- トップページ
- ARTORY ACADEMIA
- 【人口オーナス】人口オーナス期に企業が勝ち抜くには?
2023.04.13 放送分
【人口オーナス】人口オーナス期に企業が勝ち抜くには?
第127回アートリーアカデミア
THEME
【人口オーナス】人口オーナス期に企業が勝ち抜くには?
人口オーナスとは、経済的な観点から見たときの労働年齢層の人口が、非労働年齢層の人口よりも多い状況を指します。この期間は経済的に大きなチャンスとなる一方で、オーナス期が終わると人口の高齢化や労働力の減少という課題が待ち受けています。企業にとって、この人口オーナス期を最大限に活用し、その後の人口変動にも対応する戦略が求められていくなか、アートリーアカデミアでは、どのような答えを見つけたのかをご覧ください。
TOPICS
フリップ解説
- 佐藤
- さあ、今夜も始まりました、アートリーアカデミア。
- 井戸
- 本日のテーマは、人口オーナス期に企業が勝ち抜くには。さっそくフリップを見ていきましょう。
- 蒲生
- 人口ボーナスは若者がたくさんいて、高齢者が少ない。人口オーナスは若者が少なくて、高齢者が多いといったところですね。こちら、何を境にするかというのは、経済学的にその人口構成が経済にとってプラスになってる状態と見なされているか、マイナスになっている状態とみなされているか、それが1992年の時点で分岐しているというようなかたちになります。続いて、人口オーナスへの移行をしていった推移をお見せいたします。
- 井戸
- 人口オーナス年次推移。人口ボーナス期から人口オーナス期への移行のグラフとなっています。
- 蒲生
- こちらの濃い青が従属人口指数といわれてまして、こちらが1990年からぐっと上がってってるんですが、その中に含まれてるのが、15歳以下の指数は増えてなくて、65歳以上の指数が増えていってるっていう内訳になっています。
- 佐藤
- 韓国は逆に超えちゃうらしいね、日本よりね、超高齢者社会。
- 井戸
- 日本を超えるんですか。
- 佐藤
- まくっていくらしいよ。
- 井戸
- 韓国が?
- 佐藤
- うん。
- 原
- 人口数が日本よりも確実に少ないのにね、
- 渡邉
- 半分ぐらいじゃないですか。
- 原
- まくり方が全然違いますよね。
- 佐藤
- そう。だから、高齢者ばっかりになっていく。アメリカは何か歯止めかかってるらしいね。ヒスパニック系が、スペイン系が結構多産だからっていうのがあるらしい。
- 久田
- EUとかもわかりやすく先行して人口オーナス、高齢化社会長いじゃないですか。そういうことですよね。
- 佐藤
- そうだね。だから、もしかしたら、どっかで止まるっていうこと、現象が起こる可能性はあるのか。経済学って結局絶対そうなるとは限らん。
- 原
- 限らん。
- 佐藤
- だよね。
- 原
- うん、限らない。
- 佐藤
- 今、そうやっていわれてるんだね、だから。
- 蒲生
- 日本のみならず、先進国が人口オーナスの時期を迎えてて、先ほどおっしゃったインド、フィリピンとか、ナイジェリアとかは、人口ボーナスといわれていますね。
- 佐藤
- 結局は労働人口で何とかしなあかんから、後進国というか、発展途上国というか、先進国に入ってくるといろんな経済が安定しだすから、子どもをそんなに増やす必要がなくなっちゃうっていうところがあるんだろうね。
- 原
- あるよね。
- 蒲生
- 続いて、その人口オーナス期のリスクについて、内閣府がまとめた資料が次にございます。
- 井戸
- 人口オーナス期に何が起きるのか、人口オーナス縮小スパイラルのイメージ図となっています。
- 蒲生
- 人口オーナスと縮小スパイラルが、経済成長のブレーキになるという危機感を、こちらの資料で発表してたんですけど、国民一人当たりの生活の質や水準が低下していって、結果的に豊かさが低下していくというようなことが書いてあります。
- 佐藤
- これ、じゃ、どうしやいい。
- 蒲生
- この続きに書いてあった資料では、出生率をどう上げるかっていう話を書いてはあったんですけど、なかなか難しいよねっていうふうには思いました。
- 佐藤
- そうだよね。中国も一人っ子政策の次に二人っ子政策みたいなことやったけど、結局はだめだったから、もうやめたらしいですね。これはどうですか、渡邉さん。
- 渡邉
- 国の適正人口ってわかんなくないですか。江戸時代なんかめちゃめちゃ少なかったわけですよね。
- 佐藤
- 適正人口あるもんね。
- 渡邉
