
2021.07.15 放送分
不老不死ビジネス
第37回アートリーアカデミア
THEME
不老不死ビジネス
テーマ
不老不死ビジネス
今回のテーマは「不老不死ビジネス」。古代から人々は「老いず死せず」を夢見て飽くなき探求を繰り返してきたことは周知の事実だが、現代でもアメリカの富裕層を中心に探求は続けられているらしい。ちなみに、「消費者として興味がある」という佐藤も楽しみにしていた話題のようで、今回もトークは盛り上がりを見せる。進行管理もそっちのけになるほどの盛り上がりを見せたトークの末、アートリーアカデミアでは、どのような答えを見つけたのかをご覧ください。
TOPICS
ニュースの話題
- 佐藤
- 今夜も始まりました。アートリーアカデミア。
- 井戸
- 本日の話題はこちらです。「不老不死ビジネス。Google創業者100億円単位で不老不死ビジネスに投資。近年、Google創業者のラリー・ペイジ、Facebook創業者のマーク・ザッカーバーグ、Amazon創業者のジェフ・ベゾスらが、100億円単位の資金を不老不死ビジネスに投資していることが話題になっています。マサチューセッツ工科大学では、細胞の新陳代謝を促す薬剤を入れたカプセル錠剤の市販を始めたり、カリフォルニア大学では高齢のマウスに若いマウスの血を輸血する実験を行い、脳機能の向上が認められたと発表しており、今後の市場拡大が期待されています」
- 佐藤
- 「不老不死ビジネス」ということですが。いかがですか、徹郎さん。何か補足があれば(お願いします)。
- 蒲生
- 歴史的に見ても、金日成をはじめ、各国の独裁者が「不老不死の研究を進めていた」ことは報告されていました。近年、「老化のメカニズム」の解析がより進んできていて。「老化細胞を排除するような薬」の開発に対して、各国の大学の研究室などが研究を進めていて。「そうしたところに著名人たちが投資をしている」というお話です。
- 佐藤
- なるほど。「不老不死ファンド」なるものが、シリコンバレーに存在するということですが。実は僕が会社を始めるきっかけになったんですよ。昔、海行った時だったかいつだったかに、「これから時代は不老不死になる!」なんて言って。「おまえ、またそんなカルト的なことを言って……」みたいなことがあって。その当時……、20代前半の頃だったかな? は、本当に笑われていたんだけど。あの当時、イギリスの大学の先生か誰かが、「寿命は1000歳になる」と(既に発言していて)。それは結局、「今生きている人の死んでいく割合と、不老不死の技術革新のエックスポイントは、現在何歳の人がV字回復して、生きられるか」みたいな話で。結局、「お金を持ってないと不老不死になれないのかな?」というか。俺はどちらか言うと、「(長く)生きたい」から。「長生きがしたい」というか。「これから科学がどんどん進歩していくのに、それが見られないのは嫌だ!」みたいな(ことなんだけど)。だから、「まずは稼がなきゃ!」というところで(会社を興したの)。不老不死ビジネスに参入するつもりはないけど。利用者というか消費者としては本当に興味があって。NMNでしたっけ? 実はあれも飲んでいたし。
- 井戸
- (NMNというと、)「ニコチンアミド・モノ・ヌクレオチド」(のことですよね)?
- 佐藤
- NMNの濃度:12000のやつだったかな? 結構濃い……。
- 井戸
- すごい値段のするやつじゃないですか!
- 佐藤
- そうそう。知り合い価格で10万円ぐらいだったんだけど。(通常価格なら)20万円~30万円はするよね。(だけど、)俺は「いいや」と思って、「お父さんに飲まそうか」と(考えて)。(とは言え、)試しに俺も3粒か5粒ぐらい飲んでみたけど。確かに眠りが改善されたの。(だから、)父親……、83歳になるんですけど、にも勧めたら、「変わったかどうかあまり分からん」(と言われてしまって)。やはりもっと長期的にやらないと。1カ月後にしか(効果は実感できないから)。
- 久田
- 少し治験みたいなことをしてたんですね(笑)。
- 井戸
- 父親に飲ませて、「分からんないな」と言われて……。
- 佐藤
- でも、本当にこれ(不老不死ビジネス)には興味があるんです。というよりも(不老不死について)考えるのが自然だと思う。ラリー・ペイジや Amazonのベゾスさんだけでなく、IT系だともっと前から(考えられていたと思う)。もちろん、喜久子さんも業界だから分かると思うけど。「不老不死になること」は、前から分かっていたことじゃないですか。「テロメアが」とか「IPSだ」と言って。ITの人たちも「絶対不老不死に向かっているわ」と分かっていたから。だから、今このファンドに(投資資金を)入れていくのは、当たり前というか不思議ではないし。多分、彼らも不老不死を狙っているんじゃないかな?
