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デジタル資産NFT

2021.06.17 放送分

デジタル資産NFT

第33回アートリーアカデミア

THEME

デジタル資産NFT

今回のテーマは「デジタル資産NFT」。NFTとは「Non-Fungible Token」の略で、ブロックチェーンの技術を応用した「偽造・改ざん防止技術」のことを言う。このNFTはまだまだ世に出てきたばかりの技術ではあるが、ゲームやデジタルアートなど様々なIT分野で利用され始めつつある。「これから発展しつつある技術をどう活用していくか?」を焦点に今回もトークは進んでいく。

TOPICS

ニュースの話題

佐藤
今夜もやってまいりました。アートリーアカデミア。
井戸
本日のテーマはこちらです。「デジタル資産:NFT。老舗オークションハウスサザビーズ NFTに本格参入。今年4月サザビーズが匿名のデジタルアーティストPak(パック)と共同開催したNFTセールは、3日間で1680万ドル(約18億円)の売上高を記録しました。NFTとはブロックチェーン技術を用いたデジタルアセットの一種です。これまでのデジタルアートでは難しかった「作品の唯一無二性を保証するもの」としてアートマーケットで大きな注目を集めており、今年になってから注目の話題となっています」
佐藤
「デジタル資産:NFT」ですが。どうですか、徹郎さん。(何か補足されたい情報は)ありますか?
蒲生
「Pakさんの作品とは」という話ですが。Pakさん自体は20年以上デジタルアーティストとして活躍していらっしゃって。その業界では知らない人がいないというような。ある程度、その業界で権威性のある方がNFTのオークションに出て。それは「売れると言えば売れるよね」という話ではありますが。「売れたことがびっくり!」というよりは、「NFTという手段で売れたこと」に対してが話題になっているポイントかと思います。
佐藤
(ということは、デジタルアートの世界では、)「今まではブロックチェーンで守られてないからコピーし放題」(ということ)だったわけか。
蒲生
防ぎようがないところはあったんじゃないですか? 実際、(リアルのブランド物でも)「ブランド物のバッタもん」とかがあるように。
佐藤
それ(Pak氏のデジタルアート作品)は絵なの?
蒲生
絵ですかね? ごめんなさい。具体的には……。
佐藤
その辺はわからない。そういう感じか。どうですか、(原)先生。「デジタル資産:NFT」というとこですが。以前、デジタル不動産(を取り上げた回)で出てきた要素なんですけど。
原
なので、その(作品の)価値が、「他の価値として不正ができない」ということになりますよね。(リアルな)モノであればRマークが付くじゃないですか。それが「デジタルでもできる」ことには、すごく意味があること(だと思います)。「簡単に複製できないこと」は、すごく大事なことだと思うんです。だから(NFTは)、「デジタルでできること」をどんどん増やしていける要素(だと思います)。それともう一つ考えるのは、「ブロックチェーン使って、NFTで何に価値を見いだせるか」ということですね。「いろいろなモノの価値を間違いなく守ること」は、大事になってくる議題でもあるのかな、と思います。
佐藤
でも、このデジタル資産。デジタル資産というと「アセット」の意味が強くなるけど。「コンテンツがしっかり守られていく」という。だから、昔というか今でもそうだと思うけど。違法ダウンロード的な(著作権侵害はあるわけでしょう)。歌というか楽曲でも映画でも。 漫画でも言うじゃない。
井戸
「海賊版」みたいな(ことですね?)
佐藤
そう。これからは「海賊版がなくなる社会に向かっていく」んだ。
井戸
すごい技術ですね。
佐藤
そうなってくると 、前回……、前々回か。「DIYアーティスト」の話だったと思いましたが。より個人で活動される方が増えやすくはなるかも(しれないですね)。
原
増えやすくはなるよね。「発信しやすい状況であると同時に複製されやすかった」のが、 今度は「発信しやすい状況まま、その価値を守れる」ようになった。アーティストが何か作るにしても、「(製作物の権利を)どう守る?」と言っても、なかなか守れなかったので。「権威のある裏づけで作る」ことは大事なことですよね。
佐藤
アーティストもそうだし。例えばこれからだと、3Dプリントの設計図が配布されていくような感じになっていくというか。多分、今でもそうだと思うんだけど。例えばDMMが渋谷だかどこかでやっているんだけど、3Dステーションみたいなところに10年近くぐらい投資してるよね。。そこへ行くと(3Dプリントの)印刷ができるんだけど……。
井戸
3Dプリンターの(印刷工場みたいな施設ですね?)
佐藤
そう。だから、プラスチックとかいろいろな素材から選んでやりたいな、とか(ができるわけ)。3Dプリントの場合は、徐々に家庭でもできるようになってくると(言われているけれど)。そういう設計図がネットからダウンロードできたり配布されたりみたいな。それこそ、「リアルにただでものが手に入ってしまう」感じになるだろうから。それに関しては、いろいろなビジネスモデルがあると思う。とは言え、そういうものをブロックチェーンで、一つ一つ買えるようにすると。分からないけどね。そうしたら、今度は(3Dプリントの)印刷機のほうに、今で言う「コピーガード」みたいな(機能が追加されたりして)。
井戸
(NFTされていなかったら、)「これは(印刷)できませんよ」みたいな(表示が出たりするんですか?)
佐藤
だから、「NFTが承認されてないモノだったら、通らない」みたいな(ルール付けがされて)、「印刷できない」ようなことも考えられるかな。
原
だからそういうものに、全部「暗号のコード」が入るんだよね?
佐藤
一度テーマを深掘りしましょう 。

