
2022.03.02 放送分
ディープフェイク|なりすまし詐欺
第70回アートリーアカデミア
THEME
ディープフェイク|なりすまし詐欺
近年、ブラッド・ピットやYOSHIKIなど著名人になりすまして、お金を騙し取る事件が発生しています。著名人を名乗るInstagramアカウントからダイレクトメッセージが届き、著名人の顔でビデオ通話することで相手を信じさせ、お金を振り込めば自分に会えると提案する手口のようです。ファン心理につけこむディープフェイク詐欺は、世界中で問題になっているようです。高精度化するディープフェイクの行き着く先とは?アートリーアカデミアでソリューションを見出します。
TOPICS
ニュースの話題
- 佐藤
- 今夜も始まりました。アートリーアカデミア。
- 井戸
- 本日のテーマはこちらです。「ディープフェイク|なりすまし詐欺。一般人に広がる被害 著名人のディープフェイク。近年、ブラッド・ピットやYOSHIKIなどの著名人になりすましてお金をだまし取る事件が発生しています。著名人を名乗るInstagramアカウントからダイレクトメッセージが届き、著名人の顔でビデオ通話することで相手を信じさせ、お金を振り込めば自分に会えると提案する手口のようです。ファン心理につけ込むディープフェイク詐欺は、世界中で問題になっているようです。」
- 佐藤
- 「ディープフェイク|なりすまし詐欺」ですけれども。まずはこちらのニュースについての解説を(徹郎さん、お願いします)。
- 蒲生
- 「著名人の顔のを使ってディープフェイク詐欺を働く行為」は「ハリウッド詐欺」と呼ばれていて。海外で既に横行していたものが、「昨年末に国内に上陸した」形になります。
- 佐藤
- 要するに「もともとあった」わけか。
- 蒲生
- (海外では)以前からありました。
- 佐藤
- ちなみに「ハリウッド詐欺」自体は「いつ頃からあった」の?
- 蒲生
- 「具体的にいつからかは分からない」ですけれど、海外では「既に注意喚起されている」状況です。それもあってか、「最近になって、日本でも横行してきた」というお話ですね。
- 佐藤
- ということは、「結構タイムリーな話題」なのか。
- 蒲生
- そうです。今回の題材となったニュースでは、日本人の方に「『ブラッド・ピットを名乗るビデオ通話』がかかってきた」そうで。ただ、その(自称:ブラピの)英語が「アフリカ訛り」だったことが「違和感に繋がった」ようで。
- 佐藤
- (英語の発音が)「アフリカ訛り」だったんだ……。
- 蒲生
- それで、「何かおかしくない?」と気付いて。実際に映画で「(ブラピ)本人の声」を聞いたら「全く違った」ことから、「詐欺だ」と分かったわけです。
- 佐藤
- おそらく手口としては、「SNSでダイレクトメッセージが来る」というところだよね ?
- 蒲生
- おっしゃる通りで。主な手口としては「インスタのダイレクトメールが来て、『こっちで連絡しよう』と『LINE』(でのやり取り)を奨められるんです。だから、基本的には「LINEでやり取りをしていく」形式です。
- 佐藤
- SNSは数あれど、主体は『LINE』なのか。
- 蒲生
- 入り口としてはTwitterやインスタグラムも多いのですが、最終的には「『LINE』に移行する」みたいです。
- 佐藤
- (最終的なやり取りの場所が『LINE』に切り替わるのは、)要は「日本でみんなが使っているアプリだから」だろうね。(※『LINE』の日本でのユーザー数は約9000万人)
- 蒲生
- そういうことでしょう。
- 佐藤
- だけど、犯行グループの所在は「海外」なのね?
- 蒲生
- 「犯人が外国人か日本人かは分かりません」けれども「日本人のターゲット」には、「『LINE』で連絡していく方法が主流」みたいです。
- 佐藤
- 「ディープフェイクのフリップがある」とのことなので、ひとまず見てみましょう。
TOPICS
フリップ解説
- 井戸
- 「ディープフェイクの作り方」の参考資料となります。まずは、「素材となる大量の画像データを収集」し、「AIが顔の特徴を抽出」します。いわゆる「ディープラーニング」の工程ですね。その後、「動画を合成し、ディープフェイクを生成していく」流れになります。
- 佐藤
- ところで、七菜子は「ディープフェイクの作り方」は知っているの?。
- 久田
- 私は(ディープフェイクを)「使ったことはありません」が、「作り方としては聞いたことがあり」ます。要するに「芸能人は学習素材になる写真がたくさんあることから(ディープフェイクを)作られやすい」んですよね?
