ビッグデータを活用するには?データは作っていく時代へ 石原寛之(株式会社アートリー)インタビュー
OUTLINE/ 概要
近年よく耳にするようになった、「ビッグデータ」という言葉。ただし、やみくもに数字を追うだけでは大量の情報をデータとして利用することはできません。ビッグデータを活用するとはどういうことなのか、またどのように使えばよいのか、そのポイントについて考えてみましょう。
ビッグデータを作れる時代になってきた
石原:IoTの進化によって、ビッグデータは「拾う時代」から「積極的に作る時代」へと移っています。極論を言えば、会社で社員が毎日何時間くらい椅子に座っているか、極端に言えば何回まばたきしているかまで、知ろうと思えば知ることができるのです。
例えば私たちの会社なら、デザインの制作やシステムの開発にどのくらい時間がかかったかを追跡していくことで、価値のあるビッグデータを収集できます。「このようなホームページやこういうタイプのシステムを作るのに何時間かかる」といったことをデータ化すると、次に新しいホームページやシステムを作成する際に、およそ何時間必要かを事前に見積りできるようになるのです。
「能動的データ」と「受動的データ」
石原:会計での売り上げのように、結果として明確に提示されるものを「能動的データ」と呼ぶのに対し、前述のように掘り起こさなければ出てこないのが「受動的データ」です。
目に見える能動的データの質は、受動的データを分析することで変わってきます。結果を理解するには工程に着目しなければなりません。その工程を把握するために、ビッグデータの採取が重要なのです。いまの時代このようなデータを活用する企業とそうでない企業で大きな差を生んでいます。「能動的データ」と「受動的データ」に着目して事業を見つめ直してみれば、見えてこなかったことが見えてくるはずですよ。
まとめ
ビッグデータを活用するには、目に見える情報をただ追うのではなく、データを自分で掘り起こさなければなりません。必要なデータを作成して積極的に活かすという視点がなければ、せっかくの機会を逸失してしまうことにもなるのです。
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