TOPICS

テーマ討論

井戸
見ていきましょう。「デジタル資産:NFT。課題:NFTの活用を広めていくには?」
佐藤
未季先生、どうですか? 「たった1個しかないデジタルのモノが作れる」ようになったら。
未季
すばらしいですね。「音楽の価値」に関しては、長年すごく悩ましい状況が続いていたので。「それ(音楽の価値に関する悩ましい状況)を解決する術があるのかな?」と思うと、期待感があります。だけど、少し気になったんですが、こういうの(NFT)と著作権との兼ね合いは、どういうふうになっていくんですか?
原
法的な観点で言うと、「著作権」と「資産を守る上でのNFT」というのは、「だんだん一致してくる」と思うんです。今は関係ないですけれど。なぜかというと、 今はNFT自体も「売買する、対応する」という状況なので。これがだんだんと法に近づいていく。(むしろ、)法が近づいていくのでしょう。「実態に状況が近づいていく」という可能性が考えられるでしょう。
未季
「価値を守れる」のであれば、それこそさっきの(著作権の)話じゃないですけど、今、聞いていて少し思ったのは、「ゆくゆくは」なのかどうなのかは分かりませんけれど、「外部に委託してた著作権料とかも自分で守れるようになるのかしら?」というようなことです。
佐藤
結局、「証明の話」になるから管理するところは要にはなってくるでしょうね。「個人でそういう(管理をする)」というよりも「どこかに登録する」というか。だから、「サービス化」はされていくんじゃないですかね。JASRACとかに「ややこしいです」という感じで訴え出て。あと、もう少し(音楽関係の権利に関しては)フェアになるかもね。(今の仕組みだと)JASRACは統計で処理しているじゃない。
原
そうなんですか?
佐藤
そうなのよ。だから「1再生で何円入る」という仕組みになっていなくて。
井戸
「そんなことすらやっていない」ということですか? 「1曲につき(何回再生されたか)という記録を取っていない」ということですか?
佐藤
そう。だから……。
未季
難しいですよね。
佐藤
確か「パーセンテージが多いところに対して金が入る仕組み」になっている。
井戸
大げさに言うと「割合が少なければ、多少再生されていても(お金が)入ってこない」みたいな仕組みなんですね?
佐藤
そう。それがもう少し解決されているのが、多分『Spotify』だとかのサブスク系かな。
井戸
(サブスク系だと、)「再生ごとにお金が入る仕組み」なんですか?
佐藤
でも、あれでも問題はあって。例えば月額1000円でユーザーが曲を再生したとして。1カ月間、ある曲だけエンドレスで再生し続けたとして。要するに、「 自分はその曲しか聞かなかった」として。一般的にアーティスト側は「(月額1000円なら、)手数料に10%取られて900円が入ってくるのかな?」という感覚なの。でも、あれは一度(運営側が月額料金を)総録りしていて。「再生回数のパーセンテージ全体から再配分する」から。だから言い換えると、例えばあるサービスのある月の売り上げが1億あったとして。自分がそのうちの1%分を再生していたとするじゃない。……自分1人で1%行ってしまうから、「えらく再生されていないサービス」という前提になってしまうけど。そうすると「(実際の月額は)1000円だけど、利用料としては100万円が入ってくる」という話になるの。(実際には1人当たり)1000円しか使われていないんだけど。(でも、)「逆もしかり」というのが、より明確になってくるんじゃないかな? 「(利益を)追いかけられる」というか。
原
多分、キーポイントは「対価性」だよね。
佐藤
今だと、「サービスで管理されている」から。だから、「1再生」がきちんとカウントされていることが前提だけど。例えばAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェイス)でもできるかもしれないけど……。APIを使わなくても、もしかしたらいけるかも。インターネットラジオ局とか。「自分のところのプラットフォームでやる」というのはあるかもしれない。でも、いずれにしてもブロックチェーンにそれを繋げないとならないから。KPI(キー・パフォーマンス・インディケーター(重要業績評価指数))は必要になってくる。だから、「個人で管理する」こともできない、というか……。
井戸
「すぐに」は、難しいかもしれないですね。
佐藤
「すぐに」はね。
未季
でも、「わかりやすい感じ」には、少しずつでもなっていくんですか?
佐藤
