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株式会社東京デザインアーツ |
情報サービス
施策サマリー
システム設計 / システム開発 / UI・UXデザイン / WEB制作
株式会社東京デザインアーツが構想していたのは、企業の業務を外部のワーカーにマッチングするプラットフォーム「Hello!コンシェル」でした。デザイン、ライティング、事務作業など、さまざまな業務を専門スキルを持つワーカーに依頼できるサービスです。
しかし、業務発注のプロセスには課題がありました。「どんな業務を」「どのくらいの期間で」「いくらで」発注するか。これを言語化し、適切なワーカーを見つけ、条件を交渉し、進捗を管理する。この一連のプロセスは、発注に慣れた企業であっても負担が大きいものです。
さらに難しいのは、「タスク」や「発注」という概念自体に馴染みのない企業の存在でした。外部リソースを活用したいが、何をどう依頼すればいいかわからない。そもそも自社の業務のどこを外注できるのかがわからない。こうした企業にとって、従来のマッチングプラットフォームは参入障壁が高すぎました。
加えて、このプラットフォームには三者の存在がありました。業務を発注する企業、業務を受注するワーカー、そして両者をつなぐ管理者(コンシェル)。それぞれの立場で、それぞれの目的がある。三者すべてにとって直感的に操作でき、効率的に目的を達成できるシステムが求められていました。
ARTORYが採用したのは、発注企業・ワーカー・管理者という三者の体験を同時に設計するアプローチでした。それぞれの立場で、何を求め、どんな操作をし、どんな結果を得たいのか。この視点から、三つのインターフェースを並行して設計しました。
発注企業にとっては、「何を頼めるのか」がわかり、「どう頼めばいいのか」が直感的に理解でき、「進捗がどうなっているか」が一目でわかる体験。ワーカーにとっては、自分のスキルに合った案件が見つかり、スムーズにコミュニケーションが取れ、効率的に業務を進められる体験。管理者(コンシェル)にとっては、複数の案件を俯瞰でき、発注企業とワーカーの間を円滑に調整できる体験。
これらを別々に設計すると、システム全体としての一貫性が損なわれます。ARTORYは三者の体験を同時に設計することで、データの流れ、画面遷移、通知の仕組みなど、システム全体が有機的につながる設計を実現しました。
発注企業向けの体験設計で最も重視したのは、「参入障壁を下げる」ことでした。「タスク」や「発注」という概念に馴染みがなくても、質問に答えていくだけで発注にたどり着ける。そんなシンプルなフローを構築しました。
画面構成、導線、インタラクション、文言。すべてをユーザー視点で丁寧に設計しました。専門用語を避け、選択肢を提示し、ステップを可視化する。複雑な操作を求めず、自然な流れで発注に到達できる体験です。
さらに、画面を眺めるだけで「これも頼めるかもしれない」という気づきが生まれる設計にしました。発注経験がない企業でも、プラットフォームを見ているうちに「こんな業務も外注できるのか」と発見する。この気づきが、新たな発注につながります。
発注・受注を円滑にする機能群も実装しました。リアルタイムチャット機能により、発注企業とワーカーがスムーズにコミュニケーションを取れる。複数人が関わる案件でも、進行状況を一目で把握できる管理画面。スキル・業務内容に基づいて最適な人材を提案するマッチング機能。
発注管理には、チケット制を採用しました。事前購入、グロス購入、月額契約など、企業の状況に応じた柔軟な発注形態に対応。これにより、初めて外注する企業も、大量に発注する企業も、それぞれに最適な形で利用できるプラットフォームになりました。
システム設計、システム開発、UI・UXデザイン、WEB制作。これらすべてをARTORYが一貫して担当し、6ヶ月でプラットフォームを構築しました。
| なぜ三者同時設計か | データの流れや画面遷移の一貫性を担保し、システム全体が有機的につながるため |
|---|---|
| なぜ質問応答型フローか | 「発注」に馴染みのない企業でも、自然に発注に到達できるようにするため |
| なぜチケット制か | 初回利用から大量発注まで、企業の状況に応じた柔軟な発注形態に対応するため |
要件定義 / システム設計 / システム開発 / UI・UXデザイン / WEB制作 / チャット機能開発 / 進行管理機能開発 / チケット制発注管理
完成した「Hello!コンシェル」は、発注企業・ワーカー・管理者という三者それぞれにとって直感的に操作できるプラットフォームになりました。複雑な業務発注のプロセスが、質問に答えるだけのシンプルな体験に変換されています。
発注企業にとっての体験は、大きく変わりました。「何を頼めるかわからない」という状態から、画面を眺めるだけで「これも頼めるかもしれない」という気づきが生まれる。「どう頼めばいいかわからない」という状態から、質問に答えていくだけで発注が完了する。発注のハードルが下がったことで、これまで外注を検討していなかった企業も利用できるようになりました。
ワーカーにとっては、自分のスキルに合った案件が見つかりやすく、発注企業とのコミュニケーションもリアルタイムチャットでスムーズに進む体験。管理者(コンシェル)にとっては、複数の案件を俯瞰し、発注企業とワーカーの間を効率的に調整できる体験。三者それぞれの「使いやすさ」が、プラットフォーム全体の価値を高めています。
要件定義からシステム開発、UI・UXデザインまで、すべてを一貫して担当したからこそ実現できた統一感です。6ヶ月という期間で、ビジネスの「やりたいこと」をシステムとして形にしました。発注・受注双方にとって効率的で、管理者にとっても運営しやすい。三者の体験が調和したマッチングプラットフォームが完成しました。