- だって、日本とロシアってほぼ人口一緒ですからね、国土何十倍も違うのに。ロシアって1億6000万人なんで。そう考えると日本って割とぱんぱんみたいな、今、だから、7000、8000万人ぐらいがいいんじゃないのとか、その辺が減ったから悪いっていうことでもないような気もするし、何が正確かわかんないです。
- 井戸
- バランスが取れればいいんですもんね。この働き手と支えられる人のアンバランスが問題なんですよね。
- 佐藤
- だけど、まあ、いずれにしても、年金的なものは縮小していくよね、支えれないからね、結局。複雑だもんね、経済って、結局、全部絡み合っちゃってるから。住むとこないよって言っておきながら、じゃあ、地方には住むとこいっぱいあるし。
- 原
- 恐らく、ただ、これ人口オーナス期で、要は女性も働ける場が必要になってくるっていったところの歯止めの話で言うと、ちょっとこれ税理士っぽい話になっちゃうからあれなんだけど、そもそも配偶者控除ってあるじゃないですか。あれ、要は所得が103万超えると徐々に下がっていくっていう話。私、あれ撤廃すりゃいいのよ。
- 佐藤
- 今、その話出てるよね。
- 原
- 出てる。今、150万の話が出てんだけど、いや、そうだとしても、共働きで結婚をしていることに意味があるっていう話にしといて、配偶者がいれば、もう満額で控除を受けられるってしちゃえばいいと思う。さらに子どもが生まれたら、それこそ今1人38万とかあるんだけど、これ例えば50万ぐらいにすればいいのよ、控除額を。1人子どもがいるだけで、今ってそれこそ18歳以上じゃないと控除があれだっていうけど、これ全部子どもがいる時点で、もう控除1人50万円ってやれば、税金は下がっていくわけじゃない、結果的に。これで、まず、扶養っていう部分で働きやすい構造をまず作る。
- 佐藤
- 要は、本来は子どもを産まない、産んで育てていかなきゃいけない若い世代たちに、そこの、要は、税の首を締めてるところがきついから、きついっていうか、緩くしたらいいだけの話。ここを開放してやると、じゃあ、子どもも育てれるだけのお金が多少増えるしとかさ。
- 原
- 普通に雇用されてる方々は年末調整するじゃない。あそこで調整すりゃいいと思うのよ、月々でやるの面倒くさいから。そうすると、還付金がもっとぐって上がるじゃん。もし、子ども育てる期間の間、ずっとそれ続けてったら、それこそ20年、30年、還付が続くんだよ。
- 佐藤
- それはそのほうがいいよね。
- 原
- そうすれば、そのぶん養育費だったり、所得が高くなって税金取られてるとしても、還付の部分で何とか間に合う、間に合わせようかっていう発想にはなるでしょ。
- 佐藤
- 条件つきで、働いてる人はそういうふうにしてあげるとかでもいいかもしれない。結局、働いてないお母さんたちとかだったら、そもそも面倒見てもらっとるわけで、そんだけの家庭のあれっていう、見たときに。
- 原
- ていうふうにも見れるじゃん。
- 佐藤
- 確かに、それはできるよね、考え方。
- 原
- ただし、人口数の問題があるので、適正人口数の話はあるかもしれないけど、なので、もう少し、それこそ混血にはなりやすいけれども、海外の人たちで、日本で子ども産んでもらって、日本人との間にね。
- 佐藤
- 移民受け入れるのはいいと思うけどね、そういうのをするのは。
- 原
- 結果的には労働人口を増やす話になるので、というのが一つなのかなとは思うんですね。
- 佐藤
- 最終的には、多分、もうミックスされてるからね。
- 原
- そう。だって出生率考えたら、日本人、それこそ前、イーロン・マスクが言ってた話じゃないけど、日本人って民族自体が維持できんくなる、出生率がもうそこまでの話なんじゃないのかなとは思いますね。
- 佐藤
- そうだね。どのみち純潔がいなくなるんだったら、ミックスでも残してったほうがいいわね。日本人として考えたときに。
- 原
- そうだよね。
- 佐藤
- 一回ちょっと今日のテーマにいきましょうか。
TOPICS
テーマ討論
- 井戸
- はい。人口オーナス期に企業が勝ち抜くには。
- 佐藤
- 人口オーナスをどういうふうにしていくかっていう話になっちゃったんですけど、前半は。なかなかそうわれわれが言ってても、経済っていうか、人口の話はなかなか難しいから、人口オーナスに入っていく中で、企業がどう勝ち抜いていけばいいのか。主に多分人材の問題と、あと、結局消費者も同時に少なくなっていく話だね、国内だと。だから、当然海外に市場を広げていく必要もあるし、人材も海外の方たちを受け入れていくっていうことも必要だし、グローバライゼーションが必要なのかなっていうふうには考えるんだけど、どうでしょう。