- 佐藤
- 俺は「ディープラーニングが流行った時期に、(ディープフェイクもどきを)「試しで少し作ってみた」こともあるけれど……。
- 井戸
- 確か、以前「何かの回(※第3回: 『ディープフェイク』2020年11月19日放送)」でおっしゃっていましたね。
- 佐藤
- あれ(ディープフェイク)は本当に「様々な角度からの写真」がなければ……。
- 久田
- 「正面だけ」ではダメなんですか?
- 井戸
- 「横だけ」でも?
- 佐藤
- 結局、あれ(ディープフェイク)も「合成」のうちだから。「やろうと思えば、人力でもできる」んだよ。そもそも動画自体、「パラパラ漫画みたいなもの」だから。だから言うなれば、「静止画の顔を1枚1枚はめ替えている」わけよ。要するに、その昔の「アイドルコラージュ(アイコラ)のようなものを1枚ずつ作っていく」みたいなことをイメージしてほしいんだけど、(ディープフェイクは)それ(アイコラのようなこと)を「機械で行う」わけだから。そのためには、「正面向き」だけでなく「下向き」も、みたいに「いろいろな角度の画像パターンをはめていかなければならない」から。例えば、「上向き」「右向き」「左向き」に「斜め」からも、みたいに。だからそれこそ「万人を騙せるディープフェイクを作ろう」と思うなら、(教師データとするための)写真は「少なくとも1000枚ぐらいは必要」だろうね。加えて、マシン自体のスペックもかなり必要になるだろうし……。
- 原
- 「(影の)濃さや角度の異なる写真が何枚も必要」であるということですよね? 要は画像の枚数があまりにも少ないと「顔を動かした時にボロが出やすい」わけですよね?
- 佐藤
- それに、「トレーニングもさせなければならない」からね。要は「周りのぼけみたいなところまでなじませたい」のであれば、「かなりの時間をかけ」なければ……。おそらく、(ディープフェイクは)四角いフレームに映像をはめて、「ここをぼかして……」みたいにしているのだろうね。
- 井戸
- 「輪郭を」ということですか?
- 佐藤
- あとは、そもそものAIモデルデータが「白人」なのか「日本人なのか」のような……。
- 井戸
- 「タイプの近いほうが」ということですか?
- 佐藤
- 「顔の系統が近いほうが 寄せてきやすい」から「教育コストも短くできる」よね。
- 蒲生
- ディープフェイクが増えてる背景の一つには、最近は「マスクをすることが当たり前」なので。(AIに学習させる)範囲が「顔の上半分」だけで構わないんです。だから、「少しだけ時短」にはなっています(笑)。
- 佐藤
- 「時短」は言い過ぎかもしれないけど、「ディープフェイクでコンテンツ作ろう」と思うと本当に「時間かかる」から(笑)。それこそ、「『本当に人を騙せるレベル』まで(クォリティを)持っていこう」と思った場合、どうだろうな? 「Macbook Proくらいのスペックがある」として。メモリはどうだろう? (俺が)「家で使っているやつ」は「32ギガぐらい」かな? それから、プロセッサは「i7ぐらい」で……。それでも「15秒ぐらいの動画」を作るにしても、「丸2日間パソコンがヒューンと唸り続ける状況を作って、そこそこ見れるかな?」くらいの……。
- 井戸
- 「そんなレベル」なんですね……。
- 佐藤
- それでも「本物と間違うぐらいの動画」にはならないもの。
- 久田
- 要するに「さらに(AIに)学習させなければならない」わけですか?
- 佐藤
- だから、「一般人が(ディープフェイクを)仕掛けられること」は、「まだない」とは思う。いくら「SNSに写真がたくさんアップされている」としても……。
- 井戸
- 「限界があり」ますよね。詰まるところ「一般人が被害に遭う」と言うか、「ディープフェイクで顔を作られることは少ない」わけですね?
- 佐藤
- おまけに、「大抵みんな同じ角度で撮る」よね。特に「インスタグラマー」などの場合。自分のきれいなところだけが際立つように撮って。だから、少しでも違う方向を向かれると、「おまえ、誰?」みたいに……。
- 久田
- 「できてない側」がある。
- 佐藤
- (ディープラーニングがしっかりと)できてなければ、「元のモデルデータと顔が混合する」から。「いきなり顔が変わる」みたいなことが本当にあるんですよ。
- 井戸
- 仮に「詐欺に使うことを目的としている」のであれば、「作り込まなければならない」わけですね?
- 佐藤
- その場合は「何万枚単位で写真をぶっ込む必要」はあるだろうね。あとは「画質にも寄る」だろうけど。おそらく「チャットなどで流せる」レベルなら、「画質が割と低くても差し障りはない」のかもしれない。
- 原
- だから「騙しやすい」と言うか「勘違いさせやすい」わけですね?
