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INSIDE ARTORYARTORY INTERVIEW 02

独自開発のシステムが
多くの企業に選ばれる理由

久田 七菜子(株式会社アートリー)
インタビュー

株式会社アートリー 久田 七菜子


一般的にシステム開発には多額の費用と長い制作期間を要します。アートリーは創業時から独自開発のフレームワークを使用し、アプリケーション開発を行ってきた背景から、スピーディーで低コストの開発を実現してまいりました。独自のフレームワークから開発できる強みについて技術責任者である久田が解説します。



アートリーと他社のフレームワークの違い


久田:アートリーのフレームワーク「ゲパルト」は、創業時からクライアントのご要望に磨かれて独自に進化してきたフレームワークになります。弊社のクライアントは、Webサービスを運営していたり、ビジネスを迅速に展開されたい企業が多いことから、開発スピードに特化した開発特徴を持っています。通常、システム開発には半年から1年ほど開発期間を要します。フレームワークというのは、アプリケーションの骨組みになるものを指していて、それを使って開発することで、ゼロから作らなくていい。いわば開発キットのようなものです。ほとんどの開発プロジェクトにおいて、自社開発したものではなく、他社が開発した、配布されているフレームワークを使用する制作会社が多いです。

ほとんどの場合フレームワークは、誰もが利用できる形になっているため、さまざまなプロジェクトや、多くのスタッフが操作することを考えながら、独特のルールに沿って開発されています。その反面、無理やり柔軟性を作っているというか、開発プロセスに無駄が多かったり、非常に簡単な仕様でも開発に時間がかかったりします。その点「ゲパルト」は弊社で開発していますので、弊社がゲパルトフレームワークを使ってアプリケーションを開発することは、真の意味で柔軟性があります。例えるなら、他人の子供の性格はわからないけど、自分の子供は知り尽くしている。そんな感じです。クライアントの要望に柔軟に応えられることはもちろん、自社開発のフレームワークを使って自社で開発するため、スピーディーな開発の仕組みがあります。

また、世界中多くの種類に及ぶフレームワークが配布されていますが、ゲパルトは国内の仕事で鍛えられている。非常に国内向けのサービス開発とマッチするような仕様になっています。



ビジネスありきのシステム開発


久田:クライアントが新規で立ち上げるサービスが成功するか否かは、実際にβ版をリリースして試験運用をしてみないとわからないケースがほとんどだと思います。そのため、初期のシステムをスピーディーに開発して、運用しながら徐々にアップデートした方が的確に開発コストをかけられますし、ガチガチに固められたシステムの仕様変更に伴う時間的ロスも減りますので、結果的にサービスの成長もスピーディーになるわけです。アートリーでは、そのような考え方があって、独自のフレームワーク(ゲパルト)を開発しています。



株式会社アートリー 久田 七菜子


「ゲパルト」のメリットとデメリット


久田:基本的にゲパルトは、コアとなるシステムがあって、その上に色んな機能が構築されています。例えばブログシステムや予約システムなどは開発経験がたくさんありますので、案件ごとに必要なシステムをカスタムしていく流れになります。基礎から作っているわけではないので、スピーディーな開発ができるわけです。

また、セキュリティー面が強いのも特徴です。当然のセキュリティ対策はもちろんのこと、ゲパルトが仕様を公開していないことも大きな要因と言えます。WordPressやCakePHPなど、他社が使っているフレームワークは、利用者が多いためインターネット上にも情報が数多く存在します。配布されているものだから、解読される。フレームワークの弱点を突かれてアプリケーションをクラックされるなど、被害報告がたくさんあります。その点においても、ゲパルトはアートリーが独自で開発しているフレームワークなので、情報がない。公開もしないので、仕様が露出することはありません。単純なセキュリティですが、WindowsとMacintoshで考えても同じことが言えます。ハッキングされたりウィルスに感染したりするケースはほとんどWindowsであって、Macintoshではセキュリティソフトすらほとんどの場合必要ない。ユーザーの数が違い過ぎるから、悪意がMacintoshに向かないのです。

ゲパルトのデメリットはもちろん存在します。アートリー独自のフレームワークなので、他社がシステム運営を引き継ぐことが難しい。仕様変更や開発が必要になった際に、ネット上で情報収集ができません。そういう場合は、うちにお問い合わせいただくしかなくなります。



株式会社アートリー 久田 七菜子


フレームワークとアプリケーションの関係性


久田:先ほども少し触れましたが、世の中のフレームワークとアプリケーションはそれぞれ別の会社が作っているケースがほとんどです。フレームワーク自体を開発することは、それなりに高い技術力が必要ですし、フレームワークを作ること自体は研究開発であって、商売ではありません。ベースとなるシステム、それを利用して構築するシステム。この両者が異なれば、必然的に摩擦が生まれますし、使いこなすには、フレームワークの理解度が求められてきます。アートリーがゲパルトで開発する以上、そういった摩擦は一切ありません。システム上で動いているプログラムについて100%理解していますし、最小レベルまで因数分解しても仕様をご説明できます。もちろんフレームワーク自体も、現場で鍛え上げられてアップデートされ続けていますので、よりスピーディーに且つ、他社よりもお値打ちに提供できます。

また、これまでたくさんのポータルサイトやWebサービスを開発してきましたので、世の中にあるWebアプリケーションは、自信を持ってゲパルトで開発できると考えています。



株式会社アートリー 久田 七菜子
久田 七菜子

久田 七菜子NANAKO HISADA

株式会社アートリーのシステム開発担当。
アパレルのECサイト運営を経て、2012年アートリー入社。前職の経験を活かして、クライアントの視点に立ったシステム開発を得意とする。

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