- 原
- マーケットの在り方、対世界を前提にしていくじゃないとやっぱりだめだと思うんですよ。小さいエリアで勝ち抜くっていうふうにしていくんじゃなくって、世界で勝ち抜くにはの、要は企業戦略、これはありきだろうなとは思うんですね。ただ、これが何をっていうところが職種ごとによって違うので、例えば、製造業だったら海外に行ったほうがいいのかどうなのかなっていう話だって出てくるじゃない、為替の差も出てくるし。
- 佐藤
- そうだね、職種によって変わるから。
- 原
- 職種によって違うから、そこはやっぱりそれぞれの業種ごとで考えなきゃいけない話だと思う。
- 佐藤
- どうですか、渡邉さん。
- 渡邉
- 日本の市場にこだわる必要はないですもんね。あとはそうだな、
- 佐藤
- どう実際海外でやるっていうのは、どういう、どうしたら日本企業勝てるのか。特徴とか、強みとかが日本にあればね、あるとは思うんだけど。
- 渡邉
- 発信の仕方ですか。
- 佐藤
- やっぱ発信の仕方かな。
- 原
- にはなりますよね。そこが重要じゃないですか。
- 佐藤
- 今こそAIとかいわれてるけど、やっぱ日本人って日本語の壁があるじゃん、言語の壁が。そこはまずだいぶやりにくさがあるのかな。
- 原
- ある。
- 佐藤
- 島国で、さらに言語まで、は鎖国してる状況。
- 渡邉
- そういうのを、ChatGPTで英語学習が必要なくなるんじゃないかとか、いろいろあるじゃないですか。
- 佐藤
- ありますよね。
- 渡邉
- それこそデジタルをうまく使って、世界に日本を売り込んでいくことが必要ですよね。メタバースで世界各地で展示会やってもいいし。
- 佐藤
- そうすると、じゃあ、言語の壁越えると、日本はどうですか、勝てる要素として、海外で。
- 渡邉
- 歴史的な造形物とか、いろんな情報が入ってくるところだと思うので、日本のセレクトショップにわざわざ海外からアーティストが買いに来たりするのも、その編集力とかだと思うんですよね。日本ってあらゆる多国籍料理が食べれるわけじゃないですか。そういうミックスされてるという、カルチャーがいろいろ入っているということが強みなんじゃないかなとか、その縮図があの渋谷のスクランブル交差点とか、歌舞伎町のあの雑多な感じとか。だから、海外から見た日本のイメージって、あの辺のPVとか多いと思うんですけど、過去と未来のミックスとか、そういう近未来的なイメージを海外の人は日本に持ってるっていいますしね。
- 佐藤
- やっぱいろんな要素を日本人は、
- 渡邉
- 受容性。
- 佐藤
- 高いんだろうね。
- 渡邉
- やおよろずの神みたいな感じで受け入れてきた島なんで、それで発展して、人がよくなるんだったらこれを取り入れようみたいな感じで、そういう受容性かな、日本の強みは。
- 佐藤
- っていうところが強みだと、なるほどね。そういう意味では、何か一つのファンクションみたいにも感じてきたかな。関数みたいな、いろんな要素を日本にぶっこむぞみたいな。
- 久田
- ブラッシュアップして返してもらうとか。海外のショップとかも言うじゃないですか、日本で中華料理食ったほうがうまいとか。一回日本にぶっ込んでみて、日本流にアレンジされたラーメンが出てきて、それを楽しむみたいな。面白いです。
- 佐藤
- 日本人に一回解釈させてる、ブラッシュアップさせるみたいな。
- 井戸
- 再解釈。
- 佐藤
- 確かに日本人って再解釈うまいもんね。
- 渡邉
- そうですね。ゼロイチよりイチジュウとか、そっちですもんね。
- 佐藤
- で、やっぱり想像力を高めていく。アントレプレナーシップってやつやったけど、イノベーター的な思考とか、ものを作り出すっていう。だから、物作り、コトづくりだよね。日本人ってどうなんだろう、コトづくりって。サービスって日本人ってどうなの。物作りとはいわれてきてるけど、コトづくりっていう点では、やっぱ負けてるよね、ITサービスとかが弱い時点で。
- 蒲生
- おもてなしっていう必殺技ありますけど。
- 一同
- (笑)
- 原
- 必殺技。
- 佐藤
- 必殺技だね。人口オーナス期の話が、海外でどう企業が勝つためにはっていう話になってきた。じゃあ、逆に言うと、採用とかの面だとどうなの。働く人が少なくなっていって、それこそロボティクス、RPA、AI、いろいろいわれてる中で、それはそうなっていくだろうし、人が減っていくだけでもいかんよね。
- 渡邉