- 佐藤
- そういうこと。だから、パソコンのスペックがどんどん上がってくれば、それこそ「4Kで」なんてこともあり得るかもしれないけれど。「一般人がハイスペックなマシンを使って」と仮定した場合、おそらく「だいぶ限られる」と言うか「組織的でなければ難しい」とも思うね。……そろそろ本題へ戻りましょうか。
- 佐藤
- (原)先生はニュースに関してどう思われます?
- 原
- 私が調べていてびっくりしたのは、「ディープフェイクには、『ディープフェイクボイス』もある」ことですね。要は「顔だけでなく声まで一緒」なわけ。それこそ(先ほどの「偽ブラピ」の話で言うなら、)「おかしな訛りがあることに気付けなかった」としたら、「だまされてしまう確率は高そう」ですよね。だから、この記事を見ながら「なりすまし詐欺」と言うか、もはや『なりすまされている詐欺』だよな」と思って。
- 佐藤
- だけど、冷静に考えれば、「ハリウッドスターが自分にアプローチしてくること」は、本当は「あり得ない話」だよね。……そもそも、「そんな経験」ある?
- 井戸
- 「経験はない」です。だけど、(仮に偽物であってもハリウッドスターから自分宛のメッセージが)くれば、一瞬とは言え、「はっ!」とはなるかもしれないです。
- 佐藤
- 「普通はない」よね。百歩譲るにしても、(アプローチを得るためには)「自分からファンメッセージを送っていれば」まだしも……。
- RYUICHIRO
- 「向こうから一方的に来る」ことは……。
- 佐藤
- 「向こうから一方的かつ突然来ること」はないよね?
- 蒲生
- 先ほどから度々話題に上がっているので、「ブラッド・ピット」を例にするなら、SNSでは「フォローしていること」は分かるわけですよね。要は「公式をフォローして」いれば、「いつもメッセージを送ってくれて、ありがとう」みたいになりますが、(ハリウッド詐欺の場合は) 別の(個人の)アカウントから「いつもフォローしてくれてありがとう」みたいなメッセージが来るわけです。
- 佐藤
- だけど、「行動経済学的」と言うか「合理的」だよね。こうして冷静に話してみれば「非現実的」なんだけれど、実際に「そういうものが来た」としたら、テンションが上がってしまって……。
- 井戸
- 「少なからずある」とは思います。
- 佐藤
- 昔からあるよね。「当選しましたメール」みたいなものであったり……。
- 原
- 「お金がもらえる系」も 冷静さを失わさせるよね。
- 佐藤
- 確か中学校ぐらいの頃かな? 小6か小7……「小7」ではなくて「中1」かな? くらいの時に、「その手のメール」が届いて。親に「こんなん当たったー!」なんて言って、「すげえ! すげえ!」みたいに騒いでいた記憶があるからね。だから、「子どもやティーンエイジャー」まで含めると、実際の被害の実態は「より分からない」かもね。……ところで、「被害に遭っている層の傾向」みたいなものはあるの?
- 蒲生
- いえ。(ハリウッド詐欺自体は)「国内で多発してはいない」んです。だから「まだデータが取れない」のが実情です。
- 原
- だけど、今回の(偽ブラピ)事件では(被害に遭いかけた)30代半ばの女性は「既に一度結婚詐欺にも遭っていた」そうです。
- 井戸
- 見ました。「国際結婚詐欺」か何かでしたよね。
- 原
- 「一度被害を経験しているのに、またしてもお金を払おうとする」という……。何と言うか、もはや「ツイていなかっただけ」なのかもしれないけれど……。
- 久田
- おそらくそれ(続け様に詐欺被害にあった理由)は「カモリストに入れられて狙われている」だけでしょうね。
- 原
- もしかすると被害女性は、「 出会い系や婚活向けの登録サイト」などに「併せて入っていた」のかもしれないですよね。その場合、「どうしても狙われやすく」もなるでしょうけど。
- 佐藤
- 「ディープフェイク詐欺」自体は「いたちごっこ」だろうとは思うけれど。それこそ、すごくタイムリーな話題を出すと……。…… 昨日かな? 確か「1日以内」くらいのニュースで見たんだけど「凸版印刷がなりすましを見破るシステムを開発した(※『AVATECT』のこと)」という話で。そのシステムが「どうやって見破るか」と言うと、「電子透かし」を用いていて。要はお札の「日本銀行」みたいな具合に「人の目では見えないぐらい小さい文字で透かしを入れる」んだ。 それ(電子透かし)を「システム側で検知して本物かどうか判断するパターン」と、あとは「NFT(No-Fungible Token)で本人確認するパターン」があるみたいだよね。おそらくこれまでは 「輪郭のぼけなどをAIで判断して、本物か映像から加工されたものか」を見破る方法しかなかったのだろうけど。結局は「いたちごっこ」であったわけだから。言ってしまえば「それ(輪郭の鮮明さなど)さえ気を付けて編集すればいけた」んだろうけど。でも、NFTや電子透かしなどでディープフェイクから割とガードできるようにも(技術は)だんだん発展してきているから。とは言え、結局は「対策に対策を重ねてくる話」だから、「(NFTや電子透かしなどだけで)どこまで(対策が)できるのかな?」というか。ちなみに、最近では「ライブチャットなどでもディープフェイクができるらしい」ものね。
- 原
- それは「収録ではなくオンタイムで」ということですよね?