- 佐藤
- どうですか、(原)先生。「不老不死ビジネス」というものは。
- 原
- ようやく「これ(不老不死)がビジネスとして成り立ち始めているんだな」ということは思います。
- 井戸
- (これまで「不老不死」というのは)「夢物語」でしたものね。
- 原
- そうそう。それこそ「アニメとかドラマの世界みたいな話」だったものが「身近になって」きている。ただ、「今はまだ高価だけどね」という話だと思うんです。でも、ようやく「これ(不老不死)が見えてきた」という。「自分が生きているうちに、こういうこと(不老不死ビジネス)が起きるようになるんだ」ということは、「すてきなことだな」とは思っていますけれど。佐藤さんと同じで、「やりたいことがたくさんある人」の願望としては、「長く生きないとできない」「若くないとできない」ということがあると思うんです。(不老不死ビジネスは、)「活力の源になるビジネス」だから、「良いな」と思っていますし。
- 佐藤
- (俺としては)「ファンドの正しい形」なのかな、とは思っていて。儲けた人たちが、「自分たちにも影響する。世界を変えなきゃ」みたいな(感じになるだろうから)。(それが)良いことなのか悪いことなのかは分からないけれど。「倫理に反する部分」もあるだろうから。(だけど、)はっきり言ってしまえば、「倫理」ですら「人が考えていること」だよね。どうですか? 喜久子さん。
- 永末
- そうですね。今日は本当に得意なテーマなので、ありがとうございます。「アンチエイジング」という言葉もありますが、「(若い肌に)戻る」ということで、私は(敢えて)「バックエイジング」と言っていますけれど。やはりさっき生徒会長がおっしゃったように、若返るにはいろいろなお金もかかります。(生徒会長は)「長生きしたい」とおっしゃっていましたけど、私は女性なので、「汚くなってまで長生きはしたくない」と思うタイプです。「汚いんだったら、(不老不死は)もういいから、ころっと(死にたい)」という感じなんです。だけど、最近はやはり「バックエイジング」ということでして。私のお友達では、50代の人が「どう見ても20代にしか見えなかった」りとか。(そういう人は)やはりそれなりのことはやってらっしゃるので。ある意味、肌は「外に出ている臓器」なんですかね? 心臓や肝臓と言った多くの内臓は(通常では目に)見えませんけれど、肌は見えるじゃないですか。肌は目安になるので、そういうこと(不老不死)も含めて、これからどんどん(研究が進むんじゃないでしょうか)。皆さん、赤ちゃんの肌はイメージできますよね。赤ちゃんだと、「しみ」や「しわ」は「ない」のですけれど。年齢を重ねると、かなり出てきますよね。しっかりとお手入れしている方とそうじゃない方とは、全く違いますから。「私、何もしていません」という場合は、「絶対、嘘」ですから。本当に、ルーティーンになってらっしゃることが違うので。
- 佐藤
- (だから、不老不死が)「本当にビジネスとして成り立ってくる」というか。10年前は誰も「不老不死」なんて信じなかったはずなのに。やはり「ビジネス」というところまで来ているから。(そうは言っても、)「ビジネス」である以上、どうなるんですかね? 「みんなが享受すること」なのか。(だけど、)「みんながみんな享受したくない」かもしれないし。でも、喜久子さんがおっしゃるように、男だってそうですよ。「汚いまま長生きしたくない」し。だから「きれいなままでいられる」なら、「長生きしたい」。
- 永末
- 今、(生徒会長は)「ビジネス」とおっしゃったんですけど、一番注意しなきゃいけないのは、「本物とそうじゃないものを確実に見分ける」こと(でしょう)。当然これ(本物じゃないものが存在すること)も「ビジネス」なんでしょうけれど。さっきおっしゃったNMNでも、かなりの差があるので。
- 井戸
- 値段も全然違いますものね。
- 永末
- 「(有効成分が)これぐらいの量入っていないと効かない」などいろいろとあるので。そういうところをしっかり見る目というべきか。本物を「見極められる目」や「選べる目」を持っておかないと。そうでないとよく分からなくても「何だか知らないけど高いもの」を買わされることになるでしょう(笑)。
- 井戸
- (確かに。)「高ければ本物だ」みたいになるから。
- 永末
- その辺りを「ビジネス」として、本当にきちんとやっていただければ、と思っています。
- 佐藤
- 本当にそうですよね。こういうものはすごく「詐欺ネタ」にもなりやすいですし。課題を見ていきましょうか。
TOPICS
テーマ討論
- 井戸
- 「不老不死ビジネス。課題:不老不死ビジネスの需要を高めるためには?」
- 佐藤
- つまり、現状は「需要を高めること」が重要なんだね。どういう意図なんだろう?