- 主婦の人でもすごいめっちゃネット得意な人とか、じいちゃんでも何かすごい技術持ってる人とか、まだ働けるとか、そういうそれぞれの得意なところに仕事をちゃんと振るというか、そういうことができるといいかなと思いますよね。満遍なく才能を活用する。
- 佐藤
- そうするとあれかな。YouTuberとかで、九十何歳のおばあちゃんが『フォートナイト』めちゃくちゃ強いみたいなさ、いるじゃん。あれって、ゲームだからじゃなくて、パッケージングされてるから、やることが。
- 原
- 限られてる範囲内のこととか。
- 佐藤
- 範囲内というか、もう何をやればいいのかっていうのが、もうソフトウェアとしてできあがってるじゃない、ゲームの場合。
- 渡邉
- そういうふうに仕事をパッケージ化できれば、
- 佐藤
- パッケージ化できたら、もう全部オールインワンソリューションになってるじゃん、パッケージになってて。それが、だから、全部を一つのソフトになってて、一つのUIに完結してれば、もしかしたら、そういうコーディング、例えばコーディングの話ししたりとか、複雑な感じがなくなってくるかもしれない。
- 原
- 人の可能性も広がるしね。
- 佐藤
- うん、だから、結局難しくさせてんのって操作性だとか、そういうものとかの習得の話であって、本来パフォーマンスを発揮させるところに対しては必要ない要素じゃん。その人のスキルで言うと、例えば、知恵、知識、反射神経とか、集中力とか、そういうところがフルに発揮できるような感じのプラットフォームを用意していけれると、もしかしたら、もっと活躍できる人たちが出てくるかもしれない。一つじゃないわな、人口オーナス期に企業が勝ち抜くにはっていうところで言うと。
- 原
- あらゆることをしていかないといけない中の、今のお話は一つだと思いますし、それをずっといろいろ案を出し続けていけるような状況を作っていくことを、まずは前提にしないといけないかなと思ってるね。案として出させる場を、例えば政府でもそうだし、企業に対してもそうだけど、そういうところを出さしていけれるような、前にやったESG経営じゃないけど、ああいうかたちで持ってってもいいのかなとは思うね。
- 佐藤
- それでいくと、やっぱりみんなが自分事として意識していくことは必要かもしれんね、働く人たちが。経営者たちもそうだし、働く人たちも、じゃあ、仕事が忙しくなったときに、人増やせばいいじゃんって、会社が増やしてくれるのを待つ、入ってくるかどうかわからないわけじゃん。そしたら、自分事だから、本質的にはさ。じゃあ、次にきた人がもっとシンプルで、習得が早くなって、自分の、要は、仕事も減らしていけれるっていうか、もっと回せれるようにシンプル化してマニュアル化してあげるとか、そういうような。だから、先生が言うように、やっぱ意識することが一番大切かもしれないですね。
- 原
- 特にこっから、高齢者の労働人口が増えていきやすい、年金を受ける受給者のところで高くなっていくので、なおのことそれは必要だなって、今のお話。
- 佐藤
- だし、やっぱ高齢者社会、そうなってくわけじゃん、高齢化社会に。だったら、もう一つその隣り合わせにあるのが、結局、要は認知症だとか、そういう病気の問題じゃん。そこで働く人口がその寿命が伸びれば、そういうリスクも減っていくじゃん、結局。何か取り上げちゃうと、結局そういうふうになっていっちゃうわけでさ。だから、そういう、でも、高齢者になってくると、やっぱりパフォーマンスは落ちちゃうから、仕事のパフォーマンスだとか、難しいキーワード、横並びの。そういうものを高齢者の方たちでもらくらくホンみたいな、使いやすいプラットフォームとか、入り口をめちゃくちゃやっぱ小さく、簡単にしといてあげる必要があるかもしれない。もしかしたら、そういう感じで高齢者の方たちだとか、子育てしているママさんたち、社会復帰することを前提の、職場復帰することが前提の方たち。どのみち仕事をやらなきゃいけないから、大変になるよりちこょっとこういうゲーム感覚でやれるのがいいのかもしれないね。
- 原
- ありだと思う。
- 佐藤
- そこは一つのちょっと限定的な課題に対するソリューションにはなっちゃうんだけど。
- 原
- でも、捉え方としては、ほかのことにも同じように捉えられるから、今の話はどんな職種であれ、大事なことだよ。
- 佐藤
- そうだね。一回出してみましょうか。
- 井戸
- ありがとうございます。では、お願いします。
- 佐藤
- OK、じゃあ、本日のソリューションこちらです。思いやりをあきらめないこと。
- 井戸
- よくない?