例えば、タグに名前書いたとして。例えば「JOSUKE」と書いて、そのまま「街のどこかに放り出した」り、「海に流した」として。それを誰かが(拾って)利用したとしても、「何かに(「JOSUKE」という名前で)登録してない限りは意味がない」というか。
原
単に落とし物で誰かの……。
佐藤
名前が書いてあるだけで。
原
という話だよね。でも、これ(「JOSUKE」というネームタグに)暗号が入っていると、それに対して、「「JOSUKE」氏が持っていたものを(誰かが)使った」ということが(分かるようになる)。
佐藤
だから「『サービスとの連携は絶対に必要となってくる』と思うけど」という話(なわけ)。
原
それこそ今だと、「不動産の登記は法務局に行ってやるもの」という前提じゃないですか。でも、デジタルで(不動産が)売買できるようになって、NFTが前提になってくれば、もっと楽な売買に進みやすい。不動産紹介において仲介業者がどんな話をするかは分からないけれど。
佐藤
(本当にそんなふうに)なるの?
原
登記などの在り方は変わってくるんじゃないのかな。
佐藤
(不動産の登記というのも)証明書(の1種)だから? 元々「デジタル資産」が「NFTになっている」という話だけど。これは前にも話した(と思う)けど、(ブロックチェーンでの証明系は)『ethereum(イーサリアム)』という仮想通貨がベースになっているわけ。あれ(ブロックチェーン)は、「証明書をデジタルでもドキュメントとして実現させて、世界で一つのものにしよう」というところからスタートしたはずだから。要するに、イメージとしては、「証明書・鑑定書付き』みたいな感じかな。例えば、ブランド品を買いに行ったとして。エルメスとかだと(買ったものに対して)証明書が付くじゃない。
井戸
(確かに)付きますね。
佐藤
あれ(証明書付き)を「デジタルでも一率にする」というのが(NFTの)イメージだね。
原
だから、ブランド品のバッグは「ぱっと見はAもBも同じ物」に見えたとしても、「各々に証明書が付いていること」と同じような感覚になるわけね。「物自体は一緒」だけど、実際には「こっちの品番はこれで」「あっちは品番あれで」という具合に。
佐藤
NFTにおいては「共同台帳」だから、正確に言うと、「『誰が所有した』という履歴を『みんなで共有する』」という話になるわけで。
井戸
「『それが唯一無二のものだよ』という証明書を付けておく」んですね?
佐藤
要はブロックチェーンだから「証明書を付ける」というか「みんなで認め合う」だよね。だから、例えばこの全員(今回のアカデミア出演者)が、「ブロックチェーンされている間柄の人」だとして。そうすると「俺(佐藤)が買った」という事実が、全員の台帳に保存されるの。その場合、例えば「 RYUちゃんが履歴がない物を持っていた」とすると、「それは台帳に登録されてないから、パクったやつだね」みたいな感じになって。要するに「『それは違法だ』という話になって、逮捕される」みたいなことかな。
未季
それ(NFTの共同台帳)は、全世界共通の(ものなんですか)?
佐藤
そう。それをやるために「マイニング」というものがあって。仮想通貨は「台帳に記帳するために報酬を支払うもの」だから。
井戸
(NFT)を売買したら、「仮想通貨を支払うこと台帳が書き換わる」んだ。
佐藤
早い話がそういうこと。ブロックチェーンというか「NFTがそういう仕組みになってるから」というか。それは「技術側の話」なんですけどね。どうですか、このウェブサービス。(七菜子は)普段、「作ることをディレクションしている」けど。NFTには何か使えそうなところはある?
久田
(原)先生もおっしゃってましたけど、デジタルコンテンツは配信が本当に楽。例えば「 CD出します」となった場合に、従来のやり方ではかかっていた「CDを刷るお金」などがなくなったりして。デジタルコンテンツは「配布しやすくなったけど、その分リスクが上がった」というギャップがずっと付いて回っていた中に、「(デジタル上の)証明」が付くようになって。また「デジタルコンテンツが変わるのかな?」という面白さもありつつ、プラットフォーム側としては「NFTを付けられるプラットフォームじゃないと、そもそも世界から認められない時代がくるのかな?」というのも少し思っていて。「プラットフォーム開発の難易度が上がるな」と思いました。
佐藤
でもその辺りは、ブロックチェーンが APIというかきっちり出すようにしてくれるから。
久田
使いやすくなっていくんですか?
佐藤
それはGAFAがしっかりとやってくれるんじゃないですか? どうですか、徹郎さんは何かありますか?
蒲生
もう少しみんなの話聞いてから……。
佐藤
でも、「活用を広げていく」という意味では、例えば「偽造が少なくなる」かもしれないよね。