- 蒲生
- 「不老不死ビジネスは魅力的である」とは言え、実際には「そんな長く生きなくていいよ」と思っている人のほうが多いので。「不老不死の魅力」(を広める)というか「『不老不死になりたい人』を増やすには?」という(ことでしょうね)。
- 井戸
- (不老不死になりたい人は、)増やしたほうが良いものなんですかね?
- 佐藤
- 結局、まずぶつかるのは、「人口の問題」だよね。確か、Amazonのジェフ・ベゾスも2月に会社を辞めたじゃない。航空……、『ブルーインパルス』だっけ? 「ブルー何とか」という企業興しているんだけど。そこ(ブルーオリジン)が一つのミッションにしてるのは、「工場地帯を全部月に移して、地球を生活圏にする」ことで。要するに、「地球に生活拠点だけを置くこと」がビジョンの一つらしくて。そうすると、今の何倍も(人間が地球上に)住めるようになるらしくて。「何兆人とかでも住めるようになる」らしくて。
- 井戸
- (月が工業拠点になれば、)大気汚染なども少なくなりそうですよね。
- 佐藤
- そうそう。地球は「生存というか住宅というか居住エリア」で、「月を(工業地帯にして)」という具合に(して)。多分、「食糧問題」などもいろいろと踏まえたビジョン見て、「宇宙」という話なのかな? (だとすれば、)「人口が増えても構わない話」になってくるよね。
- 井戸
- そういうことか。(地球上に余力が出るから)死ななくても(構わない)。そういうことですね。理解しました。
- 佐藤
- (だけど、)不思議な話になってくるよね。「子どもはどうするの?」だったり、「何人も産んでいいのか?」だとか。いろいろと何か問題も起こりそうだけどね。
- 久田
- 中国じゃないけど、子どもを産むのに、「一人っ子政策」みたいな(ものが用意されたりして)。「どんどん自由に増えられても困る」となると。
- 佐藤
- (そもそも)「きれいでいられる」なら、「みんなが」死にたくなくならない?
- 久田
- (でも)それは、「元がきれい」という定義が発生する気もしますよね。
- 佐藤
- 「美容のDX」で何とか……。
- 井戸
- 「整形」という選択肢もありじゃなくて?
- 久田
- ありだとは思います。だけど、生きる上ではお金も必要になってくるから。何年も……。
- 井戸
- (もしかすると、)一生働いている(かもしれない)。
- 久田
- そうそう。今だと「60歳で定年がある」という前提だから「頑張っていられる」けど、「あと200年間働いていただきます」と言われたとしたら、少なからずサボると思う。
- 井戸
- 終わりが見えないですからね。
- 佐藤
- 人によるのかな?
- 久田
- (追加とは言え、)「200年間も働きたくない」という人もいるだろうし。
- 佐藤
- でも、不老になって働いてなかったとしたら、つらくない?