- 久田
- どういうこと?
- 佐藤
- 結局、人少なくなっていくし、本質的には、なぜできないんだとか、教えるのはコミュニケーションコストがあるとか、そういう相手すらいなくなってっちゃうという、から減っていくと。だし、いろんなダイバーシティとか、多様性で、いろんな人が仕事超特化型人間だけで話ししてる時代じゃないから、そういう人たちは率先して、そういうちょっとやっぱりアドバンテージのある方たちに対して、思いやりを持って、その人たちがパフォーマンスできるような仕組み化を考えてあげるとか、モチベーションが下がらないように気にしてあげるとかっていうことを企業がやっていけば、そもそもおもてなしつって、日本人思いやりの文化のある民族のはずだから、それが社内でも取引先でも、お客さんでも、ステークホルダーたちに対する思いやりを持った仕事をしていけばいいんじゃないのかなと思います。
- 原
- いいよ、すてきよ。
- 佐藤
- こじつけ的な感じなんで。
- 原
- いや(笑)。
- 佐藤
- そんなことない(笑)?
- 原
- 大丈夫。ありだと。
- 佐藤
- ありがとうございます。
- 井戸
- ありがとうございます。
- 渡邉
- でも、畑仕事とかでもいいですよね。おじいちゃんって、死ぬ間際までナス育てたり、キュウリ育てたりやってたわけですよ。それを、じゃあ、若者がパッケージングして、佐渡島産のそのナスを世界、日本に発送するとか、注文取るとか、そういうのをやってあげたらよかったなとか、何かそういう、ひたすらやるわけですよ。キュウリ採ってどうするかっていったら、隣の人にあげたり、近所に配ったりして終わるんですけど、でも、それって仕事になり得ることだったり、釣りした魚とか、タコとか、サザエとかアワビとか潜って取ってくるけど、その辺で消費するだけなんで、そういう仕事と思わずにやれてること、ストレスにならずにやれることを生かしてあげるとか。僕もVEDUTAで最初縄の帯あるじゃないですか。あれって、70後半ぐらいの静岡のおっちゃんがやってくれてたんですよ、神社のしめ縄の職人さん。でもその人はお金要らんから酒くれって言われて、日本酒と等価交換でやってくれたりしてたんですけど、あと浜松の磐田の服飾の専門学校の和裁士だったおばちゃんたち、70、80代のその人たちのやりがいというか、生きがいになれば、ぼけんだろうなと思ってやってたんですね、お金払って。でも、だんだん数が増えてくると、しんどいわ、家の電話しかないしみたいなという感じでちょっとあれでしたけど、よかれと思ってやってるけど、負担になっちゃったみたいなことがあったんですけど、でもそういうふうにシニアの人たちが輝けるような場は、僕らが考えて作ればできるだろうなっていうふうに思いますね。
- 佐藤
- 100%じゃなくていいわけだ、50%でも。やっぱり思いやりが必要かな。
- 渡邉
- そうですね。
- 佐藤
- まあ、思いやりだけじゃ、多分無理なんだけど。
- 一同
- (笑)
- 原
- そこだけでは難しいよね。
- 佐藤
- 具体的な案もね。
- 原
- 必要。
- 佐藤
- だけど本質的にはそれがないと、やっぱだめだよね。
- 原
- 成り立たない、起点にはなってるからね。
- 佐藤
- ということで。
- 井戸
- ありがとうございます。
- 佐藤
- ありがとうございました。
- 井戸
- 来週以降の放送はこちらのとおりとなっています。次回も木曜日の夜10時にお会いしましょう。また次回もお楽しみに。
- 佐藤
- 最後までご視聴ありがとうございました。さようなら。
番組の感想をシェアしませんか?
みんなに共感を広げよう!
RECOMMEND おすすめ番組
【アートと経済】アートと経済の融合がもたらす企業革命!「アートと経済」総集編
2024.08.22 放送分
デジタル⽥園都市国家構想に補助⾦の追い⾵!地⽅創⽣に取り組んで新たなビジネスチャンスを掴むには
2023.12.14 放送分
サーキュラーエコノミーの未来を担うZ世代!新しい消費パターンを取り⼊れてビジネスを成⻑させるには
2023.11.30 放送分
アートがビジネスを発展させる?アートと経済社会について考えて企業価値を高めるには
2023.11.16 放送分