- 佐藤
- そう。実際、iPhoneでも「ユーザーが『にー』と笑うとキャラクター 絵文字の顔も『にー』となる」みたいなものもあるよね?(※おそらく「FaceTimeでミー文字を利用してビデオ通話をする場合の話」だと思われる。)
- 井戸
- ありますね。(要するに「ライブチャット上でのディープフェイク」は、)「あれ(ミー文字利用ビデオ通話)と同じ要領で」ということですか?
- 佐藤
- そういうこと。要は「自分の実際の顔に重ねる」感じで。だから今後は、その手のもの(リアルタイムディープフェイク)への対応」は「NFTなどではできなくなる」かもしれない。要はNFTなどを利用するためには「登録しなければならない」から。
- 原
- ゆくゆくは「見破りにくいケースも出てくる」でしょうね。「悪いことしよう」と考える人間は「上に上に重ねて」きますから。
- 佐藤
- 「すぐに思い付いたもの」としては、「自分が発信するものに対して、必ず『ID』と言うか『電子透かし』や『NFT』などと連動させて、自分が発信するもの全てが保証されている」ようにできれば良い気がする。要は「保証されたアカウント以外から来た」場合、「少なからず危険ですよ!」みたいな通知が出るようにして。要するにウェブで言うところの「SSL」の「httpsでない接続ですが、続行しますか?」みたいな……。
- 井戸
- (SSLというのは)「ポップアップのような表示が出るあれ」ですよね?
- 佐藤
- あれ(SSL)は、「ウェブサーバーの運営元」が、「『ここは問題ないサイトですよ』という証明を目的に入れていた」けれど。今や「個人で発信できる時代」だから。個人も何かしらの「『自分本人だよ』という証明をしていかなければならない」のかな?
- 原
- とは言え、それ(個人証明の必須性)が行き過ぎると「証明義務になりやすい」可能性もあるだろうね。
- 佐藤
- 「義務」まで行くと、「少しハードルが上がりすぎてしまう」かもね。そうは言っても、「公的なものとして出す」場合には、「必要になるかもしれない」けれど。だけど、それ(ウェブ上の発信物に個人証明を入れること)がいずれ「文化」になれば。「正体不明のなりすまし」は減らせるかもしれないよね。……だけど、結局は(個人証明を)「偽造して」という流れになるだろうから。「闘いは永久に続く」かもしれないよね。……そろそろ「本日の課題」も見ていきましょう。
TOPICS
テーマ討論
- 井戸
- 「ディープフェイク|なりすまし詐欺 。課題:ディープフェイクを世の中のために使うには?」
- 佐藤
- (ディープフェイクと言うと)「犯罪への利用ばかりがフォーカスされがち」ですが。「世の中のために応用させるには」という観点から何か(意見が)あればお願いします。
- 佐藤
- まずはRYUちゃんに聞いてみようかな。どうですか? 何かイメージはありますか?
- RYUICHIRO
- 例えば、老人ホームなどで……。
- 佐藤
- だいぶ斜め上から来た(笑)。
- RYUICHIRO
- 「なかなか会えない家族」を目の前の画面上に……。
- 佐藤
- もはや「技術が変わって」来る……。
- 久田
- だけど、「わざわざ再描写しなくても、『本人はいる』」よね?
- 佐藤
- ……でも、分かるよ。例えば、「認知症が進みすぎてしゃべることすらおぼつかなくなったおばあちゃんの替わり」に、「問題なく話せる人の顔をおばあちゃんに差し替え」て……。だけど、それ(話者の代替)ができるとするなら、むしろ「既に亡くなった人」を……。
- 井戸
- いつだったかな? 昨年か何かの音楽番組でしたけど、「あたかも美空ひばりさんがそこで歌ってるかのように見せていた音楽番組」があって(※2019年12月31日放送の『第70回 NHK紅白歌合戦』に登場した「AI美空ひばり」のこと)。「既に亡くなった方の歌声を聞ける」のであれば、「美空ひばりに熱中した年代の方には、本当にうれしい番組だったろう」と思います。
- 佐藤
- 「教育などの分野」では使いやすいかもしれないよね。「歴史の体験に」みたいに。
- 原
- 「臨場感が出てき」ますからね。「イメージしやすいから身に付きやすい」と言いますか。これからの学習においては「イメージング(想起、想像)が大事である」とはよく言われるので 。「視覚的に学ばせる/考えさせる」という用途は増えてくるかもしれません。
- 佐藤
- 徹郎さんはどうですか? 「世の中のために」ということですが、何かありますか?