- 原
- 「不老」というものを「どう考えるか」じゃないですか? 例えば、今の平均寿命が「80歳から90歳」だとするじゃないですか。これが「平均は200歳ですよ」と言われた時に、「どう受け止められるか」という話になるんじゃないのかな? 例えば、「10代で経験すること」に対する意味は大きいですよね。それが「もっと長くなる」わけですよね。(確かに久田さんのおっしゃる通り、)「働く期間も長くなる」んだけど、「10代でいる期間も長くなるかもしれない」という話になると思うんです。「(人間の一生における)全体的なものが長くなる」ので、「老化なども」という話だと思うんです。
- 佐藤
- (俺の勝手な意見を言わせてもらうと、)今(の時点で)もはや「不老」は実現していると思うんだけど。
- 井戸
- 難しいのは「不死だけ」ですよね。
- 佐藤
- 結局、(寿命自体が)延びているんだよね。例えば、俺らが子どもの頃の30歳。俺のイメージだと、「もう少し歳を取っている」イメージ(だった)。だけど、実際には、それほど老けてないじゃない。つまり、それは「寿命自体が延びていっている」ということだよね。だから、喜久子社長がおっしゃったように、「50歳なのにどうしても20歳にしか見えない」というようなことになったりするわけで。実際、喜久子社長もすごく若く見えるよね。
- 永末
- 年齢は言わないで!
- 佐藤
- だから、そういうところを踏まえると、今の時点で既に「不老になってきている」んだよね。あとは、「死ぬか死なないか」の話で。その辺りを踏まえておけば、需要が自然と高まってくるのかな? どうなのかな?
- 井戸
- 需要は高まりそうですけどね。特に「不老」のほうなら、みんな「歳は取りたくない」(と思います)。でも、逆に「(歳を)取りたい人」もいるのかな?
- 永末
- 「富裕層の人」は皆さん同じことをおっしゃるのが、「最終的には健康」。「健康なままで不老不死」とおっしゃられるので。やはり「元気な体が」ということが「皆さんの理想」なんだろうな、と(感じましたね)。
- 佐藤
- 結局、「満たされている」んなら、「そのままずっと生きていたいな」ということだよね。要は「今世が楽しい」みたいな(ことですよね)。
- 久田
- それじゃないですか? 「今世を楽しんでもらえれば良い」んじゃないですか? 逆に、「今がつらいばかり」なら、「来世に賭ける」しかないですよね?
- 井戸
- それは違うと思う(笑)
- 原
- 「生命」というか分かりやすい話を一つ。自然界で言うと、「たくさん卵を産む動物」は「短命」なんですよ。なぜなら、「(成長の)それぞれの段階で捕食される」ことが少なからずあるからです。(だから、)「人間が長寿で不老不死になっていく」ということは、さっきの話じゃないけど、「子ども産むこと」自体が……。
- 佐藤
- なくなっていくよね。
- 原
- マイナスの方向性で考えるわけですよ。そうすると人口数自体は、統計的に考えて「増える」どころか「減る」はずなんですよ。もしかすると、「全生物の頂点が人間になっているかもしれない」話じゃないですか。「種としての生命の長さ自体が長くなる」わけですよね。
- 井戸
- (そうなると、)そこまで頑張って「子孫を残す必要がない」……。
- 原
- (おっしゃるように、)「なくなる」んですよ。
- 佐藤
- (生物という物は、)「種を残していかなきゃならない」から、「増える」というか「命を繋いでいく」わけだから。
- 井戸
- 「存続の必要」がなくなる。
- 佐藤
- 「命を繋ぐ必要がなくなってくれば増えない」よね。
- 原
- (そうなると、「種を存続させるために命を繋ぐこと」自体が、)「原始的な考え方だ」となるはずなんです。
- 佐藤
- だから、もはや「人類が違う次元に行く」んじゃない? 「宇宙」や「不老不死」と言うと、SFみたいだけど。もしかしたら宇宙の中には、「そういう次元」というか「レベルいくつ」みたいなところにいる……。
- 井戸
- 生物がいるかも(しれない、ということですか)?
