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デジタルトランスフォーメーション

展示会DXで新たなユーザー体験を実現するオンラインイベントの新基準

株式会社アートリー

PROJECT展示会ライブコマース実演

アートリーは展示会というリアルイベントのDX化に挑戦しました。WEBアプリの開発を得意とするアートリーが独自に設計したライブコマースのプラットフォームを用いて、展示会のブースに特設したスタジオから生配信をすることで、ただのHPとはまったく違った新しいオンラインイベントのUX(ユーザー体験)を実現しました。アートリーはこれからもあらゆる領域でDX化への挑戦をしていきます。

アートリーは、9月29日から10月1日までインテックス大阪で行われた、第2回 JapanマーケティングWeek 関西 Web・SNS活用EXPO「K51-11」に出展しました。展示会には定期的に参加していますが、今回は新たな試みとしてアートリーの展示ブース内に簡易スタジオを設営し、3日間にわたって会場からライブコマース番組を生配信しました。

展示会DXで新たなユーザー体験を実現するオンラインイベントの新基準

 配信を行った背景には、私たちが「オンラインイベント」に対して抱いてきた疑問点があります。これまで、オンラインイベントと称した各企業の取り組みをみてきましたが、単なるHPとの違いがよくわからないケースが多々ありました。確かに、解釈は様々であり、イベントに合わせて期間限定のウェブページを作ることも、ひとつのオンラインイベントの形かもしれません。

 ですが、私たちはイベントである以上、そこにインタラクティブ(双方向)性がなければ、意味がないと考えてます。イベントというリアルを、どのようにすればオンライン上のUX(ユーザー体験)として提供ができるのか。私たちは、その可能性を探るために、展示会場からライブ配信を行うことにしたのです。

 いわば、これは展示会というリアルイベントのDX化において、アートリー流のひとつの回答なのです。

 システムとマルチメディアという、ふたつのデジタルに精通したディレクターを擁するアートリーだからこそ、プラットフォームとコンテンツを同時に提供ができました。それこそが、まさにアートリーという企業の持つ強みでもあります。

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▲ 番組はスマホに適した縦型の映像でリアルタイム配信

モビリティの高い機材セットがあらゆる場所からの配信を可能に

 まず、会場からライブコマース配信を行うための機材一式を持ちこみ、6m×2.7mの配信用ブースを設置しました。カメラ3台、照明2灯、メインオペレーター1名のフレキシブルなシステムを実現しています。

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▲ 番組はスマホに適した縦型の映像でリアルタイム配信

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▲ 番組はスマホに適した縦型の映像でリアルタイム配信

 ライブコマースとは、ライブ配信とECを組み合わせた新しい販売形態のプラットフォームですが、アートリーはサービスを提供するBtoBの企業なので、展示会場で販売するものがありません。そこで、私たちが提供するサービスをよりわかりやすく理解していただくため、ライブコマース機能を用いて会場で配布するパンフレットを購入していただく形をとりました。

 パンフレット自体は、会場で配布したものと同じですが購入フォームから500円で購入していただくことで、希望の宛先にゆうパックで郵送されます。この購買体験の提供によって、化粧品や宝飾品などの小売の展示会において、現地に足を運んでいただけなかった方にライブコマースを行うという展開がイメージしやすくなるのではないかと思います。

来場者は体験セッションを通してリアルな肌感でデジタルの世界に触れる

 まず、会場からライブコマース配信を行うための機材一式を持ちこみ、6m×2.7mの配信用ブースを設置しました。カメラ3台、照明2灯、メインオペレーター1名のフレキシブルなシステムを実現しています。

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▲ 番組プログラムとしてアートリーの過去の制作事例を解説する代表・佐藤

 配信は、弊社社長の佐藤とアシスタント女性をメインMCとして毎日11時〜4時30分まで行われ、会場で配布したパンフレットの内容を番組形式で紹介しました。合間の休憩時間には来場者の方に配信ブースに入っていきただいて、実際にどのように配信画面に映るのか体験セッションも行いました。
 配信ページのアドレスはQRコードで簡単にシェアできるので、来場者による体験セッションは会場外にいる同僚や上司のみなさまと共有していただき、チャットによるコメントのやりとりをすることも可能です。
 アートリーが独自に開発したライブコマースのプラットフォームを使用しているので、拡張性が高いのも特徴です。例えば、展示会ではセミナーがよく行われますが、講師の方を遠隔でつないで中継をすることもできますし、画面内に商談ボタンつけて、社内に待機しているスタッフへと誘導するといった、新たなアイデアにも柔軟に対応していくことが可能です。

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▲ 配信は番組形式でしっかりとタイムテーブルが組まれた

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▲ 体験セッションに参加した来場者とのトーク

 会場では、実際の配信画面を縦型の大形モニターでリアルタイムに確認していただきました。目の前で行われているやりとりとディスプレイを見比べて「いまやってるの?」と、足を止めてスタッフに尋ねる方が非常に多く、リアルな肌感でデジタルの世界を体験していただけたことと思います。

 また、弊社でも例年は5、6人のスタッフが声をかけて1200〜1300枚のパンフレットを配布するところ、今回は呼び込みを一切行わずに、同数のパンフレットを受け取っていただくなど、絶大なプロモーション効果も実感しています。

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▲ 実際に配信された映像は会場のモニターで確認できる

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▲ 配信風景に興味を惹かれ、続々と足を止める来場者

リアルとデジタルを正しくつなぐことで真のオンラインイベントは実現する

 今回、私たちが目指したものは展示会のDXです。アートリー が目指す“Make Business Entertaining (ビジネスにワクワクを)”という考えを、どのようにすれば体現できるか考え、導き出したのが「体験型」という形でした。展示会というリアルなイベントをデジタル化することで、新たなUX(ユーザー)を提供したい。それこそが私たちの考える本物のオンラインイベントです。

 コロナ禍で展示会の開催は減っていましたが、ふたたび以前のような光景が戻りつつあります。展示会は本来、その場にいかなければどうにもならないものでしたが、アートリーのオンラインイベントシステムを用いることで、例えば、初日の配信を見たお客様が、その翌日、翌々日に実際に会場まで足を運んでもらえるというケースも考えられます。

 展示会は各企業が決して少なくない予算をかけて行なうもの。であれば、よりよいパフォーマンスを求めるのは当たり前だと思います。今回は私たちにとっても新たな試みになりましたが、今後も展示会場からの配信は継続的に行なってまいりますので、ブラッシュアップを重ねてより最適化を進めていきます。アートリーのブースに足を運んで、ぜひご体験ください。

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