- 蒲生
- そもそも、「ディープフェイク自体がクリエイティブ」ですよね。だから上手に作品に使って、見た人が「『面白い』や『楽しい』と思えるような使い方ができれば」とは思いました。
- 佐藤
- (ディープフェイク自体が)「クリエイティブ」か。……(言われれば)そうだよね。
- 原
- ちなみに、「ビジネスからの視点」で言えば、今、徐々に出てきているのが、医療分野での「事象の集積」ですね。以前、記事で読んだのは、脳や内臓系の障がいに関して「実際に出ている症状とリンクさせることで、お医者さんがきちんとイメージできているか否かを把握できるようにする」みたいな内容でしたね。あとは、「治療や手術などに応用する」という話だったり。一方、「医療と逆のベクトルにある」のが「スポーツ選手への応用」だと思うんです。スポーツ選手の場合、例えば「加齢」により「体力や体型が変わって」いくことで「フォームが変わっていく」こともあるわけですよね。だからそれ(加齢などによる体力や体型の変化)を「ディープフェイクで学ばせておいて、自分の体にリンクさせていく」みたいにできれば。要するに「ディープフェイクで知り得たことを自身にフィードバックさせられる仕組み」が「技術」や「ビジネス」として成立しても不思議ではないと思います。
- 佐藤
- (原先生のおっしゃりたいこととしては、)「体をディープフェイクする」ということ?……「体のディープフェイク」か。むしろ「斬新」だよね。だけど、それ(体ディープフェイク)を必要としそうなのは「スポーツ選手」のうちでも、「一握りのプロ」だけだろうね。……ところで、「一般的な録画」ではダメなの?
- 原
- どうやら今のスポーツ選手は「体の動きをミリ単位で管理している」らしいので。だから、ディープフェイクを利用して、「自身の認識と実際の体の動き方が違う場合」において、「どうやってブレを補整するのか」を戻していく。要は「ストレートな話」ですよね。「本来はこのように力が伝わる」などの解説もいずれは「応用として出てくる」はずなんですよ。
- 久田
- 今の原先生の話で「ファッションもやれそうだな」と思いました。要は「モデルさんの顔を自身のものに差し替え」て、オンライン上で「さも自分が着ているかのように動ける」みたいな。
- 井戸
- 私も少し思いました。「体型さえなんとかできれば、モデルだってやれるのに」と言いますか……。
- 久田
- 「体型もディープフェイクで調整」させて……。
- 佐藤
- そう言えば、「昔(そんなようなことが)あった」よね?
- 久田
- ありましたよね?
- 佐藤
- 同中の友達でファッションにすごく疎い人がいて……。…… あなた(七菜子)の元部下の「宇野」という人だけど。「顔は悪くないタイプ」だったから、「お前、こういう服を着たらもっとおしゃれになるよ」みたいに、いろいろな雑誌からモデルを切り抜いて拾ってきて、彼の顔写真を順に被せていって。「めちゃくちゃスタイリッシュになるじゃん!」みたいなことをやって。そうしたら、「その日は怒って帰ってしまった」んだけど(笑)。
- 久田
- とは言え、以降は「こういう宇野くんもあるよ」みたいに「すごくたくさんいろいろなジャンルをコラージュして提案して」いましたよね?
- 佐藤
- まさしくそういうことだろうね。「実際に動いている人の顔で」みたいなものも悪くないだろうね。「新しい自分のスタイルを発見」と言うか。
- 久田
- 「オンラインで試着できる」。面白そうです!
- 井戸
- 確かに、『ディオール』などのハイブランドではカメラと連動させることで、リップやアイシャドウなどを「エアテストメイクできる」んです。だけど、上唇側の口紅の色が「いまいちリアルさを欠く」んですよ。だから「なんだかなぁ……」となる時もありますけど、それ(いまいちリアルでない口紅の発色)を「ディープフェイクで良い感じに補整してもらえる」のであれば。「より買いやすい」と言いますか、「イメージはしやすそう」ですよね。
- 佐藤
- 今のマーケティングは「パーソナライズが非常に重要」だから。だから「自分の顔をパーソナライズできること」すら、もはや「ありかもしれない」よね。
- 久田
- もう1つ思い付いたものがありまして。たまに「会議には出席しなければならないが、地蔵役に徹していれば構わない時」もありますよね? 要は「社長がここにいることに意味がある」みたいなことです。だから、(その手の)ミーティングの際に誰かにいてもらって、「うん」だけ言ってもらうだけでも「1時間くらいは空けられそう」ですよね。
- 佐藤
- いわゆる「替え玉」や「影武者」ということ?
