#デジタルイノベーション #オープンイノベーション #エクスペリエンスデザイン #アートと経済 #地方創生・地域活性化 #文化振興
「新時代の夏祭り」を印象づけたYORU MO-DEプロモーションムービー制作秘話
プロモーションムービーが導いた
新時代の夏祭り
2023年7月21日(金)〜8月5日(土)、8月18日(金)〜8月30日(水)に、愛知県豊川市の日本三大稲荷である豊川稲荷にて開催された『豊川稲荷 YORU MO-DE(ヨルモウデ) 夏の特別期間 2023』。イベントの開催前にその体験を伝えるティザームービーとして、豊川稲荷の夜に潜む幻想的な側面をシネマカメラの映像美に収めました。アートリーは企画から演出までを一貫してプロデュースいたします。
イベント成功の鍵を握るプロモーションムービーの重要性
プロモーションムービーはイベントの成功を左右するとても大切なものです。動画は主に「YORU MO-DE」のSNS広告として使用されましたが、今回のようにリブランディングが行われたり、新しい場所でイベントが開催されるような場合は、過去の映像があまり使えないので、どの段階で動画素材を撮影するが悩みどころです。
開催直前に撮影ができれば、多くの要素を映像に取り入れることができますが、それではPRをするための時間が減ってしまいます。そのため、限られた条件のなかで、いかに新しいYORU MO-DEの空気感を表現して、イベントへの期待値を生み出せるかが私たちのテーマでした。
衣装コラボレーションとモデルの起用
プロモーションムービーには、「アートリーアカデミア」や比叡山延暦寺で開催された伝燈LIVEの「伝統ライブコマース」のMCを務めていただいている、井戸萌さんをモデルに起用しました。モデルが着用した衣装は、ストリート着物ブランド「ヴェデュータ(VEDUTA)」とのコラボレーションです。イベントの当日にもDJ-KOOさんとともにODORI-MODEのステージに立つタレントの方々に着用していただき、統一感を持たせています。
また、目玉企画のひとつである「プロジェクションマッピング」に関しては、アートリーが担当していたので、同時進行で準備を進めていた素材を多く取り入れることができました。これにより、イベント全体の幻想的な雰囲気をかなり表現することができたのではないかと思います。
音楽家的感性で映像にグルーヴ感を
音楽はプロジェクションマッピングと同じく、音楽家の菅原一樹(anre*f Inc.)さんに依頼しました。アートリー代表でプロモーションムービーのディレクションを手がけた佐藤丈亮は、ミュージシャンとしての顔を持っています。そのため、アートリーが手掛ける映像作品は音楽が軸にあります。それは純粋なBGMへのこだわりだけでなく、映像自体にリズム感を持たせることを心がけているのです。
例えば、カットの切り替わりをあえて頭からではなく裏から出すような編集を試みたり、演者の動きに合わせてビートに乗せたり、あるいは、音楽用語でいうフィルのような効果を狙い、2倍速や8倍速といったとても細かい倍速を盛り込みながら、映像にグルーヴを落とし込んでいきます。 映像でグルーヴを作るという考え方は、とても音楽家的だと思いますが、だからこそ制作をする面白さがあり、視聴する人にとっても心地のよい映像になっていると思います。
撮影技術と機材の選択
アートリーがプロモーション動画を作るときは、24FPSのフレームレートで撮影を行うことが多く、映画的な映像を追求しています。近年のSNS向け動画にはジンバル(手ぶれ補正機能が付いた手持ち撮影用機材)を使用されることが多いのですが、私たちは構図にこだわり、ズームやフォーカスを計算した絵作りをするために、三脚の使用を優先しています。仮に、絵コンテから準備ができる状況であれば、意図したシーンやカットを生み出すために、設計段階からしっかりと作り込みます。それが、アートリーの映像制作におけるこだわりです。
すべての要素にアートリーの哲学が込められている
撮影機材は、キヤノンEOS C300というシネマカメラを使用しました。色深度を10bitや12bitに設定し、明暗の豊かさや、グレーディングなどの色表現にこだわっています。アートリーのクリエイティブは広告写真も展開しており、動画に関しても広告写真的なグレーディングの感性で作っているのです。 そのため、劇映画と同じように、どのシーンを切りとっても一枚の写真として成立するような映像になっています。映像制作において当たり前のことではありますが、そこにはやはり意味があると私たちは考えています。
また、これまで多くのデザインやマーケティングを行ってきたこともアートリーの映像制作における強みです。単に動画制作だけを行う業者と異なる点はそこにあり、アートリーは多面的な視点を持ちながら、あらゆる要素においてひとつずつに哲学を持って取り組んでいるのです。(文:森野広明)
他のプロデュース事例を見る
「伝燈LIVE」YouTubeチャンネル「比叡山延暦寺 VEDUTA COLLECTION」ファッションショー
#デジタルイノベーション#オープンイノベーション#エクスペリエンスデザイン#アートと経済#文化振興
コンセプトアートでビジョンを形にする「新時代の夏祭り」をテーマに日本三大稲荷 豊川稲荷 YORU MO-DEをリブランディング
#デジタルイノベーション#オープンイノベーション#エクスペリエンスデザイン#アートと経済#地方創生・地域活性化#文化振興
プロジェクションマッピングで「日本三大稲荷 豊川稲荷」の寺宝館に新たな伝統とデジタルアートのストーリーを描く
#デジタルイノベーション#オープンイノベーション#エクスペリエンスデザイン#アートと経済#地方創生・地域活性化#文化振興