井戸
「(NFTで保護されているモノは)コピーができない」から(ですか)?
佐藤
例えば、「 NFT のハードルを上げられるのかな?」という(ことがあって)。例えば、コピー機だとかに「コピーした瞬間に記帳する」という話になったとして。要は「免許証だとかそういうものが『あとからPhotoshopなどで編集されていないこと』が証明できるのか?」とか。
未季
「そういう(形式の)偽造」ね。
佐藤
あとから加工する(形式の)偽造。(現状だと)「(偽造するための)編集」は、デジタルで取り入れた後の工程じゃない? だから「デジタル化した瞬間に(コピー不可でロックして)、それで広げる」ようにして。それ(デジタル化した後の偽造)ができないようにすれば。「アナログで偽造してからしか(デジタル化)できなくなる」ようにすることも可能になるから。
久田
アナログだと、「漫画を買って友達に貸したりできた」じゃないですか。NFTになると、「漫画を買いました。貸したとしても(「貸した」というログが)残るじゃないですか。
佐藤
貸せるよ。レンタルサービスができる。もしかしたら、「プレイヤーなしでもできる」かも(しれない)。でも、(プレイヤーというかプラットフォームは)いるか……。
久田
「貸した場合でも、それに対応したパーセンテージを実際に作者に支払っていく」みたいな仕組みは作れるのかな?
佐藤
作れると思うよ。
未季
いわゆるブックオフみたいな古本にもそういうもの(NFT)が入ってくる(ようになるんですか)?
佐藤
現実味はあるよね。ゲオとかにゲームなどを(売りに)持って行くと、「作者にお金が一銭も入らなかった」ところが、「 一取引あるごとにパーセンテージで消費税みたいな感じで取っていく」というようなルールにすれば、そういうこともできるから。アナログだとできなかったこともどんどんできるし……。というか、そんなことはアナログでもやれば良い話なんだけど!
井戸
確かにそれは思います。
久田
今まで「中古品(の売り上げ)」は、どうしてもアーティストに入らなくて。コンテンツが死んでいく原因になってたので。アーティストにもいろいろな収入方法が増えると良いんですけど……。
佐藤
だから、NFTが普及すれば、いろいろと変わってくるんじゃない? 「持っていることが資産」という意味だから。「価値の上がり下がり」とかもできるよね。例えば、「ある曲を100DL限定で配信」みたいなこともできるから。そうすると(その曲の価値は)高騰しやすくなるよね。
井戸
確かにすごいですね。「(NFT化されているから)コピーもできない」んですもんね。
佐藤
だから、 例えばバーとかに行って、「この曲は世界で100人しか流せないんだよ」みたいな(ことが言えたりも)……。
久田
おしゃれ!
未季
そういうやつ、ありますよね。
井戸
でも、「(物は)やりよう」でね。
佐藤
もしかすると現実でもそういう場所ができるかも(しれない)。「ここでしか聞けない曲がある」みたいな……。
原
そういうことだね。
未季
「LP(長時間録音のレコード)をたくさん集めている人と同じような感じになる」ということですね。
佐藤
ということも、もちろんあるだろうし。でも「広めていくには」ということだから。やはり、こうしたアイデアが出てくる必要があるよね。
井戸
デジタル系の話題はまだイメージが湧きにくくて。アイデア出すのも、「これは……?」みたいな(ところもあって)。
佐藤
あともう一つ言うと。これは一つのソリューションになってしまうんだけど。iTunesやApple Store、Google Playみたいなやつ(ストアアプリ)があるじゃない?ああいうもの(ストアアプリ)の市場を作って。AppleでもGoogleでもいいんだけど…….。結局、「GAFAの話」になるんだけど。そういう市場ができ上がって、NFTをどんどん出せるようマーケットができてくれば、(世界は)変わってくる(とは思う)。
久田
今はどうしてもハードル高いですものね。今、自分で「NFTのついたデジタルコンテンツを出そう」と思っても。
佐藤
今、登録できるサービスあるよ。
久田
もう(既に)できるんですか!? 出そうと思ったら出せるんだ……。
佐藤
(だけど、)そのあとの工程がクエスチョンだから。もしかしたら、こういうことの啓発は必要かな。
原