- 井戸
- 確かに、(地位のある人物が)「その場にいるだけで会議が締まる」こともありますよね。
- 久田
- そういうことです。
- 井戸
- (会議に影武者を建てられるようになれば、)忙しい丈亮さんの時間も空きますね。
- 佐藤
- そうなると、「今この収録に参加しているのは俺じゃないかもしれない」よね(笑)。なるほど。「ディープフェイク」として考えるよりは、「クオリティの高いコラージュを作っている」ぐらいで考えるほうが、面白いのかもしれないね。ところで、カルチャーの視点から見ると(ディープフェイクの活用法は)どうなのかな?
- RYUICHIRO
- さすがに本番だと顰蹙を買うかもしれないけど、例えば、「コンサートのリハ(ーサル)などで誰かの代役を出す」みたいなところがリアルにできるかもしれないですよね。大体リハの時は「代わりの人」が出ますよね? その(代役の)人を「本人に見せかける」こともできそうですよね。
- 佐藤
- そう言えば、昔ラルクの『STAY AWAY』のミュージックビデオで、最初は演奏していたのに、最後はラルクのメンバーが全員バックダンサーになっていて……。
- 井戸
- 何か「見たことある」気がしてきた…。
- 原
- (確かに)「踊っているやつ」は見たことある!
- 佐藤
- だけど「すごくダンスが上手く」て。とは言え、彼ら(ラルクのメンバー)は「バンドマン」だから、そんなこともないはずで。だから、(『とんねるず』の) 石橋貴明と(当時『SMAP』だった)中居(正弘)くんがやっていた『うたばん』か何かで、「あれは合成だ」とカミングアウトしていたけれど。それ(『STAY AWAY』でラルクのメンバーがバックダンサーに扮していたこと)も「いわゆるディープフェイク」だよね?
- RYUICHIRO
- 「パフォーマンスなどで使えそう」ですよね。
- 佐藤
- それ(パフォーマンスなどに使うこと)はできそうだよね。それは面白いかもしれないね。その場合は「オンライン」というか「リアルタイムのライブで見たい」よね。今日の課題は「(ディープフェイクを)世の中のために使うには?」だけど、 割と使いどころとしては……。
- 原
- すごくありそうですよね。
- RYUICHIRO
- 「映像」ではないかもしれないけれど、「『横に有名人がいる』みたいなプリクラの動くバージョン」のようなものができても良いかもしれませんね。要は、「動画みたいな感じ」でできる……。
- 久田
- 楽しそう! (画面の中の有名人が)「(自分と)同じポーズを取ってくれる」ということ?
- RYUICHIRO
- 「誰もが喜びそうなサービス」ができそうですよね。
- 佐藤
- 「エンタメの観点から言えば」ね。だけど、実際には「彼氏と撮りに来たのに、彼氏は……」
- 久田
- 酷い……。
- 井戸
- 今、「(彼女側が)傷付く未来」しか見えなかった。
- 佐藤
- とは言え、「彼女が誰々と〜」みたいに「逆(のパターン)」もあり得るよ。だから、「お互いに違う人」と……(笑)。
- 原
- もはや「2人で(プリクラを)撮りに行っている」のに、「2人とも違う人と撮っている」わけか。
- 佐藤
- そうなると、最近で言うなら、「ロンドンブーツの淳さんが広告モデル用の写真を提供している」みたいな話もあるよね。「写真利用のライセンス」というか。だから、展示会などでも「淳さんの顔を使っている」広告物が……。
- 蒲生
- (確かに)「たくさんあり」ますよね。
- 佐藤
- 実際、「たくさん使われていた」けれど、「自分の写真を年間契約して」みたいなことだよね。要は、「わざわざモデルとして契約して写真を撮らなくても、その素材をイメージとして提供」して……。
- 久田
- すごく良い!
