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株式会社アートリー |
情報通信・ソフトウェア
施策サマリー
企画 / サービス設計 / UX・UI設計 / メタバースデザイン / メタバース開発 / システム開発
ARTORYは、「比叡山バーチャル延暦寺」をはじめとするメタバースプロジェクトを手がけてきました。文化・観光領域で培った技術を、次はビジネスの現場に展開する。そのショーケースとして、まず自社オフィスのメタバース化に取り組むことになりました。クライアントに提案する前に、自分たちで使い込み、課題を発見し、改善する。そのための実験場が必要でした。
同時に、ビジネス上の課題もありました。ARTORYのオフィスは名古屋にあります。東京や大阪、遠方のクライアントにとって、オフィスを訪問するハードルは高い。しかし、オフィスの雰囲気やスタッフの人柄は、実際に会わないと伝わりにくいものです。Webサイトや資料だけでは、「この会社と一緒に仕事をしたい」という感覚は生まれにくい。
遠方からでもオフィスを「訪問」でき、スタッフと「会話」できる。そんな体験を実現するメタバースショールームの構築が、プロジェクトの目的でした。単なるバーチャルツアーではなく、人と人がコミュニケーションを取れる空間。そこに価値があると考えました。
ARTORYが構築したのは、自社オフィスとスタジオを2Dメタバース空間として再現したショールームでした。「比叡山バーチャル延暦寺」で培った技術を応用し、リアルな空間をバーチャルに翻訳しました。
訪問者は、アバターを操作してオフィス内を自由に歩き回れます。執務スペース、会議室、スタジオ。それぞれの空間がメタバース上に再現され、ARTORYがどんな環境で仕事をしているかを体感できます。単なる360度写真やバーチャルツアーとは異なり、自分のペースで移動し、気になる場所を探索できる。この「能動的な体験」が、訪問者の理解と興味を深めます。
2Dメタバースを採用したのは、アクセスのしやすさを重視したためです。専用アプリのインストールや、高性能なPCは必要ありません。Webブラウザがあれば、PC・スマートフォン・タブレット、どのデバイスからでもアクセスできる。この手軽さが、多くの人に体験してもらうための条件でした。
メタバースショールームの核となる機能が、通話機能です。訪問者は、メタバース空間内でスタッフと直接会話できます。テキストチャットではなく、音声での会話。画面越しではありますが、「会って話す」に近い体験が実現しています。
スタッフは平日10:00〜19:00、メタバース空間に常駐しています。訪問者が来たら、声をかけ、オフィスを案内し、質問に答える。まるでリアルオフィスを訪問したときのように、スタッフとのコミュニケーションを楽しめます。この「人がいる」という感覚が、単なるバーチャル空間との決定的な違いです。
エモート機能も実装しました。アバターが手を振ったり、拍手したり、感情を表現できる。言葉だけでなく、リアクションでもコミュニケーションが取れる。この機能が、空間に温かみを与えています。
訪問者がメタバースに入室すると、スタッフにLINE通知が届く仕組みも構築しました。スタッフは常にメタバース画面を見ている必要がなく、通知が来たらアクセスすればいい。これにより、運用の負荷を下げながら、訪問者を待たせない対応が可能になりました。
マルチデバイス対応により、PC・スマートフォン・タブレットのいずれからでもアクセスできます。専用アプリのインストールは不要。URLにアクセスするだけで、メタバース体験が始まります。数十〜数百人規模の同時接続にも対応しており、イベントやセミナーでの活用も想定した設計です。
企画、サービス設計、UX・UI設計、メタバースデザイン、メタバース開発、システム開発。これらすべてをARTORYが自社で担当し、3ヶ月でショールームを構築しました。
| なぜ2Dメタバースか | 3Dに比べて動作が軽く、デバイスを問わず快適にアクセスできるため |
|---|---|
| なぜ通話機能か | 「見るだけ」ではなく、「会話」ができることで、対面に近い体験を提供するため |
| なぜスタッフ常駐か | いつ訪問しても誰かがいる安心感が、「会いに行ける場所」としての価値を高めるため |
企画 / サービス設計 / UX・UI設計 / メタバース空間デザイン / メタバース開発 / 通話機能実装 / エモート機能実装 / マルチデバイス対応
完成したメタバースショールームは、ARTORYの新しい顧客接点として機能しています。名古屋のオフィスに足を運べない遠方のクライアントや見込み客が、メタバース上でオフィスを「訪問」し、スタッフと「会話」できる。物理的な距離の壁を、テクノロジーで越えました。
訪問者は、アバターでオフィス内を自由に歩き回ります。執務スペースの雰囲気、スタジオの設備、スタッフがどんな環境で働いているか。これらを体感的に理解できます。そして、気になることがあれば、その場でスタッフに声をかけられる。「この会社はどんな仕事をしているのか」「自分のプロジェクトを依頼できるか」。そんな会話が、メタバース上で自然に生まれています。
スタッフが平日10:00〜19:00に常駐していることで、訪問者は「いつでも会える」という安心感を持てます。予約なしで、思い立ったときにアクセスして、スタッフと話せる。この手軽さが、最初の接点のハードルを下げています。LINE通知連携により、スタッフも効率的に対応できる体制が整いました。
「比叡山バーチャル延暦寺」で培った技術を自社で実践し、ビジネスシーンでのメタバース活用のショーケースとして機能しています。クライアントへの提案時にも、「自社でこう使っています」と実例を見せられる。3ヶ月で構築したこのショールームが、メタバース活用の可能性を伝えるツールになっています。