「デジタルデータに関しての価値」には、まだ有無があるけど。「これが固有のものだという証明が付く」こと自体が「一つの価値を生むモノ」になるから。あとは「どうするか」なわけで。先ほど、「貸す」といった話もありましたけど。要は「売買が前提」になるんですよ。「『サービス=0円』じゃないですよ」というのを言っていくようなものなので。「サービスは必然的にあとから生まれる」と思うんです。なぜなら、「(サービスというものは、)世の中のニーズや市場のニーズに合わせていく」から。要は、それ(NFT)が「資産として、どう動いていくのか」だから。勝手にそれ(NFT)は増えていかないんですよ。今の現状は、「この人しか使えません」と言っているので。「これを使いたいです」「これ欲しいです」と言った瞬間に、そこから価値が生まれるわけですよね。(NFTを活用した)いろいろなサービスは、あとからでも生まれる。それこそ、GAFAがそういうの(NFTの活用)を考えていくとか。実際にAmazonとかでも「デジタルデータを資産として売る」ということも生まれてくるんじゃないですか?
佐藤
やりやすいよね。常識的に考えれば、(GAFAが)先にやるんじゃない?。いろいろと考えることはあると思うけど。
佐藤
どうだろう? RYUちゃんは何かある?
RYUICHIRO
逆に、「これ(NFTによるコピーガード)ができることで損するアーティスト」はいるんですかね? 例えば 、「(何かの)コピーで有名になった」とか……。
井戸
コピーバンドみたいな? ダンスなら完コピダンスとかで?
RYUICHIRO
それで結構、(スターダムを)上がっていった人(だとしたら)……。
佐藤
(NFTを)重ねられれば大丈夫。(NFTの重層化ができるようになれば、)2次創作がもっと活性化するというか「市民権を得る」と思う。要はオリジナルが……、どうなんだろうな? それは少し違うか。オリジナルの作品の同人とかはそうだろうね。オリジナルの人からしたら、「やめろよ」みたいな感じも(あるよね)。
井戸
作家さんによってはそういう人もいますよね。
佐藤
そういうところはある(だろう)けど。要は、「そこを申請するかどうか」は、NFTとは関係ない話だよね。だけど、2次創作活動している方は、割とこれ(作品のNFT化)は早いんじゃない? それこそ、あれ(同人誌)は基本的に「限定品」が多いよね?
井戸
基本的に「何冊限定」とかですよね。
佐藤
コスプレイヤーとかそうだけど、悪用される人たちも結構いるでしょう? インスタのSNSを見ていると、誰かの写真が勝手に使われていたりするよね?
井戸
ありますよね。
佐藤
基本的にはああいうの(写真などの無断掲載)とかも。
原
なくなっていく。
井戸
できなくなっていく。
佐藤
だけど 、俺は思うんだけど。多分、仮想通貨は永久的に発行されるから。どうなんだろうな……? 最近、イーロン・マスクが「仮想通貨はエコじゃない」という話をしていたよね。要はサーバーが(電力を)食いすぎる……。
原
それ(サーバーが電力を食いすぎる話)は、「今さらか!」と思うんだけど。
佐藤
だけど、それはそうだよ。世界中のあらゆるものの取引全てでそんなこと(マイニング)をしていたら。
井戸
とんでもないデータ……。
原
「データのボリュームだけで」という話になるよね。
佐藤
だから、「何でもかんでも」ということはなくなるかも。言い換えると、「NFT化を有料」にしていかないともたないし。多分、今でもそうしているよね?
原
でも、それは本来、「仮想通貨を活性化させる要素」のはずだけど。実際にNFTが活用されればされるほど。
佐藤
それは良いんだけど。サーバーそのものは増やせるから。だから「環境問題」だよね。サーバーは稼働すると、熱を放出したり電力を食うから。要は「サーバーを動かすための電気が必要」になるから。詰まるところ「『発電所の話』になってくるからエコじゃないよね」という結論だよね。そういう主張が広まるというか進んでしまう可能性もあるよね。「広めていくには」ということだから少し話戻すと、(NFTについて)知っていってもらうしかないよね。
未季
さっきの(バーで100DL限定での喩え話)はすごく良かったですよね。「(誰しも一度は)想像した(ことのある)ものの世界がより宣伝的な感じになっていく」のも広まり方の一つかな、と思います。
佐藤
クラウドファンディングなどを利用して。
未季
「やりたくなる人が増えれば、興味も湧くから良いな」と思いました。
井戸
まだ(NFTは)身近に感じられないですものね。
未季
まだ、「全然、何のことだか……」という感じですけれど。さっきの(バーの喩え話)を聞いて、「ありだな」と思えました。
佐藤
今は音楽すら「消費されるコンテンツ」だからね。
未季
それは何かしらの……。
佐藤
止めないとね。「作り手の思いを資産に変えていくこと」は素敵なことだ。とりあえず、(みんなの声を)見てみましょうか。

