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地域×Tech/こども×Tech 関西展で見えた不登校児童支援の現状

地域×Tech/こども×Tech 関西展で見えた不登校児童支援の現状

国や行政が立ち向かう「不登校児童」への対応策

OUTLINE/ 概要

2024年11月12日(火)から11月13日(水)にかけて開催された「地域×Tech/こども×Tech 関西展」には、約658名の来場者が訪れ、その中でも多くの方がアートリーのブースに立ち寄ってくださいました。訪れた方の約9割の方が「不登校児童支援」を目的としており、このテーマへの関心の高さを実感しました。

アートリーでは、2022年からWEB制作の一環として「メタバース事業」を開始し、学校支援に特化したスクールパッケージや相談窓口などを提案してきました。今回の展示会では、実際の教育関係者の方々から、現場の課題や現状について深くお話を伺うことができ、新たなメタバースの活用方法についても視野を広げるきっかけとなりました。

不登校児童の課題は非常に大きく、簡単に解決できるものではありません。しかし、支援の形は確実に進化しています。以前は難しいとされていたメタバース登校も、いまや地域や学校で徐々に認められるようになり、不登校児童が単位を取得できないという課題にも大きな進展をもたらしています。もちろん、不登校児童支援にはメリットもあればデメリットもあります。今回の展示会を通じて改めて感じた課題と、その改善策について、下記の記事で詳しくご紹介していきます。

目次

1. 地域×Tech/こども×Tech 関西展に参加に至った経緯
2. 参加することで明確化されたメタバースの可能性
3. メタバース支援の導入の難しさ
4. メタバースで可能な支援方法
5. メタバース導入によるメリットとデメリット
6. 不登校児童支援に向けたメタバース活用

地域×Tech/こども×Tech 関西展に参加に至った経緯

アートリーでは、教育の現場で役立てるさまざまなメタバースの提案を行ってきました。しかし、実際にその価値が学校関係者の耳に届いたのは一部にとどまっているのが現状です。営業活動を行っても電話が繋がらないことも多く、教育関係者の方々にメタバースを知っていただき、活用していただく機会を増やしたいという思いから、この展示会への参加を決意しました。

今回、オンラインスクールやオープンスクール、グローバル展開を見据えた提案を準備していましたが、実際に多くの来場者が関心を寄せていたのは「不登校児童への支援」でした。不登校問題は想像以上に深刻であり、教育現場の生の声は、私たちにとって非常に貴重な意見であるとともに、新しいメタバースの方向性を見つける重要なヒントとなりました。
多くの行政や学校関係者が真剣に不登校支援に取り組んでいることを受けて、どのような支援が必要か、そして導入しやすいメタバースの形とは何かをさらに深く考える必要性を実感しました。

オープンキャンパス・オープンスクールのメタバース
オープンキャンパス・オープンスクールのメタバース

参加することで明確化されたメタバースの可能性

アートリーの2Dメタバースが不登校児童支援に適している主な理由として、以下の点が挙げられます。

【アバターを活用していること】
 実際の姿を見せる必要がなく、心理的ハードルを下げることができます。
【軽量化された設計】
 WEBサイトのように軽量化されているため、スマートフォン、パソコン、タブレットなど、どんなデバイスでも簡単にアクセスできます。
【導入しやすいコスト】
 学校、市、行政にとっても、予算的な負担を抑えながら導入できる仕組みを実現しています。

現在の不登校児童支援の主流は、先生が家庭を訪問したり、家庭内でケアを行ったりする方法です。しかし、国内で約19万人にも上る不登校児童への対応を、学校や家庭だけで賄うのは限界があります。さらに、不登校の理由が「いじめ」や「健康問題」だけでなく、「無気力」である場合も少なくありません。「無気力」は、表面的には甘えに見えることもありますが、実際には鬱に近い心理状態であり、単に厳しく接するだけでは解決しません。朝起きられない、学校に行きたくないといった気持ちは誰しも経験することがありますが、それをどのようにコントロールし、解決の糸口を見つけるかが鍵となります。

その点で、メタバースは大きな可能性を秘めています。学校や外の世界に少しでも興味を持ち、人と話すきっかけを作る場として、メタバースは「外部とのファーストコンタクト」をより気軽に実現するツールとなります。外部との接触に対する心理的なハードルを下げることで、子どもたちに新しい世界への扉を提供できるのです。

また、アートリーのメタバースは、簡単に操作できるシステムでありながら、利用者が自分に合ったコミュニケーション方法(テキスト、音声、ビデオなど)を選択できる柔軟性も備えています。このような環境は、不登校児童だけでなく、学校、家庭、そして行政にも必要不可欠なものだと改めて実感しました。

子どもたちがメタバースを体験している様子
子どもたちがメタバースを体験している様子

メタバース支援の導入の難しさ

メタバース支援の導入が進みにくい理由として、コストや実績不足に加え、「メタバース登校を許可することで、不登校児童が増えるのではないか」という懸念が挙げられます。実際、メタバースを活用すれば保健室や自宅から授業に参加し単位を取得できるため、「自分もそうしたい」と考える生徒が増える可能性があります。

不登校児童の数は年々増加しており、支援を必要とする声が高まっています。その一方で、学校に通うことのメリットや楽しいと感じられる環境を提供することも重要です。そのため、メタバース登校は「メタバース学校」として独立した教育形態とし、フリースクールやオンラインスクールのように別の仕組みとして運営する必要があります。不登校児童への支援を進めつつ、学校生活の魅力を高める取り組みを社会全体で行うことが求められています。

これらのサポートを充実させることで、不登校児童を持つ親御さんに安心感を提供し、子どもの早期復帰や新たな選択肢の発見を促すことができます。

外部から先生を呼んで、メタバース内で、特別な授業を行っている様子
外部から先生を呼んで、メタバース内で、特別な授業を行っている様子

メタバースで可能な支援方法

不登校児童支援のため、アートリーでは以下のようなメタバースをご用意しています。

・親御さんのケアを目的とした相談窓口用メタバース
・子どもたちが模擬授業に参加できるオンラインスクールメタバース
・不登校児童同士が交流できるコミュニティメタバース
・不登校児童を持つ親御さん同士がつながるコミュニティメタバース
・知育アプリを導入した、楽しく勉強ができるオリジナルメタバース
・模擬授業ではなく、特別授業を受けれるセミナータイプのメタバース
・不登校児童によるオンライン答弁会などのイベントメタバース

レンタルメタバース一覧
レンタルメタバース一覧

メタバース導入によるメリットとデメリット

【メタバース導入によるメリット】
・導入に特別なアイテムやアプリをダウンロードする必要がない
・どんな通信媒体からでも、手軽にアクセスできる
・拡散がしやすい。URLやQRコードで入室できる
・コミュニティが広がり、社会的な関わりが増える

【メタバース導入によるデメリット】
・稟議が通るまでに時間がかかる
・実際に運用できるかわからない
・常駐のスタッフを雇うことが難しい

デメリットに対しては、たとえば数日間お試しのレンタルメタバースを導入したり、子どもたちが入室したら「LINE通知」やチャイムの音を鳴らして、スタッフを呼ぶなどのオプションを取り入れることで改善されると考えられます。

親子でメタバースを体験する様子
親子でメタバースを体験する様子

不登校児童支援に向けたメタバース活用

「子ども×Tech」を通じて感じたのは、メタバースを不登校児童支援に活用したいと考える需要が高まっていることでした。しかし、実際に導入している学校や自治体はまだ少なく、多くの方が迷っている状況です。

メタバースには、色々な可能性があります。新しい取り組みを導入することは容易ではありません。メタバースを導入するだけで不登校児童が減るわけではありませんが、メタバース登校が可能になれば、単位を取得し進学できる子どもは確実に増えます。不登校児童の数は年々増加しており、過去と比べて問い合わせの件数も格段に増えています。その中で、私たちができることは、保護者や学校の方々とともに解決策を考え続けることだと思っています。不登校は「心が弱い」から起きるものではなく、さまざまな事情が絡み合った結果です。責任の所在を追及するのではなく、どうすれば状況をより良くできるかを共に考えることが重要だと思います。

アートリーは、不登校児童支援に今後も全力で取り組みます。どんな小さな質問や相談でも構いませんので、ぜひお気軽にご相談ください。

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