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MEDIA
伝燈LIVE |
オンラインイベント
施策サマリー
メタバース企画・コンセプト設計 / アイソメトリックデザイン / メタバース開発 / ライブ配信連携 / 多言語対応 / SDGsコンテンツ設計
きっかけは、VEDUTAのファッションショーでした。比叡山延暦寺でオンラインイベント「伝燈LIVE」を開催するにあたり、イベントのホーム画面となるプラットフォームが求められました。
しかし、必要だったのは単なるイベントページではありません。1200年以上の歴史を持つ比叡山延暦寺の価値を、デジタル上でどう届けるか。その設計そのものが課題でした。
比叡山延暦寺は、かつて仏教を全国へと広める起点となった場所です。その歴史に重ねて、現代ではオンラインを通じて日本文化を世界へ発信していく構想がありました。物理的な場所にとどまらず、世界中からアクセスできる文化発信の基盤として再定義する必要がありました。
さらに、従来のイベント形式では、その価値が一過性の情報にしかなりません。単発で終わらせず、文化を継続的に発信し続ける基盤をどう構築するかが問われていました。
単なるイベント導線ではなく、文化発信の拠点として機能する基盤をどう設計するか。それが本プロジェクトの本質的な課題でした。
ARTORYは、比叡山延暦寺の東塔エリアをメタバース空間として再現しました。国宝・根本中堂を含む境内をアイソメトリックデザインで構築し、「比叡山バーチャル延暦寺」をイベントに先駆けた2022年10月1日に公開しました。
英語に対応し、PC・タブレット・スマートフォンから世界中のどこからでもアクセスできます。アプリのインストールは不要で、ブラウザでURLを開くだけで参加可能な設計です。
アバターを選んで参加すると、デジタル上の境内を自由に散策できます。他のユーザーとのチャット、各スポットに配置されたコンテンツ体験も可能です。単なる3Dマップではなく、人が集まり、交流し、体験できる「場」として設計しました。
2022年10月10日に開催されたオンラインイベント「伝燈LIVE」では、メタバース空間がイベントの運営基盤として機能しました。当日の3つのライブ配信には、バーチャル延暦寺上からアクセスできる導線を設計。メタバース空間をオンラインイベントの基盤として活用する構成です。
さらに、1回50円で「平和の鐘」を鳴らせる機能を実装しました。平和の鐘は『ゆく年くる年』(NHK)でも鳴らされる比叡山延暦寺の代表的な施設です。現地でコンデンサーマイクを2本立て、ステレオ録音した音源を使用しています。
「比叡山バーチャル延暦寺」には、協賛企業のSDGs活動を紹介するコンテンツも配置しました。
サステナブルな取り組みは、比叡山延暦寺が1200年にわたって受け継ぐ「一隅を照らす運動」とも重なります。企業のSDGs活動を伝統的価値と接続することで、生活者・企業・文化資産の三者が出会える接点として設計しました。
「伝燈LIVE」のアーカイブもバーチャル延暦寺上に残し、日本の文化・歴史を発信するコンテンツとして継続的にアップデートしていく運用です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| なぜアイソメトリックか | 境内の配置が直感的にわかり、散策しやすいデザインだったため |
| なぜ英語対応・アプリ不要か | 世界中からアクセス可能な設計が必要だったため |
| なぜSDGs発信と接続したか | 文化資産の発信と、現代の社会課題を同じ場で接続する基盤を構築するため |
メタバース企画・コンセプト設計 / アイソメトリックデザイン(東塔エリア・根本中堂含む) / メタバース開発 / アバターシステム実装 / チャット機能実装 / ライブ配信連携システム / 平和の鐘機能(音声収録含む) / 多言語対応(英語) / 協賛企業SDGsスペース設計 / コンテンツ配置・導線設計
2022年10月、「比叡山バーチャル延暦寺」が公開されました。1200年の歴史を持つ世界遺産が、デジタル空間上に再現されました。
世界中からブラウザひとつでアクセスでき、アバターで境内を歩き、ライブ配信を視聴し、他のユーザーとチャットできる。協賛企業のSDGsに触れ、平和の鐘を鳴らす。イベント終了後もアーカイブとして残り続ける。比叡山延暦寺は、日本文化を世界へ発信する継続運用可能な基盤として始動しました。
このプロジェクトは、ARTORYにとっても転換点となりました。「比叡山バーチャル延暦寺」で培った技術とノウハウは、その後のメタバースプラットフォーム「METAOWNED」の原点となっています。世界遺産のDXという実装経験から生まれた知見が、企業・団体のメタバース構築案件へと展開しています。
文化資産を「場所」に閉じず、世界へ開く基盤として設計する。単発イベントではなく、継続的に価値を生み出し続ける発信基盤として運用する。比叡山延暦寺から始まったこのプロジェクトは、デジタル時代における文化発信の実装事例として、以降のプロジェクトに接続しています。