- 佐藤
- だから要は「ライセンス費」として、「ディープフェイクとしても扱っても問題ないですよ」みたいに「提供していくことはあり」かもしれないよね。
- 原
- おっしゃりたいこととしては、「1日24時間で括る商いの仕方ではない」わけですよね? 要するに「ディープフェイクであれば(実際の)体を使う必要はないから」と言うか……。
- 井戸
- 「撮影でない」分、「いつでもどこでも同時にいくつも使って良い」みたいなこともできるわけですね。
- 佐藤
- だから、「売れっ子モデルのディープフェイク」みたいな感じで。そうは言っても、モデルの場合は「体型」などの問題もあるだろうけど。……それを言うなら、映画などの「スタントマン」もそうか。要は、「替え玉」と言うか「影武者」的な視点もあるし。あるいは「広告的なマーケティング要素の視点」もあるよね。そうすれば「本人が登場すること」すら、「高付加価値化していく」だろうね。
- 原
- 「リアルに見れますよ」という話が出てくるわけですものね。
- 久田
- 継続的にモデルを撮り続けていれば、「年齢も選べ」ますよね。例えば「今回は20代の綾野剛でお願いします」みたいに……。
- 佐藤
- 何なら「既に亡くなった方」でも構わないよね。それこそ「X JAPANのHIDE」みたいな。よくXのライブをやる時に「HIDEの映像はダイジェスト」というか「6人目のメンバー」みたいな感じで「モニターに流され」たりするけれど。だからそれこそSUGIZOさんが……。
- 蒲生
- 要するに「SUGIZOがHIDEの代わりになって」ということですね。
- 佐藤
- そうは言えども、「それ(SUGIZOをHIDEの影武者に仕立て上げること)が許されるのか?」だろうね。だけど、「代役を演じられるスタジオミュージシャンみたいなギタリスト」を連れてきて、「顔を(ディープフェイクで処理して)HIDEさんにして弾く」のも、それはそれでまた悪くないだろうね。
- 井戸
- ファンからしたら「興奮できそう」ですよね。
- 佐藤
- 今までは「生前に残していた何かをリマスタリングして」みたいに「何かを上手く加工」するしかできなかったけれど。(ディープフェイクは)「要素の抽出さえでき」れば、「新しくコンテンツ化できる」と言うか……。
- 原
- 活用法は無数にありそうだよね。
- 佐藤
- 活用法は無限にあるだろうね。でも、「世のため」とすると、「だいぶ広くなってしま」うよね。
- 井戸
- おそらく「ジャンルを絞っていないから」では?
- 佐藤
- (ディープフェイク自体はジャンルを問わず)割と「世のためになりそう」だよ? 経済的な観点から見ても「かなり使え」そうだし。そろそろ(時間的にもみんなの声を)見ておきましょうか。
TOPICS
みんなの声
- 井戸
- みんなの声を聞いてみましょう。『少しずつ規制をかけて締めつけるべき。』
- 佐藤
- おそらくこれは「犯罪の話」ですよね?
- 井戸
- そうですね。『年取った役者が、若い頃の顔で出演してくれないかな?』。七菜ちゃんが言っていたように……。
- 佐藤
- 本当にそうだよね。それこそ『 Zoom』などのテレカンで、「若い頃の自分で打ち合わせがしたい」みたいな……(笑)。
- 久田
- そういう経営者いそう。
- 蒲生
- 未だに「プロフィール写真が何年も前の写真の方」もいますよね。
- 佐藤
- いるよね。だからたまに「誰?」となるんだけど。でも、それは「企業のブランディング」としては、「そのキャラのままいっている」のであれば、「今の状態をキープしてやれる場面」みたいなところが結構あるのかもしれないね。
- 原
- 特に「シンボルみたいな会社社長や経営者」もいますよね。その場合は、「会社のイメージとしても落としたくない」わけですよね。要は「次の代に替わるまではその人のイメージ」ということもあるでしょうし。
- 佐藤
- もしかすると、「本人が使う場合もある」かもしれないよね。
- 井戸
- 「自分のディープフェイクを」ですか?
- 佐藤
- そう。役者さんなら特に「ありがたがる」かもしれないよね。いくら「メイクやドーランなどで若見せしている」とは言え、(フォトショなどの)「肌加工」などには「限界もある」し。代役が立つにしても、「その人の動き」までは再現できないけれど、本人がやる分には支障はないから。だから、本人が「若い頃の顔」で映画に出演できれば、「賞味期限」という例えはおかしいかもしれないけれど、「長くやれる」ようになるかもしれないし。逆に「『老年期のシーン』などを撮る場合は『今の顔』でいく」みたいに……。
- 久田
- 「全部本人でやれる」のか!
- 佐藤
- そういうこともやれるかもしれない。そうしたらエンタメは表現の幅が広がるだろうね。そういう意味では、「エンタメ」と「経済」の分野では、大手を振って(ディープフェイクを)使えそうだよね。
- 原
- 良い案だよね。活用法がすごくあると思います。
- 佐藤
- 「デジタルコンテンツとして使っていけそう」だよね。
- 井戸
- 次へいきましょう!『知らない人間の顔のディープフェイクは見抜けないな。』
- 佐藤
- それは「詐欺などでも同じこと」だろうし。「全く知らない悪意しかない第三者による偽装」……。要するに「芸能人でなくても構わない」わけだよね? だから「適当な誰かの顔」で犯罪をしたとしても、「結局誰だったのか?」みたいに……。
- 原
- 「分からない」可能性もあり得ますよね。
- RYUICHIRO
- それは「ありそう」ですよね。
- 佐藤
- そもそも「犯罪の観点」から言えば、「やれてしまう」から。
- 原
- 要点からすると「有名人じゃないからかえって見抜けない」わけですものね。
- 佐藤
- だから、(ディープフェイク詐欺対策は)「より難しくなる」だろうね。
- 蒲生
- ここまでの話をまとめると「リモート面接で自分の顔をイケメンにすれば受かる」わけですか?
- 佐藤
- そうは言っても、「仮に受かった」としても、実際に行ったら「お前、誰?」となると思うよ(笑)。とは言え、人の記憶上は「こんな顔だったかな?」みたいな感じで終わるのかもしれないけれど。だけどリモート面接では、「美的ユーザビリティ効果」と呼ばれる現象が確かにあって。要は言い様が悪いけれど、「醜いもの」よりも……。
- 久田
- 統計にも出てますよね。「美人のほうが採用率が上がる」みたいなあれですね?
- 佐藤
- 「……のほうが優秀だ」と認識してしまうわけだよ、人間は。要は「バイアス(偏見)がかかる」から。要するに「清潔感漂う人のほうが 能力値は高いだろう」みたいに、「無意識のうちにバイアスがかかる」らしいから。とは言え、結局は「それ(美的ユーザビリティ効果狙いのディープフェイク)が良いのか悪いのか」だろうけど、それしきのことは簡単にできてしまいそうだよね。
- 蒲生
- それなら、「痩せてシュッとしていた頃の顔を見せ」るだけで充分かもしれませんね。一応、本人なので「誰?」ともならないでしょうから。仮に何か言われるにしても「ちょっとふくよかになられました?」くらいで済ませられそうですし。
- 井戸
- 最後いきましょう!『ファンサービスにうまく技術を活かせるといい。』
- 佐藤
- そうだよね。課題が「ディープフェイクを世の中のために使うには?」でしたけれども、だいぶいろいろと(アイディアが)出たよね。今回は「MVPを決めるような感じ」でいこうかな?
- 久田
- 緊張する……。
- 井戸
- 「初めてのスタイル」ですよね。
- 久田
- やっとうちらも「投票させてもらえる」ようなフェーズと言うか……。
- 井戸
- 「ステージに上げてもらえ」ましたよね。
- 佐藤
- それでは(ソリューションを)書いていきます。
TOPICS
ソリューション
- 井戸
- お願いします。
- 佐藤
- 本日のソリューションにまいります。本日のソリューションはこちらです。「遺族の為に使おう」。「中身は代役になってしまう」けれど、サービスとして……。
- 原
- 「思い出を蘇らせる」感じですか?
- 佐藤
- 「偽物だということは分かっている」けれど。だけど、例えば「亡くなったおじいちゃんやご両親に話を聞いてもらいたい時に仏壇に語りかける」みたいな感じかな?
- 井戸
- それが「よりリアルになる」わけですよね。
- 佐藤
- そうやって使えば、「残された家族のため」と言うか「救いになる」かもしれないよね。
- 原
- 良い話ですね。
- 佐藤
- 何かしんみりとしてしまいましたね。ありがとうございました。
- 井戸
- ありがとうございます。
- 佐藤
- 最後にRYUちゃんに聞きましょうか。「ディープフェイク|なりすまし詐欺」からの話でしたけれども、いかがでしたか?
- RYUICHIRO
- エンタメの分野では、使い道がいろいろありそうだし、〆のソリューションも「亡くなった方とコミュニケーションが取れること」も「嬉しい人は多いだろうな」とも思います。だから、(「良い」ディープフェイクが)どんどん増えてほしいです。
- 佐藤
- ありがとうございます。今回のテーマに「なりすまし詐欺」と出ていたから「はっとした」けど、「なりすまし詐欺が主体の話」ではなかったね。
- 原
- だけど、「ディープフェイクの活用方法」がここまでたくさんみんなから出てくるとは……。
- 佐藤
- 「(可能性の)広がり」はあるからね。
- 蒲生
- 「なりすましには変わらない」ですけどね。
- 佐藤
- 「なりすまし」ではない!
- 井戸
- 「詐欺ではない」ということを(強調したほうが良いかとは)……。
- 蒲生
- 「詐欺なのか、良いことに使うのか」の違いはありますが(「なりすまし」は「なりすまし」ですよね)。
- 井戸
- 「過去の自分になりすまし」たり……。
- 佐藤
- 要するに、「なりすまし慈善」みたいなことを言いたいわけだから。 ありがとうございました。
- 井戸
- 来週以降の放送はこちらの通りとなっています。また次回も木曜日の夜10時にお会いしましょう。来週もお楽しみに。
- 佐藤
- 最後までご視聴ありがとうございました。さようなら。
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