- 佐藤
- そういうこと(人智を超えた段階まで発展した宇宙生物が存在しているかもしれない可能性)は、想像できるよね。「SFの発想」じゃないけど。ミチオ・カク先生の本にもあったんだけど、「銀河系は今、『レベルいくつなのか?』みたいな話」があって。「太陽系はレベルいくつなのか?」だったり、「地球人のレベルはいくつか?」というような。例えば、「地球の自転を使って、エネルギーを作れるか」が「レベル2」だとか。「太陽系の回るエネルギーが利用できるようになる」と「レベル3」みたいな(感じで)。これを不老の話に繋げると、「文明のレベルが高くなってくる」と「不老不死も不思議じゃなくなる」というか……。
- 原
- 「人間が想像できるもの」には、限界がありますからね。例えば、「100年後」は誰でも簡単に想像できますよね。だけど、それが「300年後」となると、「誰しもが簡単に」とは行きませんよね。だから、ミチオ・カクさんの例えじゃないけれど、「300年後の科学の話」の場合は「見える人にだけ見える話」になってくる。
- 佐藤
- 「見えてる人たちは(既に)見えていて」ということで。もはや「こうなっていくもの」なんだろうね。「(これまでの)概念が全部狂ってくる」というか「全く違うもの」になって行くんだろうね。だから、(そういう時代が来るとすると)「価値観に適応できる人たち」が生きて残っていくだろうし、「適応できない人たち」はそのまま終わっていくのかもしれない。とは言え、「適応できないこと」は「マイナスじゃない」んだけど。
- 井戸
- 「死にたいよ」というか「いずれは死んでいきたいよ」という価値観も残るでしょうし。
- 佐藤
- そうだろうし、「これから生まれてくる人たち」もまた、「価値観が違う」だろうし。例えば、「おっちゃんたちがTikToK見ても、何が面白いのか分からないこと」と一緒で。結局、ジェネレーション(世代)が違えば、価値観もズレてくるから。だから、「そういう意味(ジェネレーションギャップ)で需要を高める」というか「不老不死をどうやって消費者(今の人たち)に転換していくのか」と考えた時に、「どうするのか?」だよね。今こうやって話していることすらも少なからず関心を引く話だよね。だって、生物は本来、「死にたくない」という欲を持っているはずでしょう?
- 井戸
- それ(死にたくないという願望)は持っているでしょうね
- 原
- それ(死にたくない願望)が、「『規定の枠から外れてもっと生きられる』んだよ」じゃなくて、「当たり前だ」と言われた時に、「あなたならどうしますか?」という感じになるんだよね。今後、「(例えあなたが)『(死ぬのは)嫌だ』と思っていなくても、みんなが(不老不死として)生きていますけど、どうするの?」と言われた時に、「今のままで良いです」と思うのか? みたいなことですよね。
- 佐藤
- (むしろその場合だと、誰も)気付かないまま(全員)不老不死になっているんじゃないかな?
- 井戸
- (不老不死ビジネスの)需要がどんどん伸びた結果…….。
- 佐藤
- そうそう。「もはや(知らぬ間に)不老になっている」から。ただし、車にパーンと跳ねられたりした場合は、「いきなり死ぬ」だろうけどね。
- 井戸
- 「死ぬことはあるよな」というのは思いながら(今までの話は聞いていました)。
- 佐藤
- だから、(「不死」と言っても、)「寿命を迎えなくなるだろう」という話(だよね)。
- 井戸
- (より正確に言うなら、)「老化による寿命を迎えなくなるだろう」ですよね。
- 永末
- (確かに)医療もすごく発展していますから。昔だったら全然手の施しようのなかった病気でも。それこそ「難治性のガンも治る時代」が、もうそこまで来ているんじゃないか? と思いますよね。そういう意味では 、(不老不死ビジネスは、)「病気を治すビジネス」なのかもしれませんよね。そういうところもいろいろと考えていただければ。(佐藤)社長に何でも振っていますけれど……。
- 井戸
- お願いします。
- 佐藤
- 人生が楽しければ需要は高まるよね。例えば、「毎日面白いコンテンツが消費できる」とか。
- 久田
- 何だか、「すごく格差が出そう」ですよね。
- 永末
- おそらく出ますよね。
- 久田
- 「経済格差」ですよね。「長く生きられる方々」は「人生を楽しめて、余裕もあるし、不老不死ビジネスも享受できる」じゃないですか。でも、「不老不死ビジネスを享受できない経済状況の方」だと、「短命のまま亡くなっていく」だろうし、子どもが産まれたとしても、その子もまた「同じように短くしか生きられない」。最終的に「短くしか生きられない層」と「人生を長く楽しめる層」に相当分かれますよね。
- 井戸
- (その場合だと、)「人間が二分される」よね。
- 久田
- そう。もはや「種として違う」よね。
- 佐藤
- 昔、うちの親父が言っていたんだけど。「『ニートの2代目はいない』よね」と(笑)。
- 久田
- そうですね。「継いでくれる子」がいない。
- 佐藤
- だから「自然淘汰」というか。だから、(先週の)「ダイバーシティ」とは真逆の話になるんだけどね。でも、そういうことなんだよね。「自然の話」をするなら、「ダイバーシティの話」は脇に置いといて。倫理などを全部捨てて、「生物学の話」していくと「弱肉強食」だから。「弱き者」は「群れになって、どうやって生き残っていくか」を考えるだろうし。一方、「強い者」は「天敵がいなければ、海を優雅に泳げる」という話だよね。だから「最終的に適用するなら」ということだよね。「人の社会でどちらを選ぶか」という話というか。だから、「強き者になろう」と思うのなら、「頑張らなくてはならない」し。
- 久田
- そこを「みんな平等にしようよ」というのが政治や……。
- 佐藤
- 先週のテーマとすごく矛盾した……(笑)
- 原
- 本当に真逆だよね。例えば最近の映画で言うと、『エリジウム』や『タイム』、『ガタカ』辺りのイメージとリンクするけれど。
- 佐藤
- そうだよね。「金持ちは宇宙に行って、金がないやつは地球で……」
- 原
- 「貧しい生活を送る」みたいなイメージですよね。でも、私は、それ(金持ちと貧乏人で格差があること)は、「生きる意志」だと思うんです。確かに「(今置かれている)環境」はあると思いますよ。ただ、「もし寿命が自然と長くなる」としたら、実は「努力できる機会が増える可能性もある」という話ですよね。要は、「それ(寿命が伸びたことで生じた努力のチャンス)を掴み取るか取らないか」という話で。さっきの(佐藤社長のお父様の話じゃないけれど)「『ニートの2代目』がいない」ことと一緒で。ニートが「ずっとニートでいるわけないよね」という話ですよね。例えば、「お父さんが亡くなったら、年金がもらえなくなる」と言った話になるわけでしょ。そのリンクと同じで、「 捉え方と在り方の話」は、おそらく「1万光年の差がある」というか。「感覚的に難しいところ」はあるかもしれないけど、「価値観の強要」は「できなくなるんだろう」とは思います。
- 佐藤
- (何だか)このネタをずーっとしゃべっていたいな。
- 久田
- (みんなの熱中振りが)すごいですよね(笑)
- 井戸
- (私は)全然(進行管理用の)時計を見ていなかったです。
- 佐藤
- みんなの声を聞いてみましょう。
- 井戸
- 『GAFAが参入しちゃってるのね。』
- 佐藤
- GAFA参入している。もはやこれは「形になっている」という話だよね。「不老不死のプラットフォームやメディア」、「インフラ」ができた時に、ということになるよね。「不老不死になるからどういうコンテンツを提供できるか」や「不老不死になるから、どう美しくいられるか」とか。「サプリ(メント)を作ろう」「 化粧品を作ろう」みたいに、「どう楽しんでいくかというもの」を今から考えていくのも良いかもしれないよね。
- 永末
- 「不老不死になったけど寝たきり」だと嫌じゃないですか。
- 久田
- 意味ないですよね。
- 佐藤
- だから、「運動や健康」とか。そっち系でも良いよね。
- 井戸
- 全テーマの中で、(佐藤社長が)一番良くしゃべった(気がする)。次、いきましょう。『母の日にNMN(ニコチンアミド・モノ・ヌクレオチド)を、プレゼントできる息子になりたい。』先ほど佐藤社長や喜久子さんがおっしゃっていた。
- 佐藤
- これはまるで俺だよね。
- 井戸
- 次、いきましょう。『不老不死か 老不死 不老死だったら 俺は不老死。』
- 佐藤
- 頓知みたいになってる…。老不死。歳は取るけど死なない 。
- 井戸
- 「歳を取っても死なない」なら、「歳を取らず死にたい」という人ですね。
- 佐藤
- 結局、「死が問題じゃない」んだろうね。まず、「自分が不老かどうか」(ということでしょうかね?)
- 久田
- そうですね。結局(重要なこと)は「健康寿命」ですものね。
- 佐藤
- 「不老」であれば「死ななくても良い」ものね。
- 井戸
- 「死のところを選択できると良い」ですよね。
- 永末
- でも、私の周りにいる60代や70代の先輩で見た目が若い人たち。特に、70代の先輩は本当に生き生きしていて、本当きれいなんです。「去年、泳いできたの」と言われて水着の写真を見せられるんですけど、「ええ?」みたいな(感じで)。だから、「運動」や「社会貢献」、「人との関わり」がとても大事なんでしょうね。要するに「そこ(「運動」や「社会貢献」、「人との関わり」と言ったこと)をどう考えるか」でしょうね。
- 佐藤
- (不老不死が浸透してくると、)「異性に対して」などはどうなんですかね? 「そういう(異性に関する)ことを積極的に」などは……。
- 原
- それは「求める」ということ? それとも…。
- 佐藤
- 「アピール」や「カップルになる」とか。そういうことも「気持ちが若ければ、何歳でもOK」になるんですかね?
- 原
- 「OKにはなる」でしょう。
- 井戸
- 不老不死になって。先ほどの話じゃないけど、「子ども」というか「種を残す必要」も「ない」から「命を繋ぐ必要がなくなる」となれば、「(結婚して)一緒にならなくても良い」ですものね。
- 佐藤
- それ(次世代を残すこと)は、ホモサピエンスとしてインプットされているから。そこはなくならないのかな?
- 原
- 「生存本能としての種の保存」という意味では、ストップがかかるかもしれないけど。例えば、異性が好きだ……、異性に限らず『他の人を愛するところ』は残るんじゃないですか? 「生存本能の一環」ですよね。感情論のところは出てくる(かもしれないけれど)。
- 佐藤
- 残るんだよね? 多分、そこ(他の人を愛するところ)は「いくつになっても残ったまま」になるんじゃないかな? 今は、「歳を取っていくことで『なくなる』というか『減退していく』んだけど。何か研究であったよな。「生理がなくなった人にもう一度生理を復活させた」とか。確かそういうのありますよね?
- 原
- 自由になるんじゃないの?
- 井戸
- すごく自由ですよね。今、楽しくなってます。
- 佐藤
- 想像し切れないよね。
- 原
- 一言で言うと「事故で亡くなることがない限り何でもあり」だよね。「不遇の死を迎えない限りは何でもありの世界」になる。いろいろな選択肢も増えるだろうね。
- 井戸
- (だけど、)「事故の罪」がまた重くなりそうですよね。
- 久田
- 80年しか生きられなかった。轢いちゃった……。
- 佐藤
- 言い方が露骨かもしれないけど、実際、高齢者のほうが、「経済的に成功している人たちの確率が基本的に高くなる」から。もしかすると、とんでもないことになるかもしれないよね。
- 井戸
- 最後いきましょう。『親が老後の金をためろってうるさいけど、その金で不老不死ビジネスに投資してやる。』
- 佐藤
- 「不老不死ファンド」は、株とかでパッケージ商品があるのかな?
- 原
- あるならそれこそみんなが飛び付いてますよ?
- 佐藤
- (でも)何かありそうだよね。
- 原
- ありそうですよね。
- 佐藤
- これでソリューションを出す(流れ)? あ。これ(不老不死ビジネスに投資する話でみんなの声が)ラストか。一回ソリューション出してみましょう。
- 井戸
- 本日のソリューションをお願いいたします。
- 佐藤
- 本日のソリューションはこちらです。「美容医療をどんどん利用しよう!」。「美しくあること」「健康であること」。これが満たされれば、自然と不老不死というものを享受して、どんどんそういう社会になっていく。需要が高まっていくんじゃないでしょうか。
- 原
- そうですね。「生きる活力みたいなもの」ですよね。
- 佐藤
- そうだよね。だから、喜久子社長には美容医療を頑張っていただきながら、コストダウンや普及、展開していただくというところをよろしくお願いします。
- 永末
- ありがとうございます。
- 佐藤
- さあ「不老不死ビジネス」ということでしたが。これは結構パワーワードだよね。「どうしてもビジネスにしてしまう」という。専門家が言うと、話がどんどん面白くなっていく。(喜久子社長、)引き続きよろしくお願いします。
- 永末
- よろしくお願いします。
- 井戸
- 来週以降の放送はこちらの通りになっています。次回放送も来週木曜日 夜10時からです。また次回もお楽しみに。
- 佐藤
- 最後までありがとうございました。さようなら。
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