TOPICS

みんなの声

井戸
みんなの声を見てみましょう。
井戸
『オンラインショップサイトのeBayでNFTの販売をできるようになったよ。』
佐藤
(そのうち、みんなが)取り入れていくんだろうね。「誰々さんが持ったよ」となっていくとしたら。結局は何かしらのユーザーIDと(NFTを)紐付けないといけないよね。本気で(NFTを)やるなら、全人類にマイナンバーを作らないと。
井戸
ゆくゆくは絶対に必要になりますよね。
佐藤
分かった! 今はこれが乱立しているから悪いわけで、あれにすれば良いんだ。要するに、「代表的なNFTサービス」を作っておいて。そこに「お財布」みたいな感じじゃないけど、一人一人の口座があって。そこ(代表的なNFTサービスの個人口座)に「ありとあらゆるサービスで購入したNFTが全部貯まっていく」みたいな具合にすれば。
井戸
その口座に(NFTを集約させて)ね。
佐藤
一つのサービスで完結させないと難しいから。
井戸
確かに口座は1個じゃないと。(実際の銀行口座でも、)あちこちにあると収拾が付かなくなりますものね。
佐藤
こんなところかなと思うんだけど、どうなんだろう?
井戸
次いきましょう。
井戸
『VRアーティストのせきぐちあいみさんの作品を落札。落札以降転売されても 手数料が入るのは良いね。』
佐藤
そういうことだよね。
井戸
(NFT化されていれば、)情報を追えるんですものね。
佐藤
だけど、(NFTは)ネット(上での話)だから、(ネット接続を)切っていたら、結局、複製ができてしまうから、そこはまた問題だよね。要は、「オフラインになった瞬間に、どれだけ再生産しても構わない」わけだから。
井戸
バレないし……。「バレない」と言ったら、言葉が悪いですけど……。
佐藤
極端な話をすると、例えば「NFT化された楽曲を購入後、それをアナログでコピーしてCDにしました」として。それ(NFT化された楽曲のコピーCD)を、さっき言っていた「100DL限定の店舗」に持って行って、そこで流すとしたら。それ(NFT化された楽曲のコピーCD)が「101枚目」だろうね。
原
できるの? オフラインにしていても、コピーする段階でNFTの管理が入らない? 番号コードが必要にならない?
佐藤
そういうふう(オフラインでもNFTで管理できるよう)にしていれば、ね。(だけど、)そこをクラックして(しまえば意味ないよね)。要は「DVDに焼き込みしてバレないようにして」おけば、分からないわけで。
原
「秘密裏に海賊版を作っておく」ということか。
井戸
「そういうこと(NFTクラッキング)をする技術者」も出てきそうですよね。
佐藤
究極論 を言うと、パソコンを破壊する前提で、(NFT化されたコンテンツを)全部落としてDVDに貯めておいて。それでパソコンを完全に破壊したら、その時点で(DLされていたNFT化されたコンテンツは全て) この世から消えるよね。つまり、NFT化されていても、消失する可能性はあるから。そうすると、残っているやつの価値がまた上がっていくわけだよね。
井戸
最初の話題で出ていた「Pakさんがそういうプラットフォーム作る」という話があって。NFTを燃やす(流通から永久削除させる)とできる『ASH』というNFTがあって。「ASHでしか取引できないルート」を作って、「そういう(『ASH』などの)NFTやそのための市場を作る」みたいな考え……。
佐藤
「ゲーム的考え」だね。
井戸
「……をリリースしようとしている」だか「リリース(した)」だか(という話題)は見ました。
佐藤
(NFTの話が)先に進みすぎじゃない? 何だか置いていかれそうですが……。
井戸
次、いきましょう。『波多野結以さん 単なる写真をNFT化することで7分間で1.7億円を獲得。』
佐藤
こういう物はどこで取引しているの?
原
いろいろなプラットフォームだと思いますよ。
蒲生
さっきの『eBAY(イーベイ)』とかもそうですけど。(波多野さんの場合は、)3000枚ぐらいを一つのプラットフォームで売ってたらしいです。
未季
買った側は、これ(写真がNFT化されていること)を知っているんですか?
佐藤
もちろん、その前提で買うから。そうじゃない? じゃないと(おかしいよね)。
未季
額は一緒なんですか? NFT化している物とそうでない物と。
佐藤
どうなんですかね? 多少のプレミアは付くんじゃない? シリアル番号でも変わりそうだよね。「001」とか。(それは)あとから転売するときの話だ。スピーカーとかそうだもんね。いわゆる「連番で揃えなきゃいけない」というのは、「技術的な意味で」だけど。
未季
一応(スピーカーの番号は)上がれば上がるほど価値はあります。
原
そういうものなの?
佐藤
スピーカーは「同じ時期に作られている物」のほうが合っているから。……高いスピーカー(での話)だよ。
井戸
要するに「シリアルナンバーが入っているスピーカー」ですよね。
佐藤
高いスピーカーだと連番になるということが大事になるのよ。これ(シリアルナンバーの番号の並び)が飛んだりすると、製造時期が違うから。左右ステレオとかそういうところが……。
久田
少なからず変わってきてしまうんですよね。
佐藤
だから、「製造」という意味では「シリアル(ナンバーの連続)は重要」になるの。(だけど)これ(波多野さんの写真の話)に関しては、意味の違う話だから……。
久田
これ(波多野さんの写真の場合)は、多分(シリアルナンバーのナンバリングは)一致しますよね?
佐藤
これ(波多野さんの写真)は、発行した瞬間に1から全部割り振られるでしょう? これはあまり(sシリアルナンバーの連続性の重要さの話とは)関係ない。
未季
でも、この額はすごいな。
井戸
次、いきましょう。『ユーザーが自分の作品・アイデアをNFT化できる無料アプリ S!NGが登場。』
佐藤
難しいよね 。これも先に進みすぎているもの。要は「概念が先に進んだ分だけ、ITの力ですぐにサービス化できてしまう」から。だから時代がすごく乖離しているよね。
井戸
こっちの理解と全然……。
原
(この『S!NG』というアプリを)使っている人たちは、「『NFT化されていること』自体を深く認識しないまま使っている」という気がするのだけど……。
佐藤
「カルチャーもNFT化できる」ということだから、良いんじゃないの?
井戸
それ(『S!NG』がNFT化アプリであること)は、「理解している」んじゃないですか?
佐藤
(そもそも、)S!NGは何ができる(アプリな)の?
久田
これこそ「エコじゃない」ですよね。こんなことを言ったら失礼かもしれないだろうけど、「NFT化しなくていいコンテンツ」が山ほどあるじゃない? 実際、「(NFTを)発行しよう!」と 無料で気軽にやられたら、ぼんぼん増えていってしまう。
佐藤
無料アプリだから、そうだよね。これは難しいな。今回のソリューションはNFTが……何だっけ?
井戸
「NFTの活用を広めるためには?」(です)。
佐藤
「活用を広めるためには?」だね?
井戸
ソリューションをお願いします。

TOPICS

ソリューション

佐藤
本日のソリューションはこちらです。「コンテンツをどんどんNFT化しよう!」。さっきの話(NFTの規制)からすると、逆転の発想だろうけど。まず、アーティストがどんどんNFT化していけば。そうすると、何でもかんでもNFT化してくるわけで。すると、「最近、コピーガードみたいな感じやつあるよね」みたいな(感じの話題になって)。それで、気づかないうちにユーザーも「あれ? これの値打ちが上がっているぞ?」みたいな(具合になって)。
井戸
「だんだん市場に知れ渡る」というか……。
佐藤
だんだん浸透していくんじゃないかな。些か苦し紛れじゃないけれど。でも「普及」とはそういうこと(のはずだから)。
原
「まずは、広めることから」ということですね?
佐藤
まず、「コンテンツ出す」ことが重要だから。「NFTコンテンツをどんどん増やしていきましょう」というところじゃないでしょうか。……今月はだいぶ話の展開が緩い感じ……(笑)。
井戸
こういう時もあって良いんじゃないでしょうか。
佐藤
だけど、こういうもの(コンテンツのNFT化)は、本来はアーティストというか作っている人たちには追い風だよね。
原
「作っている人の時間や権利を守ってあげること」は大事ですからね。
佐藤
だから一つ思うのは、インターネットが登場して、(インターネット)業者が儲かってきて。「アナログでコンテンツ作っていた人は不利だった」わけですが、こういうもの(コンテンツのNFT化)で、またもう一度盛り返せるけれど。結局、もう一回こいつら(インターネット業者)が儲かるんだな、と。
原
最終的なイメージとしては、「またしてもGAFAが儲かるんだよね」という……。
佐藤
そこ(GAFA一強)は、塗り変えられない、覆らないところだと思います。
井戸
ありがとうございました。

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