。
原
だけど、それ(地元出身の高額納税者を優遇すること)は、「正しい税金の使い方」なのかな?
佐藤
そうは言っても、結局は(高額納税者が)「収めているから作れる」わけだから、「仕方がない」よね?
原
詰まるところ、「公平性」ではなく、「税収確保のほうが大切」みたいな主張ですね?
佐藤
「企業間のビジネス」の場合は「ある程度贔屓にしてもらっている」なら、「たまには還元しなければならない」わけだから。
原
そうですね。
佐藤
その結果、「LTVが永続的に伸びる」のであれば良いよね?
原
ということは、「鳥山明ロードがどこかにある」んだよね?(※「鳥山明ロード」はただの都市伝説)
渡邉
まるで「田中角栄さん」みたいですよね。あの人も東京(の自宅)から新潟(の実家)に行くまでに「1回(※実際は「3回」)しか曲がらず着けるように道路を作った」そうですから。完全に自分のことしか……(笑)。
一同
(笑)。
原
言ってしまった……。
佐藤
とは言え、それ(田中角栄が新潟の生家までほぼ直通の道を作ったこと)は、「公共事業として高速道路を作らせたりした結果」なわけだから。おそらく「発想として出やすい」んでしょうね。だから、GAFAもおそらくは「(デジタル税を)収めたい気持ち」はあるのだろうけど……。……俺は「渡邉さんのアイデアに乗」ろうかな。
井戸
つまり「自分たちで使ったほうが……」ということですか?
佐藤
そういうこと。実際、「アメリカや中国は政治のクセが強い」よね?
一同
(笑)。
原
かなり強い。
佐藤
その場合、「自分たちでやったほうが良いよね?」みたいなことは考えられるよね。……次に行こうか。
井戸
次の声を聞いてみましょう。『国際協調にモタモタしていると、各国がバラバラに導入してカオス』
原
既にそうなってますからね。
佐藤
既にそうなのか。ところで、これ(デジタル税の導入)は「統一する必要があるもの」なんですか?
原
結局、「基準がない中でやった」場合、「税の公平性」がなくなります。だから、「タックスヘイブンが野放しになっている現状と同じような話になる」わけです。つまり、「世界が足並みを揃えてやらない」場合、「タックスヘイブンは必要不可欠だよね」とする国と「いやいや、何言ってんの?」と思う国とが出ますよね? そうなるとGAFAからすれば、「タックスヘイブンのある国には消費させないでおこう」と思うわけですよね? その結果、「やはりバランスが取れなくなる」わけです。
佐藤
なるほど、そういうことか……。……ソリューションを思い付いた!
原
えっ!?
一同
(笑)。
原
(タイミングが)早い(気がする)けど、良かった。
井戸
それなら、次の声を聞きましょうか?
佐藤
(原)先生の話を聞いていると、全然違うところでソリューションが浮かぶ(笑)。
一同
(笑)。
井戸
確かによく見ます(笑)。
原
いつもそうだよね。
井戸
急がなきゃ! 次の声を聞いてみましょう。『フランスはその税で雇用や福祉がカバーしたいんじゃないの?』
原
フランスも「失業率が大きな問題」ですからね。
佐藤
とは言え、EUは結構そういう節があるよね。
原
詰まるところ「難民問題と雇用問題がどうしてもリンクしてくるところ」ですからね。
佐藤
実際はどうなんだろうね?ところで、蒲生さんはどうですか? (毎回のテーマを)「セレクトしている中で気づいたこと」でも何でもありましたら(お願いします)。
蒲生
そうですね……。デジタル税の導入に関しては、「EUが特に賛同している」感じがしますね。
佐藤
要は「主にEUが主張している」わけだよね?
蒲生
そうです。そのため、「EU vs GAFA 」とも言われています。
佐藤
そうは言っても、「中国やアメリカがある程度結託して」ではないけれど。一応、「税が入ってきている面もある」だろうけど、「結局EUが損してるじゃん!」みたいな主張なんだよね?
蒲生
そうです。「消費者がたくさんいるじゃないか!」ということですね。
佐藤
だけど、本当に話がおかしなほうに転がるかもしれないけど、アメリカがシリコンバレーを作って。中国もどこかそういう場所(※おそらく「深セン」のこと)を作って。シンガポールは「タックスヘイブンではないけど、税率を抑えたことでテック企業が増えている」わけだよね? それは「国の戦略が強いからそういう流れになっている」わけだよね? そもそも、言い方が良くないかもしれないけど、「戦略が微妙だから、EUは今ガタガタになっている」有様だものね。
原
少し前には「イギリスが離脱するだとか何だとか」とありましたからね。
佐藤
そう。それに押し寄せる難民は「ドイツがほとんど面倒を見ているような状況」で。
原
「実際にその通り」なんだけどね。
佐藤
だけど、EUにも「テック系企業は多くある」わけで「育てる土壌もある」わけだから。いっそのこと、「EU版GAFA」のようなものを作れば良いだけだよね?
原
とは言え、「実際には難しい」から、「『対GAFA』(という構図)になっている」のだろうね。
佐藤
でも……、※※※※※(ピーッと規制音が鳴る)。さすがに今のところは「カットする」けれど(笑)。
一同
(笑)。
久田
イチャモンがね。
原
そうそう。
佐藤
結局、「ねだっていることと同じ」だよね。
原
考え方によっては「そうとも見れ」ますよね。
佐藤
最後のやつに行ってみましょうか!
井戸
最後の声を聞いてみましょう。『コロナで儲けた業種に対してデジタル税、宅配税、消毒税を』
佐藤
これは……(笑)。
原
暗に「どこ」とは言ってないけれど、「名指し」はしているよね。
佐藤
だけど、仮に「これ(コロナで儲けた業種に対する課税)をやった」としたら、「ありったけの文句を言われる」だろうね。
原
おそらく、「文句しか言われない」だろうね。
佐藤
そもそも「『どこがコロナの影響か』という線引き自体が難しい」し。
原
むしろ「コロナ」で言うなら、「全業種で」対応しなければならないわけだから。通常なら「みんなで儲けるにはどうすれば良いの?」で考えるわけですが、今回の(みんなの声(コロナで儲けた業種に課税を))は、「完全に指定」でしょう(笑)? だから何だか「気の毒」でしかない。
佐藤
そうですね。言われたほうとしては「怒る」よね。要は言い方がおかしいかもしれないけれど、「たまたま時代とマッチングした」ところもあるわけで……。あとは、企業が頑張って上手く対応することで、「自流なりにコロナ禍の経済でもなんとかやっている」わけだよね。だから、「そこ(コロナ禍でも何とか売り上げを出している企業)から税を取ることは当たり前」なんだろうけど、それ(コロナ禍でも何とか売り上げを出していること)をやっかむ「何もできない人たちを過度に守る」……。これもあまり言うと叩かれそうだけど。でも、「仕方ない」よね? (今の世の中は)「どこまでいっても市場競争」なのだから。
原
もはや「税金という形でなんとかする話ではない」と思うんです。要は「各企業の努力で残ったもの」のはずなので。だから「税金で」という話は「少し違う」と思います。
佐藤
そうだよね。つまりは「GAFA寄りの考え方」ではないけれど「なんでも税として取り立てれば良いわけではない」わけだから(笑)。ちなみに「ソリューションはもう出ている」ので、告知のほうお願いします。

TOPICS

ソリューション

井戸
よろしいでしょうか? 本日のソリューションをお願いいたします。
佐藤
「国連税務署をつくろう!」 ということですが。……自分で見て、「刑務所みたいだな」と思った。
一同
(笑)。
佐藤
だけど、本当にグローバルに対抗するには、「世界代表みたいな税務署」を作って、グローバル企業を監督させるようにして。そこ(国連税務署)から各国に再配分できれば、「問題は解決」だよね。企業としても、「『どこで納めるのか』と考えるのはややこしい」から。だから、地球(全体)を良くするためにも、「一括で納められる場所は必要」だと思います。
井戸
お〜、ワールドワイド!
久田
良い!
原
「グローバルな話」だけど、「良い感じでまとめた」よね。
一同
(笑)。
佐藤
そうしたら「エコ」や「海洋汚染問題」なども全部同様にやっていけそうだよね。だから、「地球(全体)を良くする」ためにも、「グローバル企業に対する専用の区分」は必要だと思う。
原
なるほど。
佐藤
人は「二の次」だよ。「国が管轄できる」んだから。
井戸
もはや「その次元の問題ではない」んですね……。
佐藤
「地球にできることのために」税を使いましょう!
原
なるほど。
佐藤
2021年2発目のアカデミアでしたけれども。(今回は)アートリーメンバーに聞いてみようかな? 今日は(全体的に)「あまりしゃべっていない」ようだから。
久田
原先生、今日は勉強になりました。ありがとうございます。
佐藤
……「税の話」は「どこか少し取り付きにくい」んですかね?
原
そうでしょうね。そもそも、「お金の話」の中でも特に「税金」は、誰しもそうかもしれませんが、「本音で言うとあまり知りたくないもの」ですから。
佐藤
そう?
原
佐藤さんは「別」でしょうけど。でも、一般の人からすれば、「避けたいもののひとつ」でしょうね。
佐藤
だけど、「利用料」や「サービスに対する手数料」みたいな企業がやっていることも、「何とか税を取ろうとしているようなもの」だよね?
原
だから、そうした観点から、「税理士は必要」なんだと思います。
佐藤
それなら(原先生の)「活躍する場所も増える」ね。
原
とは言え、「各個人がもっと税に関心を持って」もらえれば、「税理士の仕事ももう少し楽になる」だろうなとは思いますが。
佐藤
それならどこかのタイミングで、「タックスアカデミア」をスペシャルで……。
原
やりましょうか。
井戸
(その際は)生徒側で参加します!
佐藤
それ(タックスアカデミア)は「ライブ(配信番組)」としてね。……そんな感じですかね? 本日も最後までご視聴